エクスチェンジ・レジデンシー・プログラム 派遣作家オープンスタジオ@國立台北藝術大學 關渡美術館(台湾)
皆さん、こんにちは。藤本です。
今回は、今年度より開始したエクスチェンジ・レジデンシー・プログラムのオープンスタジオのご紹介をします


a0216706_16323166.jpg
来場者に過去作品の説明をするmamoruさん

エクスチェンジ・レジデンシー・プログラムでは、海外のレジデンスプログラム運営団体と連携し、アーティスト/キュレーターを一定期間、派遣/招聘します。アーカスプロジェクトがこれまで培ってきた芸術家支援活動を海外に展開し、滞在制作・リサーチを通して国内、国外のアーティスト/キュレーターが交流する機会を創出します。

今年度はアーカスプロジェクトから台湾の連携団体、國立台北藝術大學 關渡美術館 Kuandu Museum of Fine Arts(以下、KdMoFA)に日本人アーティスト2名を派遣し、60日間の滞在制作の機会を提供。KdMoFAより1名の台湾人キュレーターをアーカスプロジェクトに招聘し、30日間のリサーチ活動をサポートしています。


a0216706_17194678.jpg
磯村暖さん 新作


a0216706_16594842.jpg
部分


アーカスプロジェクトから台湾のKdMoFAに派遣した日本人アーティストは、磯村暖さんとmamoruさんです。

2017年12月1日から2018年1月29日(60日間)の滞在での中盤、12月29日にKdMoFAにてオープンスタジオを開催し、

過去作品と制作過程を公開しました。写真はその時の様子ですが、現在も引き続き滞在調査・制作は続いています。

a0216706_16540809.jpg
来場者に制作活動を紹介する磯村暖さん

a0216706_16503778.jpg
mamoruさんはリサーチの一環で伝統楽器‘Suona’のレッスンを受けているとのこと。

a0216706_17280128.jpg

a0216706_16373009.jpg
a0216706_16391868.jpg
a0216706_17211387.jpg
a0216706_16430967.jpg

お二人が帰国したのち、2月10日(土)にアーカススタジオにて活動報告会を開催します。

現在アーカススタジオに招聘している台湾のインディペンデント・キュレーター、ホゥ・ユークァン(写真右)も日本でのリサーチを報告します。皆様ぜひお越しください。


a0216706_17181213.jpg

Photo credit: Kuandu Museum of Fine Arts, TNUA
Photographer: Huang Yung-En













[PR]
# by arcus4moriya | 2018-12-29 17:29 | AIR | Comments(0)
11/10 カーティス 朝日新聞の取材 Curtis Interview by Asahi Shimbun
朝日新聞の記者さんがスタジオのカーティスを取材に来てくださいました。

1時間程、日本でのプロジェクトを説明。
京都へ行った時の梵鐘のことや、先日の鋳込みの撮影のフッテージを見せながらじっくりお話を聞いていただきました。

印象的だったのは、コンピューターで音楽を作っているのかという問いに対して、コンピューターで純粋に作られた音楽と、カーティスがフィールドレコーディングを元に作っている音楽は違うという答えでした。

カーティスにとってコンピューターはCDを再生する際のプレーヤーと同じで、あくまで録音した音を実際に再生するための機械であるということ。
そしてカーティスはindexical(指標的)な音を集めているそうです。
(つまり例えばセミの音はセミのindexです。)


そしてオープンスタジオに向けてセッティングを始めているサウンド・ライブラリーを体験していただくことに。
a0216706_14033526.jpg


最後に黒板に書いている曼荼羅の前でポーズ。
a0216706_14045357.jpg

この時の朝日新聞の記事はこちらです。

ご取材いただきありがとうございました。

文:外山


[PR]
# by arcus4moriya | 2017-11-10 16:35 | AIR | Comments(0)
11/9 カーティス 梵鐘鋳込みの撮影 Curtis shoot pouring of temple bells
以前のブログでカーティスが梵鐘に興味を持ち、桜川市真壁町の小田部鋳造株式会社様を訪ねたこと、そこで撮影をさせていただきたいとお願いしていたことなどを書きましたが、とてもとてもラッキーなことに、年に数回しか行われることのない梵鐘の鋳込みの日に撮影させていただけることになりました。
アーティストの短い滞在期間と鋳込みが重なるなんて本当にタイミングがいいです。

実際に型に高温で溶かした金属を流し込む鋳込みの作業は午後でしたが、炉への火入れは朝5時に開始し、午前中いっぱいだんだん火を大きくして金属を足していくということでした。
カーティスはぜひ夜明け前に着いて外の光がだんだん変わる中で撮影したいということで、私たちスタッフと朝4時前に集合することに。

守谷で車で1時間程の真壁町までまだ真っ暗な中向かいました。

到着してすぐ、小田部さんが炉に火を入れます。

a0216706_11221025.jpg
a0216706_11223058.jpg
コークスという燃料を少しずつ足していきます。
a0216706_11230700.jpg
まだ炎は小さめです。
a0216706_11240289.jpg
だんだんと外が明るくなってきました。

a0216706_11243599.jpg
暖かい事務所で一息ついているところ。
a0216706_11244614.jpg
小田部さんは鋳込みという大事な日にも関わらず、私たちスタッフのことも気にかけてくださいます。

a0216706_11260338.jpg
a0216706_11262167.jpg
コークスを手で拾い炉まで上って入れるという作業を小田部さんは朝中何度も何度も繰り返されます。
a0216706_11271635.jpg
早朝は空気が澄んでいて光が美しいです。
a0216706_11445671.jpg


a0216706_11274988.jpg
午後に梵鐘の鋳込みをするところ
布で覆われているのが内側の型です。
a0216706_11281755.jpg
大きい梵鐘のほか、小さめの半鐘の鋳込みも同時に行われます。

a0216706_11283375.jpg
a0216706_11285888.jpg
a0216706_11294543.jpg
a0216706_11300507.jpg
どの作業も真剣に撮影するカーティス

撮影にあたってカーティスがよく言っていたのは、派手でスペクタキュラーな工程を撮りたいのではなく、場所の日常や空気感、その場に宿る精神性といったものを撮りたいと言っていました。

a0216706_11322446.jpg
a0216706_11323866.jpg
a0216706_11330128.jpg
a0216706_11333845.jpg
a0216706_11335950.jpg

a0216706_11343723.jpg
カーティスが見ているのは藁灰
溶かした金属に浮かせることで不純物を取り除いたり、温度を調整したりできるそうです
a0216706_11411516.jpg
a0216706_11415057.jpg
それぞれの梵鐘で異なる彫りが入っている型を、内側の型とずれがないようにはめていきます。
ずれがないように慎重な微調整が必要な作業です。


ここでお昼休憩に行きました。
a0216706_11460707.jpg
天気が良かったのでちょっとしたピクニック

a0216706_11471269.jpg
午後になると炎が高くなり緑色に!
a0216706_11474770.jpg
a0216706_11482518.jpg
a0216706_11484037.jpg
小田部さんはずっと手で銅と錫を足していきます。
a0216706_11513987.jpg
a0216706_11515201.jpg
a0216706_11521159.jpg
a0216706_11524416.jpg
カーティスは梯子に登ってより近くから撮影
a0216706_11591903.jpg
a0216706_11534405.jpg
鋳込みの際の読経に備えて準備も始まります。
a0216706_11593760.jpg
煙が天井いっぱいまで充満し火の粉も沢山飛んでいます
a0216706_12001684.jpg
a0216706_12004929.jpg
a0216706_12010042.jpg


いよいよ鋳込みへ
a0216706_12012290.jpg
炉から溶かした金属を容器へ
a0216706_12023515.jpg
a0216706_12024912.jpg
a0216706_12030898.jpg
a0216706_12034247.jpg
a0216706_12035634.jpg
a0216706_12042483.jpg
お坊様が読経される中、容器から溶けた金属を型へ流し込みます。

a0216706_12040622.jpg
a0216706_12141717.jpg
お坊さんや檀家さんからは鋳込みはこのように見えていました。

私はカーティスに言われて部屋の中から読経の音を録音していたのですが、静まりかえった瞬間に聞く歌のようなお経には、そこにいるみんながなにか違うものに生まれ変わったような神聖さを感じました。
a0216706_12055847.jpg
鋳込みが終わると移動させます。
a0216706_12044764.jpg
この日は2つの梵鐘の鋳込みがありました。



a0216706_12081842.jpg
最後に炉を解体します。
a0216706_12091574.jpg
a0216706_12092730.jpg
a0216706_12093859.jpg
a0216706_12095144.jpg
a0216706_12102136.jpg
a0216706_12115639.jpg
a0216706_12121489.jpg
a0216706_12123780.jpg
a0216706_12131463.jpg
a0216706_12133255.jpg
解体した炉の内部


朝5時に始まった撮影は夕方5時に終わり、終わる頃にはまた暗くなっていました。
1日中炉の近くにいたのでみんな灰と煤で黒く。

小田部さんのご協力でカーティスも1日中近くで撮影することを許可していただき、本当に充実した日でした。
日本でしか体験できないことや発見をしてもらえるとコーディネートの甲斐があります。

カーティスが梵鐘と小田部さんの制作場に興味があるのは、伝統的な工法が今も続いていることです。
現代ではそういったものの価値を認めることのできる人が少なくなっている中で、そういった生き方を続けていられるのは貴重なことだと言っていました。

この日カーティスは、小田部さんに、後日梵鐘を型から出した後の磨きの工程の見学と、小田部さんのインタビューができないかとお願いしました。
オープンスタジオの後、帰国までは2週間ほどですが、天気(磨きの日は晴れていないとだめだそう)と日程が合えばもう一度伺わせていただけることに。

小田部鋳造株式会社様はじめ、撮影にご理解をいただきましたお寺の皆様、誠にありがとうございました。

カーティスはこの映像をオープンスタジオでみせるのではなく、アメリカへ帰国後に時間をかけて編集していくようです。

文:外山

[PR]
# by arcus4moriya | 2017-11-09 17:46 | AIR | Comments(0)
11/8 カーティス 守谷高校吹奏楽部とのワークショップ Curtis Workshop with Brass Band Club at Moriya High School
さて、守谷のコーラスグループとワークショップをしているカーティスですが、アーカススタジオのお隣の高校、茨城県立守谷高等学校の吹奏楽部ともワークショップを行いました。

コーラスの時と同様、新たなサイレンの候補となる音をみんなで作り出すためのワークショップです。
カーティス自身、このようなワークショップは行ったことがないらしく少し緊張していました。

まずはみんなの顔が見れるように円になります。
a0216706_21461695.jpg
最初はまず鉄琴とドラムはなしで、簡単なゲームのように、左の人が出した音を真似して右につないでいき音の円を作ります。
a0216706_21455296.jpg
みんな種類の異なる楽器を使っているので、隣の人を真似するのはなかなか難しそう。

テンポを変えてみたり、みんながルールに沿って遊べるように調整します。
普段楽譜通りの演奏を行っている高校生たちにとって、自分の好きな音を出すことや、周りの音に合わせて即興することはなかなか難しいようでした。

a0216706_21462340.jpg
次にドラムと鉄琴も輪に加わります。
a0216706_21460919.jpg
ドラムががみんなの即興にベースを与えます。
a0216706_21463201.jpg
a0216706_21460067.jpg
最初は恥ずかしがって笑ってしまっていた高校生たちも、後半はだんだんと雰囲気を掴めてきたようでした。


今回は1時間と短いワークショップで、即興演奏に触れたことのない高校生たちにはなかなか何をやっていいのか分かりにくかったと思います。
カーティスも言葉の壁もあり、なかなかグループをマネージするのに苦労していました。
私の高校生の頃を思い出しても、周囲の目が気になって間違うことを恐れたり、変なことをしてしまわないかと恥ずかしがったり、大人でもそういう気持ちはあると思いますが、高校生の年頃の子たちには特に難しいのではないかと思います。

即興演奏に間違いはなく、自分なりの音を出しながら、かつ周囲の音に耳を澄ませることがポイントです。
他人に合わせつつ自分を出す、これって全ての創造的なコミュニケーションに普遍なことだと思います。
相手の音を’よく’聴くのは本当は難しいことなんだと改めて思った日でした。

これをきっかけに高校生のみなさんが即興演奏に興味を持ってくれるといいなと思います。

文:外山

[PR]
# by arcus4moriya | 2017-11-08 02:29 | AIR | Comments(0)
11/6 カーティス 防災科学技術研究所(NIED)訪問 Curtis visited NIED
a0216706_21432428.jpg
カーティスは科学の視点から地震の研究をしている研究者にもインタビューをしています。

今日はつくばの防災科学技術研究所(NIED)へ!
NIED は地震含む火山・気象・土砂災害などあらゆる自然災害から人々の生活を守る研究をしている機関です。

まずは広報の方に研究所を紹介するビデオを見せていただきました。
a0216706_21393407.jpg
a0216706_21394353.jpg
a0216706_21395156.jpg
a0216706_21392703.jpg
パンフレットを手にポーズを取ったりして。



次に実際にあった地震の揺れを体感できる地震ザブトンへ。
a0216706_21395824.jpg
メニューから地震を選ぶことができます
近年起こった実際の地震を、震源地からの距離、建物の何階にいたか、などの状況との組み合わせから体感できます。
a0216706_21403508.jpg
a0216706_21402843.jpg
目の前のスクリーンには地震が起きた際の仮想の部屋の様子が写されます。
a0216706_21404168.jpg
a0216706_21405005.jpg
熊本地震の波形
a0216706_21412556.jpg
最後にアンケートを書きました。

a0216706_21414472.jpg
a0216706_21415103.jpg

a0216706_21415943.jpg
 研究所内の違う建物へ移動。

とてもいい天気でした。
カーティスは研究所内に植物が生い茂っているのが気に入っていました。
広報の方によると植物の手入れをする予算を取っていないそう。
庭師がいないので植物が繁栄することができて逆にいいねとカーティスは言っていました。
とても大きな女郎蜘蛛の巣を見つけ観察したりしました。

a0216706_21421267.jpg
大型耐震実験施設へ


ここでは世界で2番目に大きな振動台(14.5x15m)を用いて加震実験を行っているそう。
この日はハウスメーカーが木造住宅の実験を行っていました。
a0216706_21421904.jpg

続いて大型降雨実験施設へ
a0216706_21423083.jpg
a0216706_21423678.jpg
山崩れや土石流などの実験を行っています。
写真では見にくいですが、建物の手前にレールがあり、この建物部分は動くようになっていました。


それから、研究者の方のインタビューへ。
今回協力してくださったのは地震津波防災研究部門の久保久彦さんです。
a0216706_21424236.jpg
a0216706_21425653.jpg
カーティスのインタビューは少し独特かもしれません。
音楽と同じで即興的というか、相手が聞かれたことのなさそうな質問や、普段考えていないこと、つまり答えが前もって用意されていないその場で考えないと答えられないような質問をするのを好みます。
インタビューを受ける方にとっては、なかなか難しいと思います。。

話はなぜ地震研究の道に進んだのか、波(地震の波形)を見てどう感じるかなどの個人的なことから、ナマズの神話などカーティスの興味のあることを中心に進みました。

地震研究の分野では、95年の神戸の震災をきっかけにそれまで予知に重きを置いていた研究が、地震とは何かという本質の研究にシフトしたそうです。
防災科学技術研究所の英語名National Research Institute for Earth Science and Disaster Resilienceにも話が及び、カーティスはresilience(立ち直る力、回復力)という単語を気に入っていました。

カーティスは、昔はあったナマズに関する神話などが現代では失われたことで、人間が地震とどう向き合うか、付き合っていくかを学ぶ精神的繋がりが失われてしまったのではないか、波(音も地震もスケールの違いはあるけれど同じ波です)が人間と地震の間をつなぐコミュニケーション装置になるのではないか、などこれまでのリサーチで発展させてきたアイデアを語っていました。


a0216706_21430312.jpg
リアルタイムの地震データを映すモニター群
a0216706_21431896.jpg
赤は揺れが感知されたポイント。
東京は地下鉄が多いため揺れがよく感知されるそう。


日本では人間が感知することのできない小さな地震が無数に起こっていて、その数1日約300回と言われています。
気象庁によると世界の地震の1/10は日本周辺で起こっています。)
その意識することのできない微小な地震の'波'は、私たちにどのような影響を与えているのでしょうか。
私たちはその波をどのように聴いているのでしょうか。

文:外山

[PR]
# by arcus4moriya | 2017-11-06 00:08 | AIR | Comments(0)
11/2 カーティス コーラスグループとのワークショップ Curtis Workshop with Local Choir
以前練習を見学させていただいた(その時のブログ)守谷のコーラスグループ'ドルチェ’との初回のワークショップの様子です。
北守谷公民館のホールをお借りしました。
a0216706_21501207.jpg
まず円になって深呼吸。
リラックスしてウォーミングアップをします。
a0216706_21502131.jpg


それから、左隣の人の声を真似して右の方へパスしていき、声の輪を作るように。
a0216706_21503066.jpg
ドルチェのみなさん、身振りも合わせたりとてもノリがいいです。
すぐに自分を開放していくことができるようで、輪の外で聴いていても体を揺らしたくなるような感じ。

a0216706_21503870.jpg
ロングブレス、長い音で声を重ねていきます。
必ずしもハーモニーを作る必要はなく、一周して最初の人に戻ってきたら自由に違う声を出します。
a0216706_21505465.jpg
動物の鳴き声のような音も。
a0216706_21511380.jpg


カーティスが録音していたため、あまり写真は撮れませんでしたが、ワークショプはこの後も白熱していました。
動画でお見せできないのが残念です。

後日カーティスのスタジオで録音音声を聞きましたが、その場にいた時よりも視覚情報がないせいか余計にアヴァンギャルドな音に聞こえました。
この音源はカーティスがオープンスタジオで作るサウンド・ライブラリーに収録される予定です。

ぜひ声の迫力を体感しに、どうぞオープンスタジオにお越しください!

文:外山






[PR]
# by arcus4moriya | 2017-11-02 13:49 | AIR | Comments(0)
11/1 カーティス 尺八のプレゼント Curtis got plastic shakuhachi by the koto player
カーティスにお琴を貸してくださっている樋口さんが、プラスチックでできた練習用の尺八をカーティスにプレゼントしに来てくださいました。
a0216706_14403220.jpg
赤くてかわいいです。

a0216706_14404449.jpg
a0216706_14405563.jpg
a0216706_14410607.jpg
樋口さんはカーティスを生活面でも心配してくださったりとても優しいのです。


以前に樋口さんのお宅へお邪魔した時はなかなか尺八をうまく吹けなかったカーティスですが、この後時おり彼のスタジオから事務所へ尺八を吹いている音が聞こえてくるようになりました。

この尺八はオープンスタジオでの彼の作品でも生かされるようになります。

文:外山



[PR]
# by arcus4moriya | 2017-11-01 14:34 | AIR | Comments(0)
10/26 カーティス コーラスグループ'ドルチェ'見学 Curtis visited local chorus group
カーティスはオルタナティブなサイレンを制作するにあたり、コラボレーションしてくれるコーラスグループを探していました。
現在の一般的なサイレンは電子のトーンですが、カーティスはより人間の感情・自然に近い音でできているサイレンを構想しています。

市役所のスタッフの協力により見つけていただいた、守谷のコーラスグループ'ドルチェ'の方達に協力していただけるかもしれないということで、まずはドルチェの練習を見学に訪れました。
a0216706_20244081.jpg
a0216706_20253522.jpg
着いてびっくり、皆さんハロウィン前ということで仮装されていました。
みんなでわいわい楽しく集まって歌うことができるなんて素敵な会です。


この日はミュージカル「南太平洋」の'バリハイ(Bali Ha'i)'を練習されていました。
a0216706_20255776.jpg
a0216706_20260712.jpg
真ん中で聴くカーティス

最後にカーティスの考えているワークショップを皆さんに説明します。
ワークショップはカーティスが全てを指揮するのではなく、みんなで即興的にその場で作っていくようなものを考えている様子。
ドルチェの皆さんもはっきりとは想像できないようでしたが、ご協力いただけることになりました。
やったことのないことにトライする気持ちをお持ちの素敵な方達です。

みんなが楽しめるようなものを作ることができるといいなと思います。
初回の練習が楽しみです。

文:外山

[PR]
# by arcus4moriya | 2017-10-26 19:46 | AIR | Comments(0)
10/25 カーティス 守谷高校で楽器を演奏 Curtis played the instruments at Moriya High School
カーティスは実は来日前からいろいろな楽器を演奏することのできる場所を探していました。

アーカススタジオの隣にある守谷高校で生徒が使用していない時間に楽器を使わせていただけることになり守谷高校へ。

今日は鉄筋と木琴を録音していました。
a0216706_14221963.jpg
a0216706_14223463.jpg
a0216706_14224749.jpg

他にもティンパニなどさまざまな打楽器がありカーティスは喜んでいました。

この後計3回程守谷高校様で楽器を使用させていただきました。
ありがとうございました。


文:外山

[PR]
# by arcus4moriya | 2017-10-25 14:05 | AIR | Comments(0)
10/18 ラヂオつくばの収録
a0216706_10380801.jpg
こんにちは石井です。

今日はラヂオつくばのインタビューがありました。
ラヂオつくばのパーソナリティの福田さんはいつもアーカスを応援して下さいます。
そして毎年、レジデントアーティストを紹介させてくれ、毎年、自己紹介を緊張した面持ちで行うアーティスト。

そのひとコマを。

a0216706_10283211.jpg
今年は外山が一人ひとりのインタビューを伝えてくれています。私はちょいちょい噛んでいます。
この放送は10月29日(日)20:30から「Yesからはじめよう!グローカルな夜」にてオンエアされます。
そしていつものこの赤いテーブルに乗っている、ライトグリーンなもの。。。そう、今年のオープンスタジオのポスターが完成!
今年のOS(Open Studios)は、11月22日(水)〜26日(日)に開催します!!

その情報も含め、皆様にお知らせするこのラヂオ放送局はFM84.2 MHzです。御聞きになれない方はサイマルでインターネットから後日こちら(コモン・ニジェール公式HP)から視聴できます。どうぞ皆様お楽しみに!










[PR]
# by arcus4moriya | 2017-10-18 10:24 | AIR | Comments(0)
10/17 カーティス 琴と尺八の先生宅を訪問 Curtis visited koto and shakuhachi players
いろいろなものに広く興味のあるカーティスですが、日本の伝統楽器を作曲に使いたいということで、守谷市内の琴と尺八の先生のお宅を訪ねました。

樋口雅礼瑤さんとそのお嬢様の樋口景山さんです。

お二人は守谷でお琴と尺八の教室を開催されています。

a0216706_18052302.jpg

到着するとお部屋にはすでにたくさんの琴が準備されていました。

まずは、この日のために集まってくださった琴を演奏される方達とお話しし、カーティスのプロジェクトを紹介します。

それから琴爪をはめて琴の弾き方を教わります。
a0216706_17244316.jpg
a0216706_17254350.jpg
a0216706_17245897.jpg


はじくととにかく音は出る琴に比べて尺八は難しそうです。
a0216706_17260921.jpg
a0216706_17261301.jpg

皆さんが演奏する「さくらさくら」ととなりのトトロのテーマに合わせてカーティスは琴を即興で演奏しました。
a0216706_17254908.jpg
a0216706_17255987.jpg
a0216706_17261780.jpg

カーティスは音楽を正規の方法で'学んだ'ことはないそうですが、色々な楽器を即興で弾きます。
スタジオでも定期的に音楽室のピアノを弾いて曲を作っています。
この日の琴もなんだか形になっていました。
カーティスの、いろいろな人と楽器を演奏し、即興で相手に合わせていくことができるところは才能だなと感じます。


とても優しい樋口さん親子に迎えていただき、カーティスも素敵な時間を過ごせたようです。
a0216706_17263517.jpg

さらになんと後日樋口さんが琴を借りて作曲に使用したいというカーティスのために琴をスタジオまで持って来てくださいました!
大事な楽器をお貸しくださるなんてカーティスもとても喜んでいました。
a0216706_17282915.jpg
a0216706_17284311.jpg
a0216706_17283619.jpg

気になったダニエルがスタジオに覗きに来ました。
a0216706_17285274.jpg
a0216706_17290910.jpg
a0216706_17291797.jpg
琴があることでスタジオの雰囲気が変わりますね。
スタジオにあった本。
When the Snakes Awake: Animals and Earthquake Prediction
地震の前の動物達の異変について


*おまけ*
a0216706_17264040.jpg
樋口さん宅からの帰り道自転車に乗っているフリエッタに遭遇しました。
守谷のなかで偶然出会うなんて宇宙的な力に導かれているねとカーティスが。


文:外山


[PR]
# by arcus4moriya | 2017-10-17 17:13 | AIR | Comments(0)
10/7 ダニエル ワークショップ1 Daniel Workshop 1
ダニエルはレジデンスの公募へのアプリケーションのときから、日本の若者と2028年という架空のディストピアな未来について物語を考えるワークショップがしたいと言っていました。
元々は日本にいるルーマニア移民を想像するという趣旨のアイデアでしたが、実際に日本に来て数週間経った後,最初のアイデアは少し形を変え、もう少し日本にいる私たちが想像しやすい設定へと変わりました。

2028年に日本に住んでいる人(国籍・年齢・性的指向などは問わない)がなんらかの紛争により、日本を離れ他国に移住しなくてはいけなくなるという枠組みの元、自由に登場人物や、紛争の背景、キャラクターがどのようにその紛争に関わったか、そしてその後の人生(彼/彼女は紛争の原因を招いたかもしれない、もしくはただ巻き込まれた、はたまた紛争によって利益を得るような人間でもいい)を、さらに先の未来から振り返って過去形で書く、というワークショップになりました。

日本は移民の少ない国です。もしくはいるのですが、社会の中で見えない存在として扱われているように感じます。
例えばダニエルの出身のヨーロッパでは、移民・難民は政治とまず切り離せない話題ですが、日本ではどのくらいそれは身近な問題として考えられているでしょうか。

(法務省が発表した平成28年度の日本の難民認定者数は難民認定申請を行った10,901人に対し、実際に難民認定を受けたのは28人です。残念で恥ずかしい数字ですね。)

ダニエルは同様のトピックをヨーロッパで何度も扱ってきたようですが、日本でこのトピックがどのように若者に響くのかは未知数でした。


ワークショップでは特に若物の自由な想像力に触れたいということで、ダニエルは市内外の高校などをいくつか周り、高校生にワークショップへ来てもらえるようにお願いもしました。



そして、10/7広く参加を呼びかけたものとしては初めてのワークショップが開かれました。
a0216706_14313723.jpg
参加者約10名のワークショップには、高校生も5人参加してくれました。
a0216706_14320874.jpg
a0216706_14325748.jpg
まずは自己紹介。
ダニエルはこういう時とてもテンションが高いです。
a0216706_14335121.jpg
それからゆっくり時間をかけてワークショップでみんなに書いてほしいものを説明します。

a0216706_14382984.jpg
a0216706_14371479.jpg
2028年に起こっている紛争的状況によって登場人物が日本を離れなくてはならなくなる、という設定のほかは、何を書くかは全く参加者の自由です。
また、ライティングの形式も自由で、小説、詩、歌詞、演劇の脚本、、どんなスタイルで書いてかまいません。
a0216706_14404544.jpg
a0216706_14412473.jpg
a0216706_14415417.jpg
ダニエルがその場で即興的に考えた北朝鮮とのストーリーなどを交えつつ、約40分かけてイントロダクションを行いました。
その後はゆっくり時間をかけて参加者が自分なりのストーリーを考えます。
ストーリーが似通ってしまわないために、話しながら相談したりするのは禁止です。

約2時間の予定のワークショップでしたが、みんな思い思いのストーリーを書いているうちにあっという間に時間がすぎ、予定の2時間が終わった後も多くの参加者は残って書いていました。


そして、終わった後は、みんなが日本語で書いてくれたストーリーの内容をダニエルが聞き出します。
a0216706_14423789.jpg
a0216706_14430851.jpg
a0216706_14433723.jpg
ワークショップが行われた日は、北朝鮮のミサイルの事件からあまり日が経っていなかったため、(またダニエルが冒頭で北朝鮮を例に挙げたためか)、北朝鮮とミサイルのことを書く子が非常に多かったです。
それでもキャラクターや話のディテールはみんなそれぞれオリジナルなものでした。

ダニエルは参加者に、できるだけ常識に捉われないクレイジーなものを書いてほしいとお願いしていました。
社会人になったりすると、学校でもそうかもしれませんが、理性や合理的理由を離れて物事を考えるように求められることは普段あまりないと思います。
そして、2028年というのは実は11年後、そんなに遠い未来ではありません。
どんなに荒唐無稽なストーリーを考えてもいいと言われても、普段自分が生きている社会状況から乖離した状況を想像するのは実はなかなか難しいことだと思います。

みんながどんなストーリーを考えたのかは、オープンスタジオまでお楽しみに。


文:外山




[PR]
# by arcus4moriya | 2017-10-07 13:57 | AIR | Comments(0)
フリエッタ&サラの活動1 / Activities of Julieta & Sarah 1
- English is coming soon.
皆さん、こんにちは。藤本です。
今回はフリエッタ・アギナコ&サラ・ドゥムーン[メキシコ/ベルギー]の活動についてご紹介します。
彼女たちは現在、利根川についてリサーチしています。
・主に守谷~犬吠埼(利根川の河口、千葉県銚子市)エリアの利根川においてどのように人工的な工事がなされ変化していったか。
・川が起こした災害の歴史
・現地に残る利根川にまつわる昔話や民話、個人の経験
などです。

9月に守谷から犬吠埼(千葉県)まで利根川沿いに自転車で約1週間かけてフィールドトリップしました。出発前までにテントを借り、組み立てをシュミレーションし、自転車に荷物用のカゴを取り付け、虫除けスプレーを準備し…その他諸々やることがたくさんです。
毎日テント生活では大変なので、スタッフも大急ぎで各エリアの宿の予約状況や当日予約が可能かどうかのチェック、シャワーのあるキャンプサイトの確認などに追われました。(トリップ中も追われていました。)

なんせ自転車と徒歩の旅は、それ自体で、さらにはその場で出会うさまざまなエレメントにより、必ずしも計算通りに進むとは限らないのです。
加えて宿自体が見当たらないエリアもあります。予約の電話がなかなか繋がらないキャンプサイトもあります。これは大変だ…
a0216706_14502963.jpg

a0216706_14512706.jpg
出発当日、そんな状況をはねかえすような笑顔の2人。蚊の心配をしていたのにサラがショーツだということに驚きを隠せません…!
a0216706_14522437.jpg
利根川と川を取り巻く環境を実際に見て、柳田國男記念公苑(茨城県利根町)や伊能忠敬記念館(千葉県香取市)や千葉県立中央博物館 大利根分館(千葉県香取市)などをはじめとする施設を訪れました。
訪れた先では、言葉の壁も感じ、また言葉の壁を越える現地の人々の親切心や行為にも触れたようです。いろいろと奇妙なトラブルもあったようですが、とにかく無事に戻ってきました。

帰ってきてからは、守谷中央図書館で自分たちが辿った守谷〜犬吠埼の利根川のあらゆる時代の地図探しにとりかかりました。図書館の職員さんに多大なるご協力をいただき、調査エリアを網羅した1880〜1886年(明治)の地図本を見ることができました。当時地図は軍事機密だったのです。
他の年代の地図とあわせて見ると利根川の変化を細かく把握することができました。
1/25000程度の地図だと全てのエリアを網羅するには、たくさんの地図を組み合わせなくてはならないのでパズルのようでもありました。
a0216706_17482079.jpg
a0216706_17461613.jpg


その後は、国土地理院(茨城県つくば市)でも、情報サービス館の職員さんと他部署の職員さんに助けていただきながら同エリアの伊能図「大図」のデータに出会い、第二次世界大戦直後に測量された同エリアの地図(国土地理院作成)を購入することもできました。これらももちろんパズル状態です。
建物内は撮影禁止だったので記録写真がないのが残念です。
a0216706_18083763.jpg
この後は、利根川における河川工事の専門知識と経験をお持ちの方へのインタビューや、民話に詳しく、かつ個人的な利根川の記憶・災害経験のある方への面会などが控えています。
少しずつ集めている情報をどのような形で表現行為に反映させるのかが楽しみです。



さて…
10月28日(土)に、招聘アーティストが過去作品を中心に自身の活動について紹介するトークイベントがあります!

サイレン、ステレオタイプ、フィールドワーク-SIREN, STEREOTYPE, FIELDWORK-
アーカスプロジェクト 2017 いばらき アーティスト・イン・レジデンスプログラム 招聘アーティストプレゼンテーション

会場:SHIBAURA HOUSE
ぜひともお越し下さい。
SHIBAURA HOUSEのウェブサイトイベントページでの紹介はこちら


a0216706_19134636.jpg







[PR]
# by arcus4moriya | 2017-10-03 17:27 | AIR | Comments(0)
9/26 カーティス 小田部鋳造製造の梵鐘の録音と工場の見学 Curtis visit to the bonsho factory and two temples
カーティスは梵鐘(お寺の釣鐘)に興味をもってリサーチし始めました。

梵鐘は古くから日本の生活に鳴り響いていたはずの音です。
第二次大戦中に溶かして武器として利用するために梵鐘を差し出さなければならなかった(供出)お寺も多く、現在は鐘を持っていないお寺も実は多いようです。
最近では日常的に梵鐘を鳴らすお寺も減って来ているようですが、いまでも、アーカススタジオ周辺では夕方にどこからか鐘の音が聞こえます。

カーティスは新しいサイレンを作る上で、古くから日本の生活に溶け込んでいたはずの梵鐘の音を集めることにしました。
またその制作過程も見学したいということで、調べたところ,茨城の真壁町に創業800年の歴史を誇る小田部鋳造株式会社様があることが分かりました。

偶然アーカスプロジェクト担当の県職員が小田部さんとお知り合いで、そこからコンタクトをとり工場を見学させていただけることに!
あわせて小田部鋳造さんが制作した実際に茨城の2ヶ寺で使用されている梵鐘の音を録音させていただけることになりました。

a0216706_16293831.jpg
茨城県つくばの普門寺

a0216706_16300741.jpg
a0216706_16294611.jpg
a0216706_16320129.jpg
a0216706_16321566.jpg
とっても綺麗なお庭とかわいい犬がいるお寺でした。


お坊さんに梵鐘の音は心を清める効果があることなどを教えていただきました。

カーティスは、読経など仏教の儀式において、なぜ音楽的な要素が重要な位置を占めているのかに関心があります。

a0216706_16301977.jpg
梵鐘の置かれている鐘楼

a0216706_16305124.jpg
a0216706_16310219.jpg
小田部鋳造製造の梵鐘です。


a0216706_16303190.jpg
録音の準備をするカーティス

a0216706_16312721.jpg
a0216706_16314683.jpg



次はいよいよ制作現場へ。
a0216706_16363557.jpg
小田部鋳造株式会社へ到着
関東地方では唯一の梵鐘製造元だそうです。


まずは三十七代目の小田部庄右衛門さんにお話を伺いました。
a0216706_16341869.jpg
a0216706_16342644.jpg
工場の様子を見学させていただきます。
a0216706_16362549.jpg
外からの自然光が入る美しい場所

a0216706_16352327.jpg
制作に使用する特別な粘土

a0216706_16354354.jpg
鋳込みをするところ

a0216706_16350155.jpg
a0216706_16350717.jpg

それから実際に梵鐘を衝いて音を聴かせていだきました。
a0216706_16344543.jpg
a0216706_16343516.jpg
a0216706_16345481.jpg
a0216706_16361739.jpg
a0216706_16360924.jpg

梵鐘の音は、梵鐘の中から聴くと外から聴くのとはまたちがう聴こえ方がします。
a0216706_16360230.jpg
a0216706_16355394.jpg
カーティスは子宮の中にいるような感覚だと。
スタッフは宇宙にいるみたいだと言っていました。


その後もう一軒、小田部鋳造製造の梵鐘を使用されているお寺に伺いました。
a0216706_16375592.jpg
桜川市真壁町の薬王院

a0216706_16380195.jpg
ここでも梵鐘を録音をし、終わるとすっかり日が落ちて真っ暗になっていました。


カーティスは小田部さんに梵鐘の制作工程を撮影したいと申し出ました。
見学前から考えていたアイデアですが、実際に小田部さんにお会いし、工場の雰囲気に触れたことでより気持ちが高まったようです。
カーティスは、1週間ほど工場に通って日常の風景を撮影したいと言いましたが、工場は繊細な制作現場であり、他にはない小田部鋳造ならではの技法などもあるので、小田部さんが受け入れてくださるかどうかはなかなか難しそうでした。
帰りの車では気落ちしていたカーティスを見て、コーディネーターの私も悲しくなりました。
110日間という限られた日本の滞在のなかで、アーティストにはより充実した体験を提供してあげたいと思っています。

ーーーーー
この後、カーティスはより多くの梵鐘の音を録音するため、京都へ向かうことになります。

文:外山

[PR]
# by arcus4moriya | 2017-09-26 15:11 | AIR | Comments(0)
9/9 ゲストキュレーター近藤健一さんとの初めてのミーティング The first meeting with the guest curator Kenichi Kondo
ウェルカムレセプションの翌日は、レジデントアーティストと今年のゲストキュレーター近藤健一さんの初めてのミーティングがありました。

選考過程ではアプリケーションを読み、過去作品も見ますが、じっくりアーティスト本人からプラクティスについて聞くのは初めてとなります。
自己紹介代わりに、まず過去作品についてみんなの前で一組ずつ紹介し、そのあと個別にアーティストとキュレーターのミーティングを持つことになりました。


まずはダニエルから。
a0216706_17150525.jpg
a0216706_17151714.jpg
亡くなった祖母の遺品から見つけた家計簿を使った作品や、ルーマニア移民を取り扱った作品について。


次はカーティス。
a0216706_17152982.jpg
a0216706_17155903.jpg
カーティスのプレゼンは独特で、これまで彼が撮りためたフッテージから約20分の映像を編集し、それを流しながら文章を朗読するという詩のようなものでした。
このミーティングのために時間をかけて準備したことが分かります。


最後はフリエッタとサラ。
a0216706_17161558.jpg
a0216706_17164450.jpg
二人でペアとして取り組んだ過去の作品と、アーカスへ来る直前に行って来たアメリカのRabbit Islandというレジデンスでの活動について。
2人の活動が風景と言語を扱い、これまでのプロジェクトではなにかテキストを元に始めることが多かったということが分かります。

今回のアーカスプロジェクトでのリサーチではまだテキストはなく、これから探していくそう。
日本では言語の問題が大きいですが,どうなるのでしょうか。


一旦解散し休憩をはさんで今度はアーティストとキュレーター個別のミーティングへ。

まずダニエルです。
a0216706_17165830.jpg
a0216706_17171138.jpg
日本でやろうと思っている16人の若者を集めたワークショップについて話しました。
ジョージ・オーウェルの1984のようなディストピア的な2028年という未来の架空の物語を若者たちに書いてもらうというものです。

日本の若者は、ヨーロッパの若者に比べてかなり政治に関する意識が低いですが、どうなるのでしょうか。
ダニエルはまだ、日本の9割の人が英語を自分の考えを満足に伝えることができるレベルでは話すことはできない、ということに気づいていない様子。

これから守谷で時間を過ごして、日本の現実を発見していってほしいです。


次はフリエッタとサラ。
a0216706_17172868.jpg
a0216706_17173909.jpg
2人は利根川をリサーチするにあたり、まず自転車でフィールドトリップに行きます。
そこで実際に河の風景を知り、そこからリサーチを広げていくつもりだそう。

もうすぐ台風のシーズンなので天気予報をしっかり確認しなくてはいけないです。


最後はカーティス。
a0216706_17181026.jpg
a0216706_17182585.jpg
日本で考えているサイレンのプロジェクトについて。
アーカスプロジェクトで行うリサーチは、彼がロサンゼルス・カウンティ・美術館(LACMA)から得たArt + Technology Lab Awardsというグラントで進める一連のプロジェクトの一部となります。

日本の火山活動が活発なところとして恐山に行きたいそう。
スタッフは鹿児島、近藤さんはまず手近なところとして箱根を勧めていました。

また、なまずが地震を引き起こすという神話に関心があり、なまずの生態の専門家に会いたいそうです。
加えて、自然災害を避けることができるといわれた密教の曼荼羅にも関心があるそう。

なまずの専門家はスタッフが調べ、曼荼羅に関しては美術館をあたってみることになりました。

もう気づいていますが、カーティスは放射状に平行していろいろなことに関心があり、訪れたい場所も会ってみたい人も格段に多いです。


これからみんなのリサーチがどのように発展していくのか非常に楽しみです。

文:外山


[PR]
# by arcus4moriya | 2017-09-09 17:07 | AIR | Comments(0)
CIRによる茨城県・守谷市のオリエンテーション
茨城県と守谷市からそれぞれCIRによるオリエンテーションがありました。
We had orientations from CIR staffs from Ibaraki prefecture and Moriya city respectively.

a0216706_17434718.jpg
茨城県からはCIRのアンソニー・シマさんが来てくださいました。
Mr. Anthony Shima from Ibaraki prefecture gave a lecture


a0216706_17450069.jpg
a0216706_17450918.jpg
守谷市からはルイーザが来てくれました。
Luiza came from Moriya city


茨城県、守谷市の生活情報について説明を受けました。
だんだんレジデントのみんなもアーカスプロジェクトでの生活に慣れつつあるようです。
They gave a talk on dairy life in Moriya, Ibaraki.
The resident artists seem to have been gradually getting used to lives at ARCUS Project.
a0216706_02370194.jpg
a0216706_02373100.jpg



文:外山
text: Aruma

[PR]
# by arcus4moriya | 2017-09-06 19:07 | AIR | Comments(0)
9/2 カーティスのスタジオ風景 Curtis's Studio
カーティスのスタジオ風景をご紹介します。

カーティスは、オルタナティブなサイレン(警告音)を制作するためにリサーチをしています。
地震速報のようなアラーム音は現在は電子音が主流ですが、カーティスはそれをもっと人間と自然の世界との有機的なつながりを表現したものに変えられないかと考え、日本で聞くことのできるいろいろな音(蝉,コオロギ、お寺の梵鐘の音など)を収集しています。
a0216706_01160292.jpg
音楽が好きなサポーターさんがカーティスのスタジオを訪れてくれた日がありました。
カーティスがそのとき取り組んでいた音の作品をサポーターさんに聞いていただきました。
a0216706_01165899.jpg
奥の2つのスピーカーから聞こえる音は、カーティスが普段座る位置で一番よく聞こえるように調整されています。

ギターが好きなサポーターさんとはすぐに意気投合して、それ以来カーティスは彼と一緒にピアノとギターで即興演奏をしています。
楽器を介しての言語を介さないコミュニケーション、特に即興はカーティスにとって人と関係を構築するための大事な方法なんだそう。
即興、つまり他者の動きに合わせて自分の反応を変えること、応答することは、実はカーティスのメインのトピックであるサイレンにも関わる、彼の活動の根底に流れているもののような気がしています。

その日スタジオには守谷中央図書館から借りてきた曼荼羅の本に入っていた曼荼羅の見本が飾られていました。
a0216706_01162581.jpg
a0216706_01164271.jpg
左はカーティスが描いていたドローイング。
a0216706_01172088.jpg
黒板には彼の思考のノートがいろいろ残っています。
a0216706_01594330.jpg

カーティスのスタジオは、そのときそのときの彼の関心に合わせて刻々と変化しているので、いつ訪れてもおもしろい発見があります。
ぜひみなさんも遊びにきてください。

文:外山


[PR]
# by arcus4moriya | 2017-09-02 17:00 | AIR | Comments(0)
8/30レジデントアーティスト市長表敬訪問 Courtesy Call on the Mayor
先日、レジデントアーティストが守谷市長に表敬訪問をしました。
We paid a courtesy call on the mayor of Moriya City the other day.

a0216706_10292001.jpg

アーティストはそれぞれ市長に自己紹介をし、アーカスプロジェクトでのプランについて語りました。
The resident artists introduced themselves and talked about their project plan at ARCUS Project.
a0216706_10263678.jpg
a0216706_10255798.jpg


その後それぞれ持参したお土産を市長に渡しました。
Then, they gave presents to the mayor.
a0216706_10283717.jpg
カーティスはアメリカの国立公園で拾った、ガラス性のきらきらした黒い石
Curtis gave a black volcanic glass that he found at a national park in America.


a0216706_10284785.jpg
フリエッタとサラはベルギーのチョコレートと、メキシコのお酒メスカル
Julieta gave mezcal from Mexico and Sarah gave chocolate from Belgium


a0216706_10290896.jpg
ダニエルはドイツで見つけた戦車や戦闘機が描かれたカードと、フィンランドで見つけた70年代のコミック
Daniel gave playing cards with pictures of tank and fighter airplane that he found in Germany and a comic book from 70s' that he found in Finland

まだアーティストは到着して1週間ほどですが、すでにいろいろ行きたいところや会いたい人が挙がって来ています。
スタジオに遊びに来てくれる方も普段より増えてわたしたちも楽しいです。
どうぞ遊びにきてください。

The artists already started listing places to visit and people to meet and the ARCUS Studio has been getting more visitors than usual.
You are more than welcome to visit us.

文:外山
text: Aruma Toyama

[PR]
# by arcus4moriya | 2017-09-02 10:35 | AIR | Comments(0)
2017年度招聘アーティスト到着/The Resident Artists 2017 Arrived at ARCUS Project
こんにちは、あるまです。
Hi, I'm coordinator Aruma.

8月25日に2017年度の招聘アーティストが来日しました!
Our resident artists for 2017 arrived in Japan on Aug 25.
a0216706_15350668.jpg
サラ・ドゥムーン(ベルギー)とフリエッタ・アギナコ(メキシコ)
Sarah Demoen (Belgium) and Julieta Aguinaco (Mexico)


2人は個人でもアーティストとして活動していますが、アーカスでは2人組のグループとして利根川のリサーチをする予定です。
Along with the individual activities, Sarah and Julieta work as duo at ARCUS Project and conduct research on the Tone River.

a0216706_15355168.jpg
ダニエル・ニコラエ・ジャモ(ルーマニア)
Daniel Nicolae Djamo (Romania)


ダニエルは守谷の若者と日本の未来を現在の社会情勢から想像するようなワークショップをひらく予定。
Daniel is planing to have workshops with Japanese youngsters to imagine the social landscape in 2028.

a0216706_15362188.jpg
カーティス・タム(米国)
Curtis Tamm (USA)


カーティスは日本の自然災害などの際に使われるサイレンの音をリサーチします。
Curtis is going to research on how sound of siren for waring natural disaster has developed in Japan, and how it defines the relationship between human beings and nature.
a0216706_15372687.jpg
ばらばらの便で来日した彼らが成田空港で初めて全員揃ったところ
The first time gathering at Narita airport


これからみんなが実際にリサーチやフィールドワークをスタートし、日本で色々な経験をするのが楽しみです。
オープンスタジオは11月22日-26日を予定しています。
We're looking forward to seeing that they start researches and fieldworks, and experience daily lives in Japan.
Open Studio is Nov 22-26 this year.

各レジデントの詳細はこちら
For more details on the resident artists.


a0216706_17292828.jpg
守谷でのみんなで最初の食事
The first dinner at izakaya in Moriya



どうぞお楽しみに!
スタジオへアーティストに会いにきてください。
Please come to see the artists at the studio!







[PR]
# by arcus4moriya | 2017-08-30 17:42 | AIR | Comments(0)
熊谷雲炎さんによるパメラン・ウォール展示vol. 1「遊」/書アート体験
こんにちは、とやまです。

アーカスサロンでは、アーカイブの書棚スペースを利用した展示のシリーズ、パメラン・ウォールが始まりました。
初回のvol. 1は守谷在住の現代書家、熊谷雲炎さんによる「遊」です。

a0216706_18525139.jpg
黄色に水色の夏らしい表具が素敵です。
雲炎さんがオリジナルの配合で墨を腐らせ、にじんだような質感を出す手法で書かれています。

雲炎さんには、この夏、アーカス‖シェア‖スタジオで約1ヶ月間スタジオもご利用いただきました。
スタジオで作家としての書を探究するかたわら、書アート体験と題して10日間(全20回)にわたるワークショップを企画し開催されました。

ワークショップでは、まず雲炎さんからそれぞれの書体の基本を教えていただきます。
a0216706_19035270.jpg
ワークショップの始まりの挨拶
a0216706_19020506.jpg
篆書・隷書・楷書・行草・草書などの解説
a0216706_19253674.jpg

今回書いてみる書のテーマは「花火」です。
雲炎さんが書いてくださったそれぞれの書体での「花火」のお手本をまず半紙で練習します。
a0216706_19281727.jpg
好きな字体をえらぶ子ども達
a0216706_19300785.jpg
a0216706_19312458.jpg
まだ学校でも書道の授業を受けたことのない子ども達が真剣に取り組みました。


今回のワークショップの目玉は、普段見ることの少ない大きな全紙(695x1365mm)に、雲炎さんが持って来てくださった色々な変わり筆での創作に取り組めることです。
a0216706_19325844.jpg

いよいよ全紙での書アートに挑みます。
a0216706_19361132.jpg
家族で一緒に
a0216706_19381766.jpg
a0216706_19393280.jpg
a0216706_19573917.jpg
おんぶしながらのたくましいお母さん
a0216706_20073625.jpg
こんなに小さな子が書く力強い花火
a0216706_20103404.jpg
アーカススタッフも体験しました。

夏休みということもあって、親子やご家族で参加される方が多く、なんと計201人の方が書を体験されました。
完成した書は学びの里いっぽいに貼り出され、それぞれの素敵な花火が揃いました!
a0216706_20140770.jpg
a0216706_20154014.jpg
a0216706_20172682.jpg
アーカスプロジェクトは熊谷雲炎さんをはじめ、この場所を好きになってくださる方々の参加によって成り立っています。
今回の大規模なワークショップで初めてアーカスプロジェクトのことを知ったという方も多く、そんな皆さんがまたあそびに来てくれるような場所にしていきたいと思います。







[PR]
# by arcus4moriya | 2017-08-29 20:55 | 地域とアート | Comments(0)
東京藝術大学大学院 GAP 講義

初めまして、5月よりコーディネーターとして働いている外山有茉(とやまあるま)です。
これからどうぞよろしくお願いします。

5/25に東京藝術大学大学院 美術研究科 グローバルアートプラクティス専攻で藤本がアーカスプロジェクトについてお話する機会をいただきました。
2015年度のアーカスプロジェクト ゲストキュレーターでもあり、現在はグローバルアートプラクティスの指導教員である飯田志保子先生にお誘いいただいたのがきっかけです。
グローバルアートプラクティス(GAP)は、2016年に新設された海外の美術大学と提携を通して、世界で活動できる人材育成を目的とするコースです。
今回は、今秋イギリス ケント州の港町フォークストン (Folkestone) で開催されるフォークストン・トリエンナーレにおいて、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ(CSM)との共同制作が決まっている学生のグループに向けて「Art discovers and changes it, with force?」(アート:発見と変化、そこに潜む暴力性)と題して講義を行いました。
a0216706_17065927.jpg

講義は主に過去のアーカスプロジェクトのレジデントアーティストの中から、様々な原因でプロジェクトがプラン通りには進まなかったアーティストを取り上げつつ、レジデンスという短期間でリサーチ/実践(アーカスプロジェクトでは滞在中に完成作品の展示は求めません)を行わなければいけない場合に、起こりうる出会いと失敗についてでした。
特に興味深いのは、レジデンスという、長いアーティストキャリアにおいて一時期を過ごす場所で、プロジェクトを実践する意義について。たとえ短期間の滞在中にプロジェクトがうまく運ばなくても、その経験がアーティストの今後のキャリアにどのような影響を及ぼしうるのかという視点に立てば、単純にプロジェクト成功可否を判断できないというレジデンスプログラムのオープンエンドな性質です。

ケース1:2009年度招聘 ダニエル・サイプル (Daniel Seiple) / アメリカ / ベルリン在住
・守谷市近隣河川敷でゼロ戦やB29のミニチュアを飛ばしていた2つのラジコンクラブを取材。
・アーティストはそのメンバーと特攻隊についてディスカッションし、教科書に載っていない話や突撃の瞬間を目撃した人の話を聞いた。
・川に浮かべた船の模型にアーティストが用意したラジコンをクラッシュさせるというプランをたてる。
・そのクラッシュやメンバーへのインタビュー映像をオープンスタジオに用意していたが、直前でクラブより公開の中止を求められ、現在日本ではその映像は上映できない。
a0216706_10431728.jpg
a0216706_10381414.jpg
(オープンスタジオ展示風景 部分)


ケース2:2012年度招聘 ファザル・リズヴィ (Fazal Lizvi) / パキスタン / カラチ在住
・2011年の東日本大震災直後のレジデンス、その年5月の時点で守谷はホットスポットになってしまった。
・アーティストは応募時のプロポーザル「守谷でのホームステイを経験して制作する」で来日、震災直後の不穏な空気と放射能への不安を感じ取る。
・東京で行われていたFUJIフィルムによる津波被災地の写真アルバムの洗浄活動を見学。
・写真洗浄ワークショップを企画するも市役所の許可がおりず。代わりに破損したアルバムの一部のオブジェクト展示を企画するも、それも却下され、代替案として洗浄に用いる道具一式を未使用の状態(全て白色透明なイメージでそろえることで)で展示。
・東北で回収された写真アルバムの残骸を弔いとして火葬するというパフォーマンスを、オープンスタジオで実施。
・最初の守谷の家庭でホームステイをするプランの時点でメディアの取材がついていたが、アーティストが方向転換をしたことなども関連するのか、放送は中止される。
a0216706_17141910.png
a0216706_17142120.png

ケース3:2011年度招聘 オズギュル・デミルジ (Özgür Demirci) / トルコ / イスタンブール在住
・日本の改造車をリサーチする予定だったが(トルコでは改造車は反体制的なイメージ)、思ったようなデザインの車が見つけられず、暴走族や旧車会へのリサーチに変更。
・ 廃タイヤを使ったプレゼンテーションのビジュアルを友人に見せたところ、その時期にMOMAで展示されていた作品ととても似ている、という指摘を受け、そのビジュアルを断念。
・アーカススタジオが位置するもりや学びの里の入り口を廃タイヤで封鎖するというプランを企画するも公共施設の一部という理由から市役所の許可がおりず。
・屋外の他の場所での展示も考えたが、タイヤの数が足りずスタジオ内でのプレゼンテーションへ。
a0216706_17142374.png
a0216706_17142660.png

3つの事例から読み取れるのは、アーティストが短期滞在で地元の人々(市民・行政)との関係性の中で制作していくと、ときに軋轢が生まれることもあり、用意していたプランから臨機応変に方向転換が求められるということ。
取材に基づいた作品では、アーティストと参加者の相互理解と信頼が肝になること。
社会的にセンシティブなテーマを扱う際には、現在の日本では検閲/自主規制という問題から逃れることはできず、特に公共空間では表現は規制/ルールとの交渉の結果とも言える。

その土地に短期しか滞在しないアーティストはどの程度その場所に干渉できるのか?どの程度それは許されるのか?
アートという価値を宙づりにする行為によってなら、その介入は担保されるのか?
だとすれば、アーティストはなんの責任によってそれを行うことができるのか?

そういったことを改めて具体的な事例と共に考えた日でした。

GAPの「東京藝術大学芸術大学(TUA)xロンドン芸術大学(CSM)セントラル・セント・マーチンズ校ロンドンユニット特別授業」はこの日まだ始まったばかりでしたが、これから様々な経験を通して、イギリスで学生さんたちがどのような作品を制作されるのか楽しみです。



文:外山





[PR]
# by arcus4moriya | 2017-06-10 16:53 | AIR | Comments(0)
5/27 ようこそ守谷へ!2017 に参加しました。
みなさんこんにちは。
守谷市では毎年、「ようこそ守谷へ」というイベントが開催されます。これは新しく守谷市に転入された新しい市民の皆さんをお迎えするイベント。アーカスプロジェクトもブース会場でこれまでにもアーカスで活動をした作家さんの映像作品を上映したり、資料をお見せしたりして守谷の(茨城の)芸術文化活動拠点、アーカススタジオをご紹介してきました。今年は昨年の滞在作家、ガンのインスタグラム動画の紹介のほか、これまでに守谷に滞在した経験があって昨年の茨城県北芸術祭に参加したOB作家をご紹介しました。
a0216706_18193868.jpg
a0216706_18185142.jpg
今年は、なんと!新入りスタッフ外山と、藤本、石井3人で市民の皆さんにフェイスペインティングを。
a0216706_17403545.jpg
守谷市は66,000人ほどの、茨城県内でも小さな市ですが都心へのアクセスの良さから転居してくる率はたいへん高いです。市内にはいろんな活動をされている団体さんがおり、ブースの両隣は国際交流協会(MIFA)さんや、ミュージアムパーク/茨城県自然博物館さんの虫の標本や恐竜の映像など!(最近恐竜にやはり祖先が鳥だったことから、羽毛?があったことがわかり、毛のある恐竜が展示されていることもここで知りました!)毎年見応えたっぷりです。
そんなこんなで新しい市民の皆さんをお迎えする準備が整ったところで...
最初に現れたのはなんと!松丸市長。さっそく頬に市章のマークを。
a0216706_18030022.jpg
まだ開会式が始まる前だったのでステージでお話される時にはこのフェイスペインティングをしたまま、登壇されたのかと思うと....;;
白い部分を石井も追加して、完成。
a0216706_18084424.jpg
守谷市で国際交流員として働いているルイーザにはドイツの国旗を。市の職員さんもドイツのマーク。
a0216706_18090926.jpg
a0216706_18135685.jpg
最後の仕上げは石井が。ちょこちょこっと。
a0216706_18503965.jpg
左にミツバチ、右に市章を描いたのは藤本と外山。描いたキャンパスは小川さんの顔。
a0216706_18101939.jpg
こんな感じでフェイスペインティングが始まりました。

a0216706_18180000.jpg

それから、あれよあれよという間に人が集まりだし.....
a0216706_18145772.jpg
ボーイスカウト君がボーイスカウトのマークを描いてというお題が出て来たり。
a0216706_18150947.jpg
a0216706_18520809.jpg
はいてたパンツのライオンがかわいくてそれをほっぺに。
a0216706_18152228.jpg
僕のリクエストは犬と猫だったそうで。。
a0216706_18160913.jpg
a0216706_18161729.jpg
鼻をつけたりヒゲを描いたりしてるうちになんともシュールな....(笑)
a0216706_19054884.jpg
僕はどこへ向かっているんだ...(笑)
a0216706_18163063.jpg
こちらは「スーパーボールを描いて」と。
え?スーパーボールってドラゴンボールの仲間?.....いえ、違うんだそうです。
a0216706_18254998.jpg
a0216706_18264633.jpg
ポケモンGOのなんだそうです。(あえてアニメキャラ以外!と最初にお断りを入れていたにも関わらず、知らなさすぎ)
四葉のクローバーを描いてという子も最後に写真でチェック。四つ葉希望の子もいれば...
a0216706_18173380.jpg
ガールスカウトのマークだという「三つ葉のクローバーを描いて」という子まで。
a0216706_18324981.jpg
小さな子も、最初は顔が固まりつつも(笑)そのフェイスペインティングを見た他の子たちがどんどんやってきて...
a0216706_18383431.jpg
a0216706_19204242.jpg
a0216706_18174067.jpg
a0216706_18532121.jpg
行列ができてきてしまい。うさぎやお花やいろんな絵をお顔に残していきます。
a0216706_18395460.jpg
スミレやアネモネを描いてというリクエストなどもあり。子どもたちの発想はいろいろだなあと関心しました。
a0216706_18174587.jpg
「うま〜いうま〜い!」と子どもたちにいわれ、調子に乗る石井。(一応、親に多浪を許してもらい美大での勉強をさせていただいたのですよ、これでも)
a0216706_18533737.jpg
難しかったのはハリネズミ!(顔がパンダになってしまった...)まるで、子どもたちからお題をだされて即興で描くワークショップのようでした。
a0216706_18265357.jpg
これを機会にみんな絵を描くのも観るのも好きになってほしいな。
a0216706_18542766.jpg
新しく守谷での生活を始めた皆様、是非、アーカススタジオのあるもりや学びの里に遊びにきてくださいね!という想いを込めて、スタッフ一同新しい顔に絵を施させていただきつつ。実行委員会のさねよしさんからの案内で会場の皆様に向けて、朝重からアーカスプロジェクトのご紹介をさせていただきました。是非、守谷の芸術文化活動拠点、国際交流拠点のアーカススタジオへ訪れる市民の皆さんが増えると嬉しいです♪
a0216706_19093242.jpg


















[PR]
# by arcus4moriya | 2017-05-27 19:33 | 地域とアート | Comments(0)
2017年度アーカスプロジェクト、始動。
みなさんこんにちは、石井です。
今年、2017年度のアーカスプロジェクトが始まりました。3月末に新しい書棚も出来て、環境もがらっと変わりました。やっとサロンの棚の存在に慣れてきた5月です。
既にGWも明けて5月に突入にも関わらず、まだ落ち着かない感じではありますが、ぜひスタジオサロンにいらしてください。ご支援いただいた方々のお名前も公式HP上で紹介しています。棚ができるまでの様子もREADYFORのブログにて公開しています。ご協力いただき、有難うございました。
a0216706_16020282.jpg
                                 (写真:加藤甫)
今年度でついに100人を迎えることになるアーカスプロジェクトのAIR(アーティスト・イン・レジデンス)プログラムの公募も、4月20日に締め切りました。
今年は、これまでの応募資料郵送のシステムをやめて、全てオンラインによる募集受付としました。
その理由には、

・郵便屋さんや宅急便、海外速達宅配業者さんらが毎日まなびの里へ届けてくる膨大な封筒の数々...の配達量を軽減協力し
・守谷では厳重な可燃・不燃ゴミの仕分けがあるため、これらの応募封筒(梱包材と紙類)の分別作業はたいへんな量になるという危惧と
・送られた場合のDVDやメディアなどの保存が難しい。

という点が挙げられます。要するに環境に優しくしていきましょう、ということです。一昔前はスライドマウントと推薦書などで審査をはかる時代や、パスポートの写真サイズを2枚、最初に送りなさいという規定もあったりと、様々な応募規定の変遷を遂げてオープンコールが続きましたが、ついにここまで来ました。
昨年はもりだくさんの国際郵便の数々をお見せしたかと思いますが、海外から日本に郵送する手数料も、アーティストにとってはかなりの負担になります。
ほかにもこのご時世、なぜリンクじゃだめなのか、といったような応募者からの要望がここ数年の間にもいち意見としてありました。
アーカイブとして残していく方法も、こういった点ではデータ保存は画期的でありつつも、どこまでのデジタルデータを保存していくかが今後の課題になりそうです。

..というわけで、アーカススタジオでは現在今年度の招聘作家を選出するため目下審査中です。
昨年まででアーカススタジオで活動してきたアーティストは97人を数えます。決して大きな数ではありませんが、着実に世界の国際舞台で活躍していくであろうアーティストがこの登竜門(ラテン語でアーカスとは門の意。)をくぐっています。審査員兼今年のゲストキュレーターの発表はまだ最終審査を終えるまでのお楽しみです。(...と、決してじらすつもりはないのですが)

2003年度に公募制を導入して15年目を迎えた今年、世界からアーカススタジオでのAIRプログラムに参加したいと届いた応募者数は御陰様で、なんと!
昨年の656件という記録を塗り替え、717組
という数に達し、過去最多の応募件数を更新です。
今回もユニット、または複数のメンバーでの応募(ひと組として換算)が増えています。3組の枠に対して、これまでの応募者数推移はこちら。(*クリックすると当時の招聘アーティストが閲覧できます。)

2003年度:125名(37カ国・地域)のうち5名 
2004年度:180名(45カ国・地域)のうち5名
2005年度:246名(48カ国・地域)のうち5名
2006年度:281名(51カ国・地域)のうち5名
2007年度:304名(60カ国・地域)のうち5名
2008年度:350名(63カ国・地域)のうち4名
2009年度:401名(57カ国・地域)のうち3名
2010年度:426名(70カ国・地域)のうち3名
2011年度:174名(55カ国・地域)のうち3名
...東日本大震災の影響を多大にうけた年。
2012年度:337名(63カ国・地域)のうち3名
2013年度:344名(47カ国・地域)のうち3名
2014年度:640名(78カ国・地域)のうち3名
2015年度:599組(81カ国・地域)のうち3名 (個人公募からグループ応募も考慮し、組数で表示)
2016年度:656組(89カ国・地域)のうち3名
2017年度:717組(85カ国・地域)の中から、3組を選出予定。←今ココ。

...ついに東日本大震災後、2012年度の応募者数の倍を越える数になり、競争率だけが上がっています。つくづく、拠点の拡充・拡大を切望したい限りです。これほど日本に来て活動したい作家がいても守谷に来られるのはたったの3組。たいへん頭を悩ませます。
今年の応募地域傾向はヨーロッパ圏に含まれる、ロシアの応募がたいへん多かったです。(恐らく昨年度はヨーロッパからの招聘がなかったからでは?と推察・分析できます)まだまだ膨大な審査資料を前にスタッフ一同、どんな作家を守谷に迎えるか検討中です。
この審査結果は7月上旬にお知らせできると思いますのでご期待ください。

アーカススタジオは心機一転、新たにスタッフを迎えて4人体制で事業実施します。また、守谷市の管轄もこれまでのアーカスを担当していた企画課から生涯学習課になるなど、ちょっとした変化を迎えた2017年度が始まりました。事業も新たにAIRプログラムで海外からのアーティストを迎えるだけでなく、日本人アーティストを海外派遣する事業にも着手します。日本人のアーティストにもAIRのチャンスです。詳細は夏の前頃には発表されると思います。
これまでと変わらず、皆々様のご協力をいただきながら今年もはりきってまいりますのでアーカスチームをどうぞ宜しくお願いいたします!
a0216706_15581235.jpg
(左より県庁事務局の大藪さん、外山有茉、朝重龍太、藤本裕美子、石井瑞穂)

a0216706_16194017.jpg
(遅すぎましたが今年の桜を....)













[PR]
# by arcus4moriya | 2017-05-13 16:24 | AIR | Comments(0)
Information of Great East Japan Earthquake (March 1st, 2017)
These are information about Great East Japan Earthquake on the internet as reference data. Please refer to them.


▶Japan Atomic industrial Forum_English
Daily updates on nuclear power station in Fukushima

■Nuclear Power Plants in Japan
(2011)
a0216706_15165454.jpg



(2016)
a0216706_16042450.png





'Information on the Great East Japan Earthquake' by Ministry of
Economy, Trade and Industry


Reading of environmental radioactivity levelby Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology(MEXT)

Nuclear Regulation Authority_English

IAEA: International Atomic Energy Agency_English


■The distance from FUKUSHIMA Nuclear Power Plants to IBARAKI, ARCUS
Studio in Moriya city
a0216706_202129.jpg




Emergency & Disaster (IBARAKI Prefectural Government)

AIST: Advanced Industrial Science and Technology_ the south part in IBARAKI

Emergency support desk for foreign residents in Ibaraki:

Moriya City

National Institute of Radiological Science

Consumer Affairs Agency, Government of Japan (inspection of
agricultural products)


ICRP: International Commission on Radiological Protection

Information on Radioactivity Level ( Air ports and ports)


【Report and Media】

The radiodensity in Japan_graphic data_Japanese

IBARAKI

Water in IBARAKI_japanese

Science Media Centre of Japan

Citizen's Nuclear Information Center_incl:u-stream posting

'GAIJIN Pot'_WEB Magazine for Foreign residents in Japan
The Great East Japan Earthquake issue

Science for a Changing World










----

[PR]
# by arcus4moriya | 2017-03-01 12:01 | AIR | Comments(0)
2/18 もりや市民大学 知ったかアート大学予備校

こんにちは、篠倉です。
2/18(土)に守谷市民活動支援センターで行なわれた 『もりや市民大学 ”知ったかアート大学予備校”』に参加させていただきました。

a0216706_15123848.jpg

今回は若手の自称”凡人アーティスト”で”知ったかアート大学の学長”、佐藤悠さんにお越し頂きました。

数多く活動しているアーティストの中で特に”若手アーティストが何をしているのかということはすごく謎”ですよね。

そこで今回の”予備校”では若手アーティストである佐藤さんの学生時代を振り返っていくことで、若手アーティストのやっている事を垣間見ていきました。
a0216706_16384707.jpg
〜イカのように柔軟な発想で、矢のようにまっすぐな心で 鷹のように鋭い考察で ブリのように進歩する意思を持つ 「いか-にも-しっ-たか-ぶり」を本学に求める精神とします。〜



KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術際に行った方は「佐藤悠のKENPOKU SONGS」をお聞きになった方もいらっしゃるかと思います。
さっそく佐藤さんについて”知ったか”できますね!

では大学受験の話から聞いていきましょう。


皆さんの中では、美術大学にすすむ事はなんだかアブノーマルに感じているかたも多いかと思います。

佐藤さん曰く、美術の方向に進むことは大層悩まれた末の決断かと思いきや、なんと”勘違い”だったそう!
受験生だったときに受験の道から外れ、他の道(美大)を選んだ佐藤さん。

しかし美術浪人時代、他の芸大志望の人たちと比べて絵を描く気持ちの低さに気づき、挫折感を感じた浪人時代。


そんなとき赤瀬川淳平の『宇宙の缶詰』コンセプチュアルアートと出会い、東京藝術大学先端芸術表現科に入学。





では大学に入学してからの作品制作はどうだったのでしょうか。

初期はマイナスの手法(今ある現状をよく見て”引き算”で驚かせる)で作品を作っていた佐藤さん。

この作品(ちょっと見にくいけれど)はどのように作ったと思いますか?
a0216706_16474548.jpg
長年放置され床に積もったホコリを磨く事で床に市松模様を浮かび上がらせた作品です。

しかし、次第にこの手法では「オリジナリティーが出せない」という壁に当たる事になります・・・

その後これまでとまったく逆の「プラスの手法」としてバルーンを大きくした作品を作りはじめますが、ここでも壁にあたります。


それは「展示している間は人が沢山集まるが、展示が終わると何も残らなくなってしまうこと」でした。

たしかに展示が終わってしまった作品の扱いはとても頭を悩ませるところですが・・・

a0216706_16563504.jpg
修士課程に入り、形のある作品を作る事で何度も壁に当たってきた佐藤さんは「モノではなくコト」に注目しはじめました。


2012年、在学中にARCUSでもおなじみの日比野克彦さんに”越後妻有 大地の芸術祭の里”で出展を進められたことがきっかけで、
新潟県十日町市莇平集落で始めたのが『ゴロゴロ莇平』という作品です。
a0216706_17021828.jpg



「モノからコトへ」、坂道になっている莇平集落をみて「そうだ、物を転がしたら面白いんじゃないか」とひらめいたのが、竹を編んで作った『ゴロゴロ』に佐藤さんが入って転がしている姿を集落の皆さんに見てもらうという作品でした。


出来上がった地域の人とのつながり、偶発的なアクシデント、いつのまにか生まれた暗黙のルールはずっと消えないことがこの作品の魅力なんだなと感じます。下のリンクから作品の映像を観ることができますよ。

集落のおじさんがいきなり水を撒き始めたことから、次の年は掛け水が加わったりかけ声がいつのまにか出来ていたり・・・新しいことが勝手に生まれてたなんてことたまにありますよね。





博士課程に入っていつのまにか31歳、つぎの壁に当たります。
それはゴロゴロ莇平を現地の外の人とこの作品のおもしろさを共有することが難しいということ。


映像を観てもやはり実際に作品に関わったときに感じるおもしろさを全て感じる事は難しいです。
おもしろさを共有するために必要なことはなんなのか。
a0216706_17060503.jpg
次第に作品を誰かに説明する時、”ハナシとカタリ”で伝わり方が大きく違ってくることに注目します。

現地で味わった面白さを伝えるためにはハナシとカタリで重要なのは論理的に伝えようとするのではなくインパクト(誇張)であることを感じたそうです。
佐藤さんの語り口はまるで落語を聞いているかのようにリズムがある話し方で、時間があっという間に過ぎて行くのです!!




次に行なわれたのが『いちまいばなし』。
a0216706_17110059.jpg

ひとつの話を当日集まった参加者全員でやみくもにつくっていくという『いちまいばなし』では、
参加者がやみくもに話を作っていく過程や、それぞれが持っている『よかれと思っている事』がバラバラであることが面白いこと、バラバラなよかれと思っている事が合わさり、合体事故のようなめちゃくちゃなお話ができあがることがおもしろいのです。


(実際に『いちまいばなし』をやってみたかったなぁ・・)

a0216706_17125033.jpg
しかし、こうしたアートに参加してもらうことを続けているうちに、参加者の中で美術初心者の示す

①完全な拒否反応
②全部を鵜呑みにして何も考えないでいるという反応

に出会い、それを変えなければならないと思ったそうです。

(美術ってなにか浮世離れしてて距離感を感じることがあるかも。「この絵○億円で売れたました」とか言われても想像つかないです。)
a0216706_17155589.jpg
そこでようやく『知ったかアート大学』の登場。
人にアートを考えさせるにはどうしたらいいか・・

『知ったかアート大学』ではそのためにはまず美術史を知ってもらい、「自分が美術のどこに興味があるのか」を気づいてもらいます。


しかし、自分が美術初心者の方に美術史を教えることは同時に
「人に自分の価値観を植え付けてしまうこと」や「人に話を信じ込ませてしまうこと」になってしまうかもしれないです。難しい・・



そのようなことにならないために『知ったかアート大学』では

・美術史を学ぶにあたって自分で考えること(佐藤学長のアヤしいコスチューム)
・美術は格式が高くない!(「しったか」に込められた思い)
a0216706_17270434.jpg

人に何かを教えることは誰にでも出来る事ではないと思います。

問いかけ方や、話の聞いてもらい方を変えることは伝え手にかなりのテクニックが必要で、今回の講義では佐藤さんの語り口や話の組み立て方などとても見習いたいことが沢山見つかりました。

今回は”予備校”でしたが、次はぜひ『しったかアート大学』も受講したいですね。

受講したい方はこちらに佐藤さんの『知ったかアート大学』のお知らせが載っているのでぜひ!




























[PR]
# by arcus4moriya | 2017-02-28 17:56 | 地域とアート | Comments(0)
View the feedback of 2016 resident artists!

I need to point out a residency is not usually what people think it is. There are a lot of little moments creating a whole episode in the book of experiences everyone has inside. We can just read it in our minds one time and another and invent it in a different way each time.

However, this collection of little moments usually have names, surnames, places, tastes, sounds, smells, details that, in a way, becomes part of our imaginarium as artists. For good or bad there is life knowledge on it, and therefore, art knowledge.

I wont say what I remember of Japan or what I cherish on me because there were so many things. In a personal way, I was looking hardly to unfold a whole new stage on the develop of my practice, and I needed support to achieve some skills, knowledge to fill some knowledge holes, the experience of the radical otherness to understand my own context, support, faith and time for creation. I found all those elements on ARCUS, and beyond that, I found great friends and so great people.


---


A month after returning home, I can’t help but feel that there were opportunities missed, and work left undone during my residency. I think this is a good, because I feel that there are more works to develop, with plenty of room for explorations, and I look forward in undertaking this task with a renewed conviction in my work and abilities. This, I think is the most important outcome from my time in Moriya.

Yokatta.

This positive experience is largely due to the generosity and cooperation from the local citizens, because my residency project revolves around telling stories from Moriya and/or Japan that overlaps with my experience in Malaysia. I am thankful that my presence and project was embraced without prejudice, but is nurtured with curiosity and a willingness to help. So to those who have played a part in my project, my deepest gratitude for your kindness, time and stories.

Dōmo arigatō.

As an extension of my residency project, I will share with you a story I heard while I was there.

I was told, and will now paraphrase, an anecdote about ARCUS Project. About 30 years ago, there was a gathering of city mayors. When asked the question of which city would welcome the responsibilities to fund and host an artist residency, only one hand was raised, and with that simple act an important institution is born. I hope ARCUS Project will not only continue to flourish and provide a sanctuary for artists to dream and grow, but also continue to reflect and renew itself as an art institution and remain in the forefront of artistic endeavors. We must never forget, it is with courage, imagination and a willingness to act, that a project called ARCUS Project exists.


Thank you Moriya and ARCUS Project. Long live friendship and long live art.

Otsuukaresama-deshita.



---


I was looking for an opportunity to experiment with the idea that challenges my previous practice and requires a research rather than a production. Not many art/cultural institutions, I personally think, actively encourage an emerging artist to pursue such work. ARCUS Project, however, clearly stresses in their application guide that they are willing to support such art work that would need to be developed and challenged, seeking to exhibit working process. Yet it does not mean that they are reluctant to have a resident artist who wishes to focus on a production rather than a work in progress. This is actually what I find most interesting at ARCUS Artist-in Residency: they do not require any specific way of working, solely backing what the resident artists wish to do, even if they are not familiar with a way of working and a method the artist brings to the studio. And the residency begins with a discussion to get familiar with, exploring them. In this regard, it is inevitable to have a close relationship between the artists and the ARCUS team, which makes the programme very unique.

During my 110 days residence at ARCUS Project, I was able to pursue my idea and research plan with great support. It was also possible because of their financial support that is from the city of Moriya, a small town 40 mins away from Tokyo metropolitan by train. This means that the people living in Moriya are both directly and indirectly involved in ARCUS Project as well, not only the people from ARCUS Studio and a city hall but also the residents in Moriya. In the beginning, I thought about what I could rather directly contribute to the city because of the relationship between ARCUS Studio and the city, even though I was not asked for. It turned out, however, that my concern was unnecessary when I found out that the people are willing to know about what I want to bring to this specific place and time without a certain expectation. Many of them showed great interest in my research, even though they are not familiar with, and heartily supported my way of working in different ways. They were ready to be excited with what the resident artists would pursue. I now think that it was not about the thought that I, as an artist, should contribute to the community through my work of art as a sort of exchange, which is rather self-centred. Instead, they appreciated the challenge of creating a dialogue from artists, the approaches to different ways of involvement became an important matter.

My research-based work dealt with Japanese avant-garde and art history which is strongly connected with the art history of the mainstream as well as of Korea. In many aspects, it has been limited to talk over a relationship between Japan and Korea due to the history they share and most of all, a nationalistic view in politic they both have continued to have. It was my another challenge to think of in what way I approach to the complicating issue, and I wondered how people I met in Japan would react to it. Moreover, I needed to meet many people out of blue, including art professionals, for my investigation. It was my first experience as an artist that a team in a programme of Artist-in Residency is highly involved in my work by arranging meetings, being my company for the meetings and co-organizing several events of my work. The team has a job title of “coordinator” that I was not familiar with and still do not know how to define, but the ARCUS team and I were working together in many different ways and they greatly supported my research.
Supporters—anyone can volunteer to support the residents artists of ARCUS Project—often impressed me with active communication. I would say that they are not just supporters but participants of the work, which made an interesting dialogue between artists and their neighbours without intentionally organizing a community-based event. On the other hand, as ARCUS Project is one of the oldest and established Artist-in-Residency programmes in Japan, I could take advantage of their network all over in Japan, which was a great help for my research work in the end—many of art professionals/art institutions that I contacted or met have a good relationship with ARCUS Project or are in partnership with. From these experiences, I tremendously learned how to ‘work together’ and share ideas within my practice. This was a core concern of my research work that I developed at ARCUS Project as well. I feel the experiences as organic, as a practice that I will attempt to develop further. They encouraged me to come up with different approaches to dialogue between art and society. I sincerely appreciate for great support of ARCUS Studio, Moriya and participants who gave me some insight into such dialogue.













------

[PR]
# by arcus4moriya | 2017-02-28 12:00 | AIR | Comments(0)
HIBINO HOSPITAL vol.70「国の星」 @アーカススタジオ その2
アーカスプロジェクトの地域プログラム、H+H vol.70「国の星」ワークショップは続きます。(その1はこちら

a0216706_0552089.jpg
大きな風船に緯線・経線を描き込むところまで進んだ皆さん...球体に線描することに一苦労している=めちゃくちゃ集中しておられる様子。
a0216706_152046.jpg
平面にあるものを書き写すならまだしも、平面の世界地図を球体に「描く」というのは、日常生活でそうあることではないかもしれませんね。
a0216706_18413.jpg
ひたすら、国の形を描き込む皆さん...
a0216706_195387.jpg
ちっちゃい子も椅子の上に立って、世界地図を観察します。
a0216706_1105798.jpg
こちらはしっかり緯線経線を描き込んでから。
a0216706_1113352.jpg
そんな皆さんを見学しに、ふらりと松丸市長も立ち寄ってくれました。
白黒コピーの世界地図ではなく、掲示していたカラー地図を参考にし始めた人も現れました。
a0216706_114493.jpg
a0216706_1162238.jpg
壁にはさんで描きやすそう。マーカーの先端で割れないか気になりますが、意外とこの風船は弾力があり、頑丈そうです。
a0216706_118897.jpg
a0216706_1184696.jpg
集中力を養うのに、地図を描くのはいいかもしれない。と真剣な皆さんを見て思いました。
a0216706_1201350.jpg
a0216706_1194521.jpg
こちらは陸を描くというより、が海がダイナミックに染められて。
a0216706_1212297.jpg
a0216706_1295580.jpg
地球を宇宙から見るような目線で国境を細かく描いていく感覚は、このくらいの風船のサイズだからこそできる「俯瞰でものを見る」体験。ISSの宇宙飛行士でさえ、この距離感で地球を観るのはまだないかも?
a0216706_1445518.jpg
まさしく「上から目線」。
a0216706_1224942.jpg
こちらは国と言っても、渡航した事のある国に色が塗られていたり。
a0216706_148255.jpg
こぶりな地球にしたり。
a0216706_124143.jpg
a0216706_126340.jpg
あれ、緯線の数、多過ぎやしませんか?
a0216706_129938.jpg
a0216706_1432841.jpg
逆に、あえて線の数を増やして比率を変えた国を描いた人には日比野さんも関心されているご様子。
a0216706_1595319.jpg
緯線を増やすと比率が変わり、国の位置も変わるので、扁平な地球上の国々。これはこれで面白い。
a0216706_274258.jpg
完成に近づいてきたところで、全員座っていた丸椅子を逆さまにして並べました。
a0216706_29876.jpg
スタジオにたくさんの地球を配置。ここは太陽系どころじゃない、ずいぶん混み合った銀河系の宇宙のようです。
a0216706_2145173.jpg
全員で星の間をくぐりぬけるように、それぞれの星を見渡しました。ここまで地球だらけになると圧巻です。気になった星を作った参加者に日比野さんが説明を促します。
a0216706_2115785.jpg
持ち上げると本当に浮かぶ地球のよう。まさに水の星だな〜。
a0216706_2175380.jpg
海上にかわいいマークがあるものも。
a0216706_220350.jpg
みんなが一番苦労した、15度ごとに引いた緯線経線のこと、メルカトル図法について説明してくれた方も。航海中に何マイルで緯線経線の区画の何分(角度の単位の「′(ふん)」=1分は1/60度)が進むかをご存知の(1分あたり1海里:およそ1852m)、いわゆる海図を読める参加者!!。ということは、意外と簡単だったのかも?正確な地図ができていました。行ったことのある国を鮮やかに彩っていました。
a0216706_2241265.jpg
そしてこちらは最も多くの国々を描き込んだ星のようです。元々絵を描かれている方とのこと、さすが緻密で地球儀っぽい!
a0216706_2264047.jpg
僕も自分の顔より大きな地球に、一所懸命に国々の色を塗りました。
a0216706_230191.jpg
海が広い!やはり青い地球がしっくりきますね。
a0216706_2313736.jpg
日も暮れ始めた頃、全員の「国の星」が並びました。国をめぐって地球上ではいろんなことが日々起こっていますが、宇宙からみればたったひとつの小さな星。そんな小さな星で一番古くからあると言われている小さな島国の小さな町で、たくさんの国の星を作った記念の日になりましたね。アーカススタジオが小宇宙に見えました。
記念すべき第70回目のH+Hは『国の星』と名付け、完成!今回はちっちゃな子どもから人生の先輩方まで、長時間にも関わらず忍耐強く、これまでにないほどの集中力を使ったワークショップだったようです。参加者の皆さんからのやりきった感がみなぎっていました。
最後に全員で記念写真を再び。(浮かんでいるのを見るとほんとに螺旋状に惑星が並ぶ銀河系のよう!)
a0216706_355043.jpg
来年度2017年のvol.71,72もどうぞお楽しみに◎

写真:加藤 甫
[PR]
# by arcus4moriya | 2017-02-11 18:49 | HIBINO HOSPITAL | Comments(0)
HIBINO HOSPITAL vol.70「国の星」 @アーカススタジオ その1
2016年度2回目のHIBINO HOSPITAL(以下H+H)は、記念すべき70回目!
この日はもりや学びの里にあるアーカススタジオで開催しました。
a0216706_20503219.jpg
本日の日付は2月11日。そう、建国記念の日。(黒板には建国記念日、とありますが、正式には建国記念の日、なのだそう)そこで日比野さんから皆に最初の質問。
「世界で最初に国ができたのはどこでしょう?」
「アフリカ(?)」「エジプト」「中国?」...小声で何人かが答えます。
a0216706_21191793.jpg
なんと!世界中で一番最初に「国家」としてできた国で古いのは、日本なのだそうです。参加者の驚く声と、なんらかの事情で日本より前にあった国もあったらしい、という話も聞きつつも、今日は建国記念の日なので、地球上にある国について考えてみました。
(のちほど、調べてみたら日本は紀元前660年2月11日(旧暦:神武天皇元年1月1日)に建国された、世界最古の日である、という説がありました。また、1974年までエチオピア(ソロモン王朝)が最古だったのですが、革命で滅びたため、日本が最古とギネス認定されたとのこと)
a0216706_20381134.jpg
では次の質問。地球上にいくつの国があるか知っていますか?「何カ国あるか知ってる人〜!」
a0216706_20354728.jpg
黒板をみてわかるように、日比野さんの大好きなサッカー、FIFAの登録されている国の数は203カ国あるそうです。しかし、国連に加盟している国の数は196とも、193とも言われています。
a0216706_21275999.jpg
....というわけで、今日は国を、もとい地球という星を知るにはもってこいの日。今日作るのは
a0216706_20344866.jpg
「国の星」。
a0216706_20373369.jpg
今日の材料は、こちら。
a0216706_2101694.jpg
世界地図のコピーと油性のマーカーが個々に配られ、
a0216706_2124135.jpg
この白いもの。大きな風船です。まず、世界地図にある国をマーカーで縁取ります。国と思える領土にひたすら稜線を描き込んでいきます。
a0216706_215497.jpg
a0216706_21272356.jpg
a0216706_21411314.jpg
a0216706_21415359.jpg
a0216706_21463987.jpg
a0216706_21421818.jpg
a0216706_21511393.jpg
順に縁取りが終わった人から次は緯度・経度の線も別のマーカーで描き込みます。
a0216706_21504896.jpg
a0216706_21523367.jpg
書き終わったら白い風船を手にして
a0216706_21561428.jpg
ふくらまします!
a0216706_2156544.jpg
ここで腹筋を鍛えつつの!
a0216706_2158582.jpg
自分の星をつくります。
a0216706_21573363.jpg
ふくらますのは大変だな、という僕はポンプを使って。あれよあれよという間にスタジオは地球風船だらけに。
a0216706_2201765.jpg
自分の地球ができたら、世界地図に描き込んだ緯線・経線を薄い色のマーカーで書き写します。これが意外と難しいようで。縦、横に何分割に線を引くかが要になります。
a0216706_223410.jpg
a0216706_2233093.jpg
a0216706_2241564.jpg
a0216706_2243814.jpg
細かく印をつけて描き込む人もいれば...
a0216706_2252651.jpg
曲がらないように慎重に線を引く人。
a0216706_226747.jpg
a0216706_2211442.jpg
お兄さんお姉さんに聞きながら、地図には何本、線があるのか世界地図とにらめっこ。
a0216706_22133941.jpg
a0216706_22294716.jpg
緯線経線を描くだけでもものすごい集中力のいるワークショップになりそうです。スタジオは結構静かで皆さん寡黙になっていました。
a0216706_22343463.jpg
とはいえ、どんな線も自由!
a0216706_22355724.jpg
新市長の松丸市長も覗きにきてくださったところで
a0216706_22483424.jpg
国の星作りはまだまだ続きます。
a0216706_22382394.jpg
ここから世界地図に引いた稜線の通りに、世界地図を描いていきます。これまでにないほど集中している参加者の皆さんにとっては初めての立体的な書写ワークショップとなりそうな本日。さぁ、時間内に地図は描き上がるでしょうか?
その2に続く!
写真:加藤甫
[PR]
# by arcus4moriya | 2017-02-11 18:36 | HIBINO HOSPITAL | Comments(0)
HIBINO HOSPITAL vol.69「つの会議」 @守谷市民ギャラリーその2
a0216706_16162696.jpg
H+H vol.69の「つの会議」いよいよ開幕です!(これまでのワークショップの様子はこちら
さてさて、節分を前に参加者が作った「つの」。全員でツノを装着し、日頃の怒りについて会議します。
a0216706_16104830.jpg
ご覧下さい、この壮観なツノの集まり。
a0216706_16133778.jpg
輪になって、ツノを出した理由、なぜそのツノにしたのか、日比野さんが「つの会議」議長になって進行します。みんな、日常の何かに怒って集まっているはず!(という雰囲気を醸し出しつつも、装着したツノの姿にニヤニヤしており和やかな会議になりそう...)
a0216706_1617429.jpg
全員の頭に生えてきたツノ。作ったものだけではなく、制作者の意図や、その背景にある話を聞き出す議長さん。うなずける話もたくさん出てきました。
a0216706_16201816.jpg
a0216706_1622481.jpg
一通り聞くと、その人ごとに怒りに対する改善策を皆で叫びます。エイエイオー!と叫ぶように皆で腕を振り上げて。
a0216706_1624276.jpg
お兄ちゃんが作ったのはお母さんのツノ。弟も出てきました。テストの点かな?兄弟喧嘩でかな?怒られたときのことも楽しそうに発表。弟はお兄ちゃんに負けてしまう怒りだとか。
a0216706_16255559.jpg
a0216706_16271778.jpg
皆の怒りを聞く会議なのに親子連れも兄妹も皆ほのぼの。鬼に金棒、の「金棒」もオプションで作ったり。
a0216706_16264540.jpg
ご飯をたくさん食べたくてもう一杯おかわりしたいんだけど...というかわいい怒りも。
a0216706_1629872.jpg
つい家庭内のことや職場での怒りも、ツノを作ったせいか、恥じらいながらもおもしろおかしく皆さん発表していきます。
a0216706_1633454.jpg
活字にはしませんが、スタッフにも仕事とプライベートの狭間でちょっとしたかわいらしい怒りがあった模様。
a0216706_1634954.jpg
a0216706_1724033.jpg
a0216706_1635178.jpg
こちらも弟に手を焼くお兄ちゃんのツノ出し解説でしょうか。二人して最長記録を達成。
a0216706_16361493.jpg
ツノでけんかしないでくださいね;;
a0216706_16382417.jpg
そして母の怒りも(世のお母さんは本当に大変なのでしょうけれど)ほのぼの。
a0216706_16385483.jpg
モジャモジャなヒゲ付きツノもあれば....
a0216706_16395580.jpg
立派なツノ、背後にはバイキングのようなツノも。かと思えば、
a0216706_16404148.jpg
ツノではなく、鼻に装着しピノキオになった篠倉さんも発表。
a0216706_16415388.jpg
何度も言いますが、怒りの発表なのに皆、笑顔。「渡る世間は鬼ばかり」ではなく他人の怒りも聞いてると面白くて怒れる参加者であるにも関わらず「渡る世間に鬼はなし」な、つの会議は続きます。
a0216706_16424525.jpg
「愛」のある怒りもあれば...
a0216706_16564385.jpg
a0216706_16571263.jpg
カブトのような怒りの表現をした将軍ツノ。羊のようなヘッドフォン型のツノも。
a0216706_16585376.jpg
a0216706_16592418.jpg
a0216706_17113649.jpg
ディテールを見ると、実に細やかに怒りの象徴であるツノが作られています。
a0216706_1712318.jpg
a0216706_170269.jpg
怒る理由を一人一人から聞いていく、つの会議日比野議長。皆の怒りは収まりません。
a0216706_174076.jpg
「会社の給料をあげてくれ〜!」「おかずをもう一品増やしてくれー!」「電車のマナーをちゃんとしろー!」.....などとそれぞれの怒りを皆で復唱していく、つの会議。
a0216706_178262.jpg
a0216706_1785841.jpg
こうして、全員の怒りを発散させて、きたる節分に役立ててください、とこの日の「つの会議」は終了しました。後日、議長から皆さんの中にある「鬼」についてメールを通じて問合せもあり、参加者の中からその感想を伝える人もいました。誰も、怒りを抱く時はなんともいえぬ沸々とした感情にさいなまれるものですが、いざ真剣に怒りをぶちまけてみるとどこからともなく笑みが漏れてくるのでした。69回目のH+Hにご参加いただいた皆さん、お疲れ様でした!
a0216706_17233829.jpg

写真:加藤甫
[PR]
# by arcus4moriya | 2017-01-28 16:05 | HIBINO HOSPITAL | Comments(0)
HIBINO HOSPITAL vol.69「つの会議」 @守谷市民ギャラリーその1
皆様お待たせしました。レジデントアーティストの帰国後もそうそうに、昨年度開催した地域プログラムはまず年明け第一弾、1月のHIBINO HOSPITAL(以下H+H)から。リポートします。
a0216706_12345546.jpg
H+Hワークショップは当日まで何をやるのか秘密です。もちろんスタッフも事前に全容を知るのは稀です。そんなお楽しみワークショップの特色であり、人気プログラムである1999年から続く守谷でのH+Hといえば懐かしの買出し伝説。日比野さんと一緒にアピタ(前・ユニー/現・カスミ)のダイソーにて、材料買い出し(買い占め?ともいう)に行き、今日のお題を楽しみに何をするのか想像する、滅多にない体験もできました。(歴代アーカススタッフのみゾ知る、ですけどね)
a0216706_12341346.jpg
H+Hもついに69回目を迎えました!そこで、昨年、茨城県北芸術祭で日比野さんが展示したHIBINO HOSPITAL@北茨城市旧富士ケ丘小学校の記録も含めたH+Hの記録カタログをご紹介いただきました。ここには守谷から始まった茨城県内での全ワークショップの歴史がつまっています。(読みたい方はスタジオにありますので是非ご覧になってくださいね)今回は「もりや市民大学」のオープンコースシリーズの第4回「参加すること」のひとつとして守谷市民ギャラリーにて開催。守谷市内外から老若男女、この日も50名近くの参加者が集まりました。
a0216706_1237022.jpg
本日は何をするかというと、、、節分の前の1月28日。中国の旧正月でもありました。日比野さんは節分の由来について語り始めます。「春節」「節分」というだけあって、季節の「節目」を表す暦の日に、なぜ鬼は外、福はうちと豆まきをするのか?などなど....
a0216706_12472127.jpg
そして鬼のツノにフォーカスしてツノのイメージを聞き出しました。
a0216706_15384598.jpg
a0216706_15413097.jpg
参加者に問いかけます。「鬼にはツノがある。ツノが出るとは腹が立つことを言うけれども、怒りについて考えてみてください。どんな時にツノがでてくるかを書き出してみましょう」
a0216706_12505596.jpg
みんなでしばし「ツノを出すとき」について考える沈黙の時間が流れます。
a0216706_12515526.jpg
a0216706_12524515.jpg
a0216706_125385.jpg
a0216706_12534883.jpg
一通り考えて紙に書き出して発表。
a0216706_12544833.jpg
それぞれのツノが出るとき、または出されたとき、その矛先は家族や兄妹、会社や学校など状況もさまざま。
a0216706_12572246.jpg
a0216706_12585911.jpg
奥様やお兄ちゃん、上司や旦那さんなど互いにツノを出したり、出されたのでしょう。よくある話でも人の実話を聞くとニヤけますよね。
a0216706_1375629.jpg
a0216706_1373413.jpg
そこで、日比野さんからお題発表。
「今日は皆でツノを作ります。そして最後に全国初の『つの会議』を開催します!」
a0216706_13144140.jpg
a0216706_1395989.jpg
サイズも厚みも様々な紙、色とりどりのテープ、毛糸、ヒモ、その他文房具を使い、ツノを制作。では、スタート!
a0216706_13122393.jpg
a0216706_13124865.jpg
a0216706_13132287.jpg
a0216706_1312469.jpg
a0216706_13343215.jpg
a0216706_13311033.jpg
a0216706_13353546.jpg
a0216706_13361573.jpg
a0216706_13371126.jpg
a0216706_133814.jpg
a0216706_13402712.jpg
四角い紙から筒状にして先端を尖らす=ツノに皆さん苦闘している様子。それでも着々と作る参加者の皆さん、大人も子供も集中力が高まっておりオリジナルのツノ作りは1時間あまりだったでしょうか。
a0216706_1343684.jpg
コーディネーターも参加者の皆さんから難しいところの質問を聞いたり、一緒に作ってみたり。(スタッフも途中で夢中になってきてしまいました笑)
a0216706_13483061.jpg
a0216706_13532728.jpg
a0216706_13463116.jpg
a0216706_13555636.jpg
a0216706_1350769.jpg
切るとどうなるのかというと...
a0216706_1349337.jpg
びょ〜んと伸びる!くるくるツノ!
a0216706_13513292.jpg
どんどんツノの完成が見えてきます。次はヘッドレストとでもいいましょうか、どのように頭につけるか?いわゆる鬼のお面ならば耳にひっかけるだけですが、ツノとなるとまた別。工夫してヘアバンドのようにする人もいれば、帽子型にする人も。
a0216706_147135.jpg
a0216706_1474512.jpg
a0216706_1484470.jpg
a0216706_1491722.jpg
a0216706_1495271.jpg
a0216706_14113046.jpg
高いツノをつくる参加者まで出現。さぁ、誰が一番ニュキニョキとツノをはやしていくのでしょう。
a0216706_14165824.jpg
a0216706_14131786.jpg
日比野さんが見てあげているお兄ちゃんのツノを尻目に、こちらは...
a0216706_14142559.jpg
なんだかとんでもなくどんどん延びていく弟クンのツノ。あれ、最初はこんなに小さかったツノ計画が?
a0216706_14222820.jpg
こんなに伸びている!子どもたちの発想力・創造力は果てしない。。。
a0216706_14235454.jpg
それぞれのカラフルな、とんがった、オシャレな、もしくはマイルドな、いろんなツノが装着できてきました。 
a0216706_1440283.jpg
a0216706_1441629.jpg
a0216706_14412487.jpg
a0216706_1441539.jpg
a0216706_14424633.jpg
a0216706_14431376.jpg
a0216706_1444023.jpg
a0216706_1410441.jpg
完成したところでタイムアップ!次は全国「ツノ会議」の開催です! 《その2》につづく
a0216706_14453630.jpg
写真:加藤甫
[PR]
# by arcus4moriya | 2017-01-28 13:31 | HIBINO HOSPITAL | Comments(0)


S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28
カテゴリ
全体
AIR
地域とアート
オープンラジオ
アーティスト・イン・スクール
HIBINO HOSPITAL
だいちの星座
ロッカールーム
アーカスの日常
スタジオ来訪者数
2009〜2010
未分類
外部リンク
検索
ARCUS Twitter
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧