ダニエルはレジデンスの公募へのアプリケーションのときから、日本の若者と2028年という架空のディストピアな未来について物語を考えるワークショップがしたいと言っていました。
元々は日本にいるルーマニア移民を想像するという趣旨のアイデアでしたが、実際に日本に来て数週間経った後,最初のアイデアは少し形を変え、もう少し日本にいる私たちが想像しやすい設定へと変わりました。 2028年に日本に住んでいる人(国籍・年齢・性的指向などは問わない)がなんらかの紛争により、日本を離れ他国に移住しなくてはいけなくなるという枠組みの元、自由に登場人物や、紛争の背景、キャラクターがどのようにその紛争に関わったか、そしてその後の人生(彼/彼女は紛争の原因を招いたかもしれない、もしくはただ巻き込まれた、はたまた紛争によって利益を得るような人間でもいい)を、さらに先の未来から振り返って過去形で書く、というワークショップになりました。 日本は移民の少ない国です。もしくはいるのですが、社会の中で見えない存在として扱われているように感じます。 例えばダニエルの出身のヨーロッパでは、移民・難民は政治とまず切り離せない話題ですが、日本ではどのくらいそれは身近な問題として考えられているでしょうか。 (法務省が発表した平成28年度の日本の難民認定者数は難民認定申請を行った10,901人に対し、実際に難民認定を受けたのは28人です。残念で恥ずかしい数字ですね。) ダニエルは同様のトピックをヨーロッパで何度も扱ってきたようですが、日本でこのトピックがどのように若者に響くのかは未知数でした。 ワークショップでは特に若物の自由な想像力に触れたいということで、ダニエルは市内外の高校などをいくつか周り、高校生にワークショップへ来てもらえるようにお願いもしました。 そして、10/7広く参加を呼びかけたものとしては初めてのワークショップが開かれました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() みんながどんなストーリーを考えたのかは、オープンスタジオまでお楽しみに。 文:外山
by arcus4moriya
| 2017-10-07 13:57
| AIR_2017
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