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12/20 AIR Bridge「AIR事例紹介・意見交換会」_Reborn-Art Festival実行委員会(石巻)
みなさん、こんにちは。藤本です。
今年から始まった新事業、AIR Bridge第2回目について紹介します。舞台は宮城県石巻市。

AIR Bridgeとは、設立から25年目を迎えるアーカスプロジェクトの経験と歴史を元に、様々なアーティスト・イン・レジデンス運営団体、またはこれから運営を始めようとしている団体と協働することで、ノウハウを共有し、これからの互いの事業運営の発展に生かすことを目的とする事業です。
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AIR Bridge第2回目は、Reborn-Art Festival(以下、RAF)実行委員会の協力により「AIR事例紹介・意見交換会」を開催しました。RAF実行委員会の事務所をお借りし、RAF実行委員会事務局、石巻市役所、石巻実行委員会アートサポート部会の方々、アーティストの有馬かおるさん(現在、石巻拠点)らを対象に、アーティスト・イン・レジデンス事業の役割、アーカスプロジェクトやその他の多様なAIRの紹介をプレゼンテーション形式で発表し、その後ラウンドテーブルで、石巻市の現状のヒアリング・意見交換を行いました。
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Reborn-Art FestivalしてはAIR事業を実施してはいませんが、芸術祭にむけたアーティストの滞在制作、その後アーティストが長期滞在しながらその地域や人々に、よりコミットしながら制作活動を行うという状況も自然発生的におこっています。その状況はAIRとしてプログラム化はしていないものの、実際にはAIRそのものともいえます。
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将来的に、RAFでAIRを実施する状況も想像しつつ、まずは石巻の様々な立場の方々にAIRがどいうものなのかイメージを膨らませていただける会を設定しました。
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RAF実行委員会の事務局長、松村さんのご挨拶から会が始まりました。
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プレゼンテーション:
(なくてはならない)永遠のオルタナティヴ-アーティスト・イン・レジデンスをひらく-
1. アーティスト・イン・レジデンス(AIR)とは?

2. アーカスプロジェクトの事例

3. さまざまなAIRの形態(ライクスアカデミー、AIR Onomichi


AIRの起こりについて。
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現在多様化するAIRに共通する役割とは?ー2012年の文化庁の事業として「諸外国のアーティスト・イン・レジデンスについての調査研究事業」を委託されたニッセイ研究所の報告書「調査研究の総括的まとめ」で述べられている文章を参照しつつー

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さまざまなAIRの事例として、規模も指針も運営形態もさまざまな3団体、アーカスプロジェクト、ライクスアカデミー(Rijksakademie van Beeldende Kunsten、オランダ)、AIR Onomichi(広島)を紹介させていただきました。
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それを踏まえて、意見交換のパートに移行します。
「石巻には一体どんなAIRがあったらよいだろうか?」「石巻でしか実現できないAIRはどんなものだろうか?」
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建築に特化するのはどうか。長期滞在型が望ましい。RAFとの連携の可能性は?RAFで発表する作品のための滞在制作は?石巻には漫画の素地がある。漫画家を受け入れてきた経験がある。
などなど。街を様々な角度から見続ける参加者それぞれの意見がでました。

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みんなで話した趣旨と少しそれるかもしれませんが、日本では、その場所性を重要視するAIRや、サイトスペシフィックな作品制作への期待が大きく、拠点が移動してしまったら全く機能しなくなる/別物になってしまうケースが多いように感じます。(もしくは、拠点変わることをあまり想定していないケース。)
でも世界に目をむけると、場所(拠点)を移動しながらAIRを継続している団体もあります。場所が変わっても団体が大事にしているアイデンティティを変えないことは可能なのです。

アーカスプロジェクトは守谷に拠点を構えて25年がたちました。拠点が変わらないことで得られるメリットはとてもたくさんあります。アーティストが再び訪れやすいことや、地域に定着しやすいこと、また一定の信頼と安定感をえられることなど...。
でも同時に、場所に頼りすぎない指針をもつこと、その指針を守りながら時代に合わせて新しいアイディアを生み出すことも大切です。

結局、今回の石巻滞在からアーカスが学ぶことの方が多かったように思います。

AIRはアーティストやクリエイターのための場所。
その波及効果として、アーティストだけでなく、彼らを取り巻く人々や社会、国際社会に変化がもたらされる。
そうであるべきだと思っています。
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石巻の皆様、どうもありがとうございました。またお会いしましょう!










# by arcus4moriya | 2018-12-20 10:30 | AIR_2018
11/2 エリカ 【群馬リサーチトリップ②】 碓氷製糸株式会社 工場見学 Erika - Visit to Usui Silk Mill -
エリカの群馬リサーチトリップ2日目の訪問先は安中市の碓氷製糸株式会社です。
             
碓氷製糸株式会社は日本でただ2軒だけ残っている現在も稼働している製糸工場のうちの1つです。
群馬県の山あいの静かな場所にありました。

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まずは一通り繭が生糸になるまでの工程をご説明いただきました。
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農家から工場に届けられた繭はこのベルトコンベヤーに乗って工場の奥へ運ばれます。
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ここで袋から繭を取り出し、床の穴から次の工程の部屋へと落とすことができます。
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こちらの工場では、今はもう廃業してしまった他の製糸場で使われていた袋が保管されていました。
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質の悪い繭を取り除く工程です。

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いよいよ繭から生糸を縒る自動繰糸機のある部屋へ。
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この部屋は繰糸機の稼働する音と、お湯から発生する蒸気が充満していました。

お湯を使って繭糸をやわらげ、機械に取り付けられているイネでできたミゴボウキでこすることで繭糸の始まりを見つけます。
そうして繭糸の始まりが見つかれば、目的の太さに合わせて何個かの繭糸をよって1本の生糸にします。

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これは通常より太めの糸をよる機械。


ちなみに、繭の中に入っていた蚕のさなぎは、ゴミになることはなく魚の養殖の餌などに再利用されます。


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小枠(スプール状のもの)に巻き取られた生糸を整える作業「揚返し」


以上が製糸場で行われる繭から生糸を生産するまでの工程です。

生糸とシルクが別物であることはご存知でしたか?
生糸とは繭糸を何本か集めて1本の糸にしたもの。
シルクとは生糸をさらに精錬(生糸の外周を覆っているセリシンというタンパク質を取り除く)し、光沢を出した糸です。



さまざまな種類の生糸やシルク
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いろいろな品種の蚕
品種によって取れる生糸の性質が変わります。



蚕と人間の歴史は数千年あるだけあって、さすが絹産業は奥が深いです。
アーティストにとっては調べれば調べるほど行きたいところ、話してみたい人が出てくるリサーチトピックです。

これまで群馬のリサーチトリップでは、蚕を卵から育てる養蚕農家と、農家が収穫した繭を生糸へ加工する製糸場を見学しました。

次回はいよいよ日本の近代化の原動力となった富岡製糸場へ向かいます。










# by arcus4moriya | 2018-11-02 19:40 | AIR_2018
11/1 エリカ 【群馬リサーチトリップ①】 養蚕農家視察 Erika - visit to silkworm farmers in Gunma-
先日の農研機構でのラボという人工的な環境で飼育されている蚕の視察(10/3のブログ)を経て、エリカの関心は伝統的な農法で蚕を飼育している農家へと向かいました。
そこで農研機構の方に群馬の養蚕農家さんをご紹介いただきました。

この日から、養蚕農家、富岡製糸場、現在も稼働している製糸場を巡る2日間の群馬リサーチトリップの始まりです。


まず訪れたのは、何十年も養蚕業に携われているご夫婦の農家さんのお宅です。

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蚕がいなくなったあとの桑です

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黒く見えているのは蚕の糞


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蚕だけを残して桑の葉などを振り落とす機械

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1階で桑を食べる期間を終え、繭を作り始める段階になると2階へ移されます。
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回転蔟(まぶし)を用いた自然上蔟(じょうぞく)法


蚕には上へと上がっていく性質があり、回転する蔟を使用することで、繭が尿などで汚れるのを防ぐことができます。


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養蚕業は家内工業で数十年前は農家は家の中で蚕を飼っていました。
同じ一つ屋根の下に蚕と住み、繭を作る時期になるとできるだけ広いスペースを蚕にとれるように人間は寄せ集まって眠り、蚕たちた繭を作る「さわさわ」という音を子守唄代わりに眠ったとおっしゃっていました。

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ちなみにここでは農研機構で開発されている蛍光グリーンに光る蚕が飼育されています。

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繭の中の蚕が透けているのが分かりますか?
みんなより繭作りが遅れている蚕がいました。


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繭の中では蚕がさなぎになっています。

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玉繭といって、誤って同じ枠に2頭が入ってしまった場合2頭で1つの繭を作る場合があります。
玉繭になるのは全体の2-3%ほど。


通常、繭からは1本(厳密には2本のフィブロインとそれを覆うセリシンから成る)の長い糸(1300m-1500mほど)が取れます。
玉繭になってしまうと2頭がそれぞれ作った2本の糸が絡まってしまいきれいな糸が作れないので、くず繭になります。
ただし、石川県の牛首紬などでは、この珍しい玉繭を使って織物を作っているそうです。


エリカはこの2頭で絡み合った繭を作るという玉繭に感動していました。
具体的な作品のモチーフに使えないかと考えているようです。

















# by arcus4moriya | 2018-11-01 14:53 | AIR_2018
10/26 イリカ 東京大学地震研究所訪問 Erica - Visit to Tokyo University Earthquake Research Institute
オランダから来たイリカは、自然災害の多い日本では地球の活動がオランダより活発に感じられると考えています。
特に、来日して初めて地震を感じた時は、恐れと同時に興奮も感じたと言っていました。

そこで地球の活動としての地震について研究者の方にお話を伺えればとリサーチしていたところ、近年観測技術の発達によって新たに発見されたスロー地震に関心を抱くようになりました。

通常人間が感じる程度の地震というのは、プレート間に蓄積されたひずみが急激にずれる時に引き起こされます。
対して、スロー地震では、ひずみが限界に達した時に起こるのは同じですが、プレート断層面の特性によりゆっくりと滑ることが特徴です。
数日から数年かけて起こることもあり、揺れを引き起こさないので、人間の体は感じることができませんが、実は大きな地震よりも頻繁に起こっています。

そのスロー地震について詳しいお話を研究者の方にお伺いすべく、東京大学地震研究所の竹尾明子様に取材を申し込みました。
実はアーカスプロジェクトの取材で地震研究所を訪れるのは、昨年のカーティス・タムのリサーチに連続して2度目です。

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イリカは、何かを説明する時に人が使う手のジェスチャーなども作品に取り入れたいと考えているので手の動きを撮影します。

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オフィスでのインタビューを終え続いて研究所内の見学へ。
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自己浮上式海底地震計

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海底でデータを収集し、観測が終了すると船からの音波を受けて自動で浮上します。

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地震研究所の建物の耐震構造について

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歴代の様々な地震計が展示されている展示室へ

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現在はデジタルな観測計が使用されていますが、以前はこういったアナログな機械が使用されていました。

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煤の上を針が削ることで震動が記録されていきます。
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現在でもオープンキャンパスなどの際に昔の機械を作動させるそうで、近年の実際の地震が記録されていました。


イリカにとって今回のインタビューはとても刺激的なものになったようです。
特に地震の波が地球を1周するというスケール感などが印象に残ったようでした。

オープンスタジオで発表する映像にどのように今日の取材を生かすかをイリカは考えています。


# by arcus4moriya | 2018-10-26 21:18 | AIR_2018
10/23 AIR Bridge - ARCUS Project × 東京藝術大学 Global Art Crossing × TAKASU HOUSE -
今年から始まった新事業、AIR Bridgeのイベントを東京藝術大学取手校舎の藝大食堂で開催しました。

AIR Bridgeとは、設立から25年目を迎えるアーカスプロジェクトの経験と歴史を元に、様々なアーティスト・イン・レジデンス運営団体、またはこれから運営を始めようとしている団体と協働することで、ノウハウを共有し、これからの互いの事業運営の発展に生かすことを目的とする事業です。


AIR Bridge第1回目は、東京藝術大学 Global Art Crossing [中東]との共催に、取手でアーティスト・イン・レジデンスを展開するTAKASU HOUSEを交え3組が登壇するトークイベントとなりました。

イベントタイトルは「アーティストが移動すること - アーティスト・イン・レジデンスという仕組み - 」。

アーカスプロジェクトのレジデンスプログラムではリサーチベースの現代アート分野で活動するアーティストを海外から招聘しています。
Global Art Crossingは東京藝術大学がトルコのミマールシナン大学、アナドール大学、イスラエルのベツァルエル美術デザインアカデミーと交流するプロジェクトで、今年度はアメリカ人ガラスアーティストが来日し、トルコからの学生と藝大の学生向けにガラスのワークショップを行っていました。
TAKASU HOUSEは取手アートプロジェクトの《半農半芸》の活動拠点であり、レジデンスプログラムでは若手の日本人アーティストを招聘しています。

3つの異なる団体に共通しているのはともに「拠点を離れたアーティストが新しい場所で制作し、人々と交流している」ということ。

今回のイベントでは3者の事業を運営担当者がそれぞれ紹介すると共に、招聘アーティスト3名が自身の活動について語りました。
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まずはTAKASU HOUSEの岩間賢さんとアーティストの秋良美有さん


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次にGlobal Art Crossingの藤原信幸先生とアーティストのスティーブン・チェスキーさん

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最後にアーカスプロジェクトから外山有茉とエリカ・セルジ

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それぞれのトークのあとにはQ&Aの時間もあり、会場からはどうすればアーティスト・イン・レジデンスプログラムに応募できるのか、などの質問がありました。
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最後は、藝大食堂様にお食事をご用意いただきまして、美味しいご飯とお酒で交流会の時間もありました。
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今回初めてこの3団体が集ってイベントを開催したことで、同じ茨城県南に位置しながらもこれまで交流のなかった互いの事業のこと、またその性質の違いを知ることができ、主催者にとっても意義のある会となりました。
東京藝術大学で開催したことで、アーティストを志す若い学生さんたちにも、アーティスト・イン・レジデンスという存在を卒業後の進路の可能性の一つとして知ってもらえたのではないかと思います。

手探りで始まった他団体との連携でしたが、今後の交流に繋がっていくであろう手応えを感じることができました。
アーティスト・イン・レジデンスという事業は全国で広まってきていますが、その規模や質はさまざまです。他のレジデンスを知り、横の連携を作ることで互いに切磋琢磨していければと思います。














# by arcus4moriya | 2018-10-23 15:42 | AIR_2018


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