人気ブログランキング |
HIBINO HOSPITAL vol.68@北茨城市 「忘れ物を探しに...」その2
ヒビノホスピタルvol.68@北茨城、その続きです。(その1はこちら

日比野さんから「忘れ物を探しに」いったあと、それから何をするか、続きます。
a0216706_18541019.jpg

a0216706_18504327.jpg
配られた画用紙に四角をふたつ。左側の四角に今日見つけた/拾ったものをスケッチします。
a0216706_18531317.jpg
a0216706_18533763.jpg
a0216706_18552310.jpg
a0216706_1857312.jpg
a0216706_191128.jpg
a0216706_18582160.jpg
次に右側の四角に描くものは、隣り合わせた人が拾ったものと、自分が拾ったものとを合体させる、もしくは混ざり合ったもの。と指示が出ます。
a0216706_19165451.jpg
お隣さんに拾ったものを借りて組み合わせてみたり...
a0216706_19143669.jpg
ちょっと違うものにアレンジしてみたり...
a0216706_19182650.jpg
そうして、皆の絵が隣りと少しずつ、似通ってきています。
a0216706_19191882.jpg
その後に、この台詞を入れて行きます。
a0216706_19203121.jpg
左側に
「しかし、それはまるで私が昔なくした.............ようだ」
この....に当てはまる物語を書き込んでいきます。
右側には
「そしてそれから○年がたち、それは.............ました。」
と書き込んでいきます。今度は想像力を働かせ、何年か先のことを想定して一人につき2ページ分のストーリーができます。
a0216706_19232181.jpg
a0216706_1924819.jpg
それぞれに描いた「忘れ物」にまつわる物語を、同じグループチームの隣の人とつなげていきます。すると、各チーム毎に12~14ページにわたる1冊の本に。これらをチームリーダーが全員分コピーします。原本を見ると笑みが止まらない日比野さん。
「それから500年が経ち〜....」次のページには「それから95年が経ち....」他にも10億年経ったところも。奇想天外な時空を超えた物語になっているようです。
a0216706_19263298.jpg
コピーを受け取ると、次は個々にのり付けして、製本して色鉛筆で彩色。一人一人のぬりえ絵本に着手します。
a0216706_19282338.jpg
a0216706_19324140.jpg
夕暮れも過ぎ、薄暗くなってもまだ皆さん集中してお絵描きに夢中になっています。
a0216706_19381858.jpg
日比野さんも、表紙をドローイング。
a0216706_1940650.jpg
最後に各チーム毎にできあがった「忘れ物を探しに...」を朗読していきました。
a0216706_19411073.jpg
ひとチーム、抜粋します。表紙はこんな素敵な日比野さんの絵で始まります。
a0216706_2013611.jpg

p.1 しかし、それは、まるで、私が昔なくしたツムツムのゲームカードのパスワードが書かれたメモの切れはしのよう。7才の息子が見つけたら、よろこびそうだ。
a0216706_19362243.jpg

p.2 そして、それから4年がたち、それは東京オリンピックの抽選券になりました。東京オリンピックの帰り道、津波に遭いましたが、この流木につかまって家族全員無事、北茨城の、なつかしい貝がらがある海にたどりつきました。東京オリンピックは金メダルでした。

p.3 しかし、それは私が昔なくした木造の家や建物が木から造られていて、それが燃えると、1枚1枚のねんりんがはがれるように木の年齢が蓄積されたものだという本質を教えてくれるようだ。

p.4 そして、それから10年がたち、それはいきなり激しい火をともないながら、若い1本の木へと姿を変えていきました。

p.5 しかし、それはまるで、私が昔なくしたイヤリングの形の1部に似ていたが、ひろいあげると、波にあらわれて、表面はざらざら、つや消しで、あたたかく丸く、指輪やすりこぎのようだ。

p.6 そして、それから10億年がたち、それは石になり、砂になりました。

p.7 しかし、それはまるで私が昔なくしてしまった小さい文鎮の石であった。今日、久しぶりで故郷の海岸を散歩していた時にふと目につけて拾った小石で、それは昔なくしてしまった、あの小石のようであった……。

p.8 そして、それから10年あまりが経ち、それは、その小石が小さい貝柄となり幻影のように、形がうすれ、小石も貝柄もいつしか自然の中で小鳩になり遠い、はるかな海辺を自由に翔び廻っているようなファンタジーでありました。

p.9 しかし、それは、まるで私が昔なくした、自分の中身を収めておける器のようだ。

p.10 そして、それから50年がたち、それは色々なものを多く収められるように形を変えました。
a0216706_19415995.jpg

a0216706_19421459.jpg
一人ひとりが拾ったものから想像して、拾ったものが形容されてつながっていくうちに、ストーリーの果てしなさに驚かされました。忘れ物を探しにいったはずだったのですが、実在するものを観察して生まれてくる創造力で、架空でも実際にあったかのような、あり得ないような....どのチームも壮大な物語に仕上がりました。
a0216706_19425297.jpg
最後に皆さんそれぞれに北茨城の今日この日にしか手にすることのない絵本を持ち帰ってもらい、記念撮影です!
a0216706_19453355.jpg
今回のHH vol.68、KENPOKU ART2016連携企画は絵本「忘れ物を探しに...」を完成させて終了となりました。北茨城市の皆さん、よう・そろーの皆さん、県北チームの皆さん、長時間にわたり、有難うございました!


写真・加藤甫
by arcus4moriya | 2016-02-06 18:42 | HIBINO HOSPITAL | Comments(0)
<< 〈映像作品のための連続/断続的... HIBINO HOSPITAL... >>


S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
カテゴリ
全体
AIR
AIR_2019
AIR_2018
AIR_2017
AIR_2016
AIR_2015
AIR_2014
AIR_2013
AIR_2012
AIR_2011
2009-2010
地域プログラム_地域とアート
HIBINO HOSPITAL
アートエデュケーション
アーティスト・イン・スクール
アーカス||シェア||スタジオ
オープンラジオ
地P_だいちの星座 2014_15
地P_大木裕之 2014-16
テーブルミーティング
ショウケース
MEC_モリヤイーストキャスト
ロッカールーム
アーカスの日常
スタジオ来訪者数
未分類
外部リンク
検索
ARCUS Twitter
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧