皆さん、こんにちは。藤本です。
年の瀬です。本日12/28(日)、アーカスプロジェクトでは「いちねんせいのさくひんてん -踊る人形 The Animation of Dancing Men」の特別上映の日でした。アーティストの松本 力さんと守谷市立大井沢小学校・高野小学校・御所ケ丘小学校の1年生全児童221名が共同制作したアニメーションを、守谷市中央公民館・ホールの大きなスクリーンで上映しました。 同時開催でホワイエでの展示も開催中。 展示では、3校それぞれに作成したアニメーションとその原画を、松本さん手製の“絵巻物マシーン”とともにインストールしています。会場には、3つのモニターと絵巻物マシーンを展示しており、うち1つ(赤いスーツケース型)は9月に各小学校で実施した原画作成のワークショップ時に使用したもので、あとの2つは今回の展示用に新たに制作してもらったものです。スーツケース型(大)と、三脚型を使ったもので、中でも三脚のものは特にマシーン感が強く、個人的には触りたくてしょうがない作品でした。 この展示の面白いところは、編集後のアニメーションの上映だけでなく、絵巻物マシーンを実際に操作できることです。 まずはテレビモニターに接続されたセレクターを変換し、絵巻物マシーン左右に1つずつ着いたハンドルをくるくると回すと、その上に固定されているカメラを通して、テレビモニターに原画が動く様子がライブで映されます。 さて、そろそろホールでの特別上映が始まります。年の瀬にも関わらず足を運んでくださった方々に感動です。 上映後のトークでは、小学校でのワークショップでの話から、松本さんの制作活動の話へと続きます。 会場にいらしたプログラム参加校の1学年担任の先生から感想をいただきました。 (どうやら児童たちは、今回のワークショップの前までは、人の動きを見て絵に描くとい経験がなかったようです。そして、ワークショップ以後の図工の時間で、少しスキルが上がっていたようです。) 共同制作のアニメーションの上映後には、松本さんご自身のアニメーション作品の上映も。 なんと、5本ものすばらしい作品を上映することができ、感激です。 松本さんの作品を観ていつも感じることですが、 自分が年を重ねる事で、小学校の校庭や実家の引き出しのようなところに置いてきてしまった、大事なものの存在に思いを馳せるような心境になります。自己反省的というよりはもう少し憧れに近い感覚だと思います。 松本さんというアーティストは、我々が日々の現実的な出来事にかまけて、粗雑に犠牲にしてきた多くのことに丁寧に向き合い続けている稀な方だと思います。 大人なら、多くの人がジンとくるようなそんな作品たちを子どもたちは、どういう目で観ていたのでしょうか。 気になりつつも、子どもたちとそんな話がうまくできませんでした。 子どもたちと真剣に話せるようなプログラムをつくるというのも面白いかもしれません。
by arcus4moriya
| 2014-12-28 22:51
| ART Education
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