カテゴリ:だいちの星座( 12 )
5月16日の観測会はなくなったけど科学者のアートの話。
こんにちは。長期プログラムも終盤になってまいりました。石井です。展覧会自体は終了してしまったのですが、展示開催中に行われた関連イベントの様子を。
先週末の土曜日は関連企画第2弾として、「春の星座と人工衛星だいちの観測会」を実施予定でした。

あいにくの曇天となり、残念ながら観測会は実施できませんでしたが、スタジオ3のJAXA協力による、「だいち2号紹介ルーム」にて、地球観測研究センターの大木さんと、JAXAつくば宇宙センター広報の菅谷さんに、宇宙科学だけではない、ここでしか聞けないような特別なトークをしていただきました。

観測会中止にも関わらず、想定していたよりも多くの方にご来場いただき、まったりトークのつもりがゲストのお二人には、他では聞けないような貴重なお話をしていただけてかなり大満足なイベントとなりました。これまでのだいちの星座プロジェクトの経緯を説明頂いたり。
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大人の事情で詳しくは申せませんが皆さんが子どもから大人まで親しみのある宇宙といえば..なアニメの話や。(ぼんやり)
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そもそも地球を観ること、その起源はどこからきているのか?という話も。
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科学者が地球を捉えようとした時に行動したことと、芸術家が何か表現するときに起こす行動の共通点、感覚になんら違いはないということ、最初に地球観測をした人は実はフランス人の芸術家/写真家、ナダール/ガスパール=フェリックス・トゥールナション(Nadar/Gaspard-Felix Tournachon)だったことは驚きです。1858年、気球に乗って空中撮影したナダールの写真が世界で最初の観測写真であること。しかも今で言う「アー写」、彼は肖像写真家としても活躍していたそう。
ナダールってどんな人?と後で調べると彼は晩年、自分のスタジオをアーティスト(それも今では名だたる有名なアーティストたち、モネ・ドガ・ルノワール・セザンヌ・ピサロ....などなど!!)に貸し出し、第一回印象派展を行ったというのだから更に驚き。
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そんな人が地上をとらえたことから150年余過ぎて、現在は科学の進歩によって衛星がどうやって地球をとらえていったか、現代美術家と呼ばれる人たちが地球を使って表現したランドアートについても話してくれました。
かなりアートよりの科学的な話だったので、(そしてそのような話を研究者から聞くこともめったにないので)貴重な内容でした。
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ロバート・スミッソンやウォルター・デ・マリアの作品を衛星からみるとどうみえるか、とか。視点が変わるのが面白かったのではないでしょうか。
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一方で、衛星も星の位置で自分の位置を確かめるといった装置もあることや、どんな星があるかで季節毎に見える星座の形を菅谷さんからもわかりやすく教えていただきました。
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それもちょうど人工衛星「だいち」が通りかかる頃、あーこれがたったいま快晴の空だったら...と悔やまれましたが、春の大曲線はまだこの先見ることができるので実際に来場された皆さんもまた晴れた日に夜空を見上げていただければなと思います。
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                                    (写真:加藤甫)
真っ暗だったので写メではうまくとれないのですけれども、晴れていたらこのような図で観測できたそうな!
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最後に観客としておられたアーティストの鈴木先生にも登場していただき。またこのような貴重なお話が聞ける機会があればよいなと思いました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました!
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アーカススタジオでの成果ドキュメント展は終了しましたが、夏に東京で鈴木先生と大木真人さんによる東京展が開催されることが決定!ぜひ多くの方にごらんいただきたいです。「だいちの星座-たねがしま座・つくば座・もりや座-」 7/28-8/8 art space kimura ASK?にて。詳細はこちらです!
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by arcus4moriya | 2015-05-16 19:22 | だいちの星座 | Comments(0)
ドキュメント展・関連企画ワークショップ「新しい星座を考えてみよう!」
4月18日からスタートした「だいちの星座」プロジェクト -つくば座・もりや座- のドキュメント展もいよいよ残るところ一週間となりました。5月23日(土)までです。

ここで期間中に実施された関連プログラムのご紹介。
初日4月18日にアーティストの鈴木先生による「新しい星座を考えよう!」というワークショップが行われました。
既にできあがったそれぞれの星座。つくば座の形は、ロケットのようにも見えたり、
(ちなみにこのてっぺんの星は筑波山麓星組の撮像ポイントであって、下の3つの底辺の星の中心部がJAXAつくば宇宙センターのポイント。まさにロケット発射する位置がJAXAという奇遇!)
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もりや座は複雑な北斗12星(!!)にも見えたりするのですが、
(いちばん左の星はmorismさんの常総環境センターでの撮像ポイント、いちばん真上が松前台小学校、中心が守谷市役所、右下が郷州小学校です。詳しく知りたい方はぜひスタジオへ!)
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この日はこの星座の形から思い浮かぶ、参加者の将来の姿を思い浮かべて自由に絵を描く、というプログラムでした。
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未就学児が多かったせいか、未来は様々なものになれそうな(笑)自由な表現がたくさん創りだされました。
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そして描いた人から一人ずつどんな星座を描いたのか説明してもらいました。
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大人たちも負けじと参加。これはT-Rex座。
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こちらはヘッドホン座とトレッキング座。イメージがいろいろ膨らみます。
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このワークシートに描かれた新しい星座は、展示期間中に会場でお披露目されています。ご来場いただいた皆さんも参加して描くことができます。リピーターも増え、この初日のワークショップから、だいぶ来場者の作品も増えてきました。へび座・アイス座・未来の鳥座...と子どもたちの想像力は果てしないです。
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期間中、市内小学校の見学ツアーもありました。
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放課後、立ち寄る小学生の子たちも大勢。普段めったに間近でみることができないような人工衛星の模型もあるので、こどもたちには珍しいようです。あとは参加チームの大人のみなさんにもぜひご覧いただきたい成果です。


そして先週末の5月16日土曜日は関連企画第2弾として、「春の星座と人工衛星だいちの観測会」を実施予定でした。
あいにくの曇天となり、観測会は実施できませんでしたが、スタジオ3ではJAXA協力による、「だいち2号紹介」スペースにて、大勢の皆様にご参加いただき、地球観測研究センターの大木さんとJAXAつくば宇宙センター広報の菅谷さんにトークしていただきました。

その様子はこちら!

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by arcus4moriya | 2015-05-14 14:00 | だいちの星座 | Comments(0)
3月7日もりや座撮像日。その2 - そのとき守谷市一帯では?!の巻
こんにちは、石井です。新学期が始まりGWも過ぎて、新緑の台風日和(?!)となりました。
現在開催中のドキュメント展(4/18~5/23)が、よりリアルにわかるような、3月7日撮像日の守谷市の様子を。
2ヶ月前のあのとき、だいち2号がネパールの地震や箱根の状況を観測するのに大忙しで活躍せざるをえない状況だなんて誰も予想していなかったでしょう。いかに地球が生きている星かということがわかります。そして「だいちの星座」プロジェクトが無事実施できたことが今となっては奇跡とさえ感じます。

もりや座の撮像日当日、もりや学びの里の上空はどんよりと冷たい雨雲が広がっていました。しかし、ほかの11カ所での各チームはそれぞれに準備して撮像に取り組んでいました。離れていても、撮像日当時のことを話すと皆が共有できるこの寒さと雨の強さとポンチョの有り難さ。そんな人間にとっては悪条件な日でも、悪天候もへっちゃらな衛星・だいち2号なら地球を撮れてしまうため、中止になれないプログラム(苦笑)。よほど大きな震災がおきない限り実行される撮像に写ろうと寒い中、声をかけて集まったチームリーダーの皆さんに頭が下がります。そんな各チームをご紹介。
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ここがどこかというと....
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守谷駅東口にある空き地、ここは@タウン守谷チームが大勢の人間リフレクタを募って撮像に参加してくれました。もっと引いてみるとこんな感じ!
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そして市の西側、「常総運動公園」エリアで撮像したのはmorismチーム。
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リフレクタを先頭に、流星のようにアルミポンチョの皆さんが並びます。
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ちょうどその撮像時間11:36にだいち2号が通過しているのがわかります。
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大山公園でだいち2号を待つコモン・ニジェールチームはこちら。
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その大山公園の背後にあるのは松前台小学校。ここは3器のリフレクタを児童みんなで作りました。なんだか悪天候なのに、楽しそう。
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一旦降り出した雨にここも待機したのでしょう。11:35に近づいてきました、皆ポジションへ移動!
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松前台小学校の11:36。
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同時刻、守谷とは一瞬見えない森のようなところ。東山魁夷の白い馬でもでてきそうな場所が守谷にもありました。
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ここはどこかというと...ズーーーーーームアウト!
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なんと!こんなところに守谷市役所チームが。見えますか?とても雰囲気のある場所にひっそりきらめく職員さんたち。
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自然の多い守谷とはいえ、市役所回りは駐車場が多く、なかなかよいポイントがみつからなかったところ、JAXAの大木さんや鈴木先生が提案してくれたのが、市役所敷地内の端っこだったのです。ニコ生で話題だったミニリフレクタもここに。無事写っているでしょうか。この日入籍されたカップルも急遽撮像に参加されたのだとか!
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同じ頃、場所は変わってこちらはなにやらヘルメットでフル装備なお父さんたちがオプショナルな簡易電波反射器も設置。
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ここは関東最大で最後の開発分譲地といわれている松並開発地区です。土地整理組合の皆さんが新しい街を作っている真っ最中。そのシンボリックな街のポイントにリフレクタを置くと、どのように光るのかな?
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周囲はご覧の通り。新築の家々に囲まれつつも、まだこれからできていく開発途中の広大な土地なので遮るものがなく衛星も反射しやすいはずです。新しくできた街の住民の皆様も集まってきました。ここの結果は作品をみるとよくわかります。
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大井沢小学校。ここはみんなしゃがんでみたようですね。
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愛宕中学校。下のテニスコートから急遽、校庭を優先して撮像場所にポイント替えすることができたようです。先生方もご一緒に。
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御所ケ丘中学校は2つのリフレクタで挑戦。
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撮像時間直前直後の雨の強さを物語る一枚がここに。市内全域、この強さの雨が降っていたにもかかわらず。がわかる貴重な証拠写真です。
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守谷市産業協力会の皆さんが撮像場所に選んだのは、みずき野の郷州小学校校庭。郷州小学校のエントリーはなかったものの、撮像日だけ児童が集まりました。
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これも私たちが予想していなかった展開です。各チームの皆さんがまた多くの方々に参加を呼びかけて下さり守谷だけでもこの日300名近くが同じ空を見上げていました。こういう自発性こそ、今回のプログラムで生み出したかった成果です。さすが守谷市民の皆さんは柔軟。そういえば、市内の100均ショップ・Dソーさんのアルミポンチョは買い占められて売り切れになったそうな?!
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ほかにも守谷高校での撮像ポイントもありました。
これら全てのチームが同時に同じ方角へ向かって撮像に挑んだ成果は、鈴木先生と大木さんの手によってついにその名の通り、大地の星座として完成しました。なんと総勢約640名の参加者で創り上げた「つくば座」と「もりや座」は現在、アーカススタジオでお披露目されています。ぜひ全てのプロセスを経て、人工衛星だいち2号が撮像してくれた世界にひとつしかない星座を皆さんの目で確かめてください。
今回、鈴木先生によって創りだされた星座の図にはもう一つのストーリーがあります。街の変化を示すもの、その差分を比較する為に使用された元画像は、「だいち2号」の前の衛星「だいち」が東日本大震災の前に撮像した、つくば市と守谷市の様子だったことも書き添えておきます。2011年の4月まで東北の被災地を観測し運用を終えた衛星「だいち」は、今もぐるぐると地球の周りを回っています。今回のプロジェクトで完成した画像が、日本で開発された2代にわたる人工衛星が撮像した、震災前(2011年)と震災後(2015年)の画像によって創りだされた作品であること、当たり前のように地球の中でうごめく私たちの環境で、当たり前の日常の一部のように思える活動を、一瞬だけ同じ方向に向かって同時に動いて変化を起こしたことで表出されたものであることを、そしてそれがずっとこれからも画像の中で痕跡として残されるものを皆さんが作った、ということを記しておきたいと思います。この体験を通して、参加者の皆さんにも少しでも地球環境や衛星のこと、科学やアートの面白さを知るきっかけになればと思います。

4月18日からスタートして現在開催中のドキュメント展。展示時間は18時までとなっていますが事前にご連絡くだされば19時まで公開できる場合もあります。初日のワークショップの様子はこちら。
5月16日(土)の関連企画「春の星座と人工衛星だいちの観測会」もどうぞお楽しみに!
(台風一過のあと、晴れますように〜!!!!)
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(ちなみにこのチラシの星はトリミングされた守谷の撮像ポイントであって、実際の作品はまた違ったものです。しつこく言いますがぜひ実物をご覧あれ!!)
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by arcus4moriya | 2015-05-08 19:10 | だいちの星座 | Comments(0)
3月7日もりや座撮像日。その1−アーカススタジオの巻
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こんにちは。石井です。お待たせしてしまいました。年度末です。2月7日からはじまった、だいちの星座プロジェクト。いよいよ最終の守谷市内12カ所で撮像する「もりや座」の撮像日を一ヶ月後の3月7日に迎えました。今年度最後で最大の規模数で実施された「もりや座」のご報告です!(きっとまだこの回だけでは終わりきらないと思いますがとりあえず行ってみよう!)

あいにくのどんよりとした雲りの日でしたが、だいち2号は大丈夫。
今回は「もりや学びの里」で行われた関連企画「人間リフレクタで写ってみよう!」の様子をご報告。前日金沢から守谷入りした鈴木先生はなにやら特別に何か用意していました。前日はものすごく寒かったですね。このラインは私たちアーカススタッフが引いたんです。どんな構成でリフレクタを配置するかを先生方に計画してもらいました。市内で各チームもいろいろ考えたことと思います。そして当日の朝からJAXAの大木さんが学びの里運動広場で用意を始めます。
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あれ。なんだか金網とパイプの間隔が...?
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で....
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でっかーーーーーーーーい。
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つくば座では角度の調整を試していたお二人は、今回、2倍の大きさとCR同士の間隔をテストされるようです。高さ2m。結構な大きさです。
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ひとつひとつ微調整が始まります。
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どこをどう調整しているのかというと...99度の角度です。
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こちらは4つのCRが狭い間隔で配置されたバージョン。
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...つくば宇宙センターの時にも劣らないくらい、ガチです。
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真剣なお二人の向こうで、なにやらキラキラする人たちが......会場には続々と参加者が集まってきました。入口で誘導するスタッフもキラキラしながらお出迎え。
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受付で人間リフレクタに参加する方々がポンチョを借りて早速着てもらいます。
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さぁ、リフレクタの設置も完了!あとは天気がもつのを祈るばかり!
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鈴木先生、準備はいいですか〜?
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続々とキンキラキンの人たちが集まりました。
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わかってはいましたけど、やはり何かの秘密結社みたいですね...w
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いよいよ10:30よりプログラムのスタートです!初めて参加する方が多いので鈴木先生と大木さんから今回のプログラムについての解説から始まります。
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今回もニコニコ生放送の中継が始まりました。
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だいち2号が通過しながら私たちを撮像する方角はあっち!
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あの高い木のある方向です。なんだかあの木のてっぺんも指差してくれているように見えますね。
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さて、撮像時間の11:36まで天気はもつかなあ?

......とここまでで、一息しましょうか。続きが待ちきれない!という方はぜひこちらをどうぞ☆
ニコニコ動画で生中継された様子はこちらで視聴することが出来ます。当日は700名越えの視聴者が全国でこの様子をご覧になってくださったそうです。ありがとうございました。

「だいちの星座プロジェクト-つくば座・もりや座 関連企画『人間リフレクタで写ってみよう!』」
動画:NVS

11:25まで雨がひどくなって退散しました。一度参加者全員退避してBBQ場にいたのですが、その間、ニコ生(NVS)さんはコーナーリフレクタの反射する仕組みを番組内で詳しく説明してくれています。どうぞご覧くださいね。

そして4月1日(水)に、NHK水戸放送局で18:10頃より、今回の「だいちの星座プロジェクト」のまとめとして番組で紹介していただけることになりました。茨城県域放送なので、守谷市内ではご家庭のアンテナの向きによりご覧いただけると思います。(急遽、事故や事件のニュース等で放送されない場合もありますのでご了承ください)


.........そして私たちはその間、突然の雨で何をしていたかというと...そして守谷市内の他のチームはどうしていたのかというと....続く。
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by arcus4moriya | 2015-03-07 07:48 | だいちの星座 | Comments(0)
2月21日つくば座撮像日。
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こんにちは、石井です。大変お待たせしました。
2月21日は、いよいよ待ちに待った「つくば座」撮像日
アーカススタッフはJAXA筑波宇宙センターにいました。鈴木先生はこの日、筑波大学のチームと一緒に撮像しました。そして市内あちこちで同時に撮像にチャレンジします。
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今日はなんていいお天気!! JAXA筑波宇宙センターにはレクチャーのあった棟の後ろに、広大なサッカー場があります。なにやらキラキラと輝く光が。ここでは宇宙少年団つくば分団とJAXAのチームが撮像しました。朝早起きして分団の皆さんは簡易でオリジナルのリフレクタ(CR:Corner Reflector)を製作した様子。1mサイズのCRの間にかわいらしくキラキラ光るものが見えます。
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な、なにやってるの...
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さすが宇宙研究のお膝元、気合いがハンパないです...これには驚きました。9個のCRの回りに小さな手作りCRと、背後にはサッカーゴールでできたCR!他にも様々なチャレンジングな「星になる装置」が構成されていきます。
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一方で....。
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最終確認に余念がないのは開発員の大木さん。全てのCRの仰角を変えて撮像してみる、という実験も兼ねて角度の調整中。
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わかりますか?ちょっとずつ角度を変えています。そして走る走る...
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段ボールとアルミシートでどれだけ輝くか、そのサイズも様々なつくば分団チームは写り方についても相談し合い。。
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若干余裕さえ感じます。
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さぁ、CRの配置が終わったところで、JAXAチームも人間リフレクタの用意を。この頃で既に11時頃です。
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このように羽織るだけ。100円ショップで売っている防寒アルミシートです。
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用意は準備万端、あとはだいち2号が東の99度から11時36分に撮像しにくるのを待つだけです!
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さぁ、来ますよ!11:20分頃からもう動かないように!という指令がきます。
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子どもたちはのどかにサッカーゴールの裏でくるのを待ちます。。。大木さんが今どこを飛んでいるかを教えてくれます。
『現在オホーツク海を過ぎました....北海道........東北に入ってきました...まもなく関東に来ます』。。。その間隔が短くて、いかに「だいち2号」のスピードが速いのかがわかります。でもこちらから肉眼では見えない、地球を見ているセンサが近づいてきていると思うとドキドキしました。↓ココが今来ている瞬間です。では同時に他のチームの様子をみてみましょう。
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谷田部(やたべ)中学校
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軽トラにCRを積んでドラム缶と寸胴も用意してきた筑波山麓星組!
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桜中学校
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木製枠のCRが増えている!筑波研究学園専門学校
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あれ、撮像の瞬間は乗っかってないですよね?な、つくば市役所チーム。
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筑波大チーム「結プロジェクト」チームはこちら。恐らく撮像終了の瞬間? 感動の達成シーンの模様。時間は11:37を示しています。
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つくば座チームによる撮像は無事終了しました。
この「つくば座」の撮像結果はどうぞ4月18日に公開されるJAXA筑波宇宙センターの特別公開日でご覧ください。もしくはアーカススタジオでのドキュメント展(4月18日(土)〜5月23日(土))でも、全チームの様子をもらさずドキュメントとしてお知らせします。

ファン!ファン!JAXA!さんではこの日の様子が報告・紹介されていますのでぜひご覧くださいね。「筑波宇宙センター[開催報告]だいちの星座プロジェクト〜つくば座の巻〜
撮像の速報での結果(JAXAのみ)がご覧いただけます。『JAXA筑波宇宙センターの本気』に驚いて下さい(笑)
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皆さんお疲れさまでした!来月の3月7日はもりや座撮像日です!
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by arcus4moriya | 2015-02-21 19:07 | だいちの星座 | Comments(0)
だいちの星座プロジェクト ー 製作ワークショップ@ARCUS Studioの巻
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大地にも、精密検査が必要だ。
みなさんの健康管理といっしょなんですね。健康だからできるワークショップ!ということで。
学びの里の体育館に集合!だいち2号の展示もこのように。(協力:JAXA)
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星となる装置=電波反射機(CR)を製作するワークショップは午後から開始します。20チームおよそ150名で製作します。


では、電波反射機の製作の様子をダイジェストでどうぞ!星の材料はこちら。
水道管パイプ(T字L字ユニット)・金網・塩ビ用ボンド・結束バンド。
THE DIYなものばかりです。
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ビデオで最初にパイプや金網の切り方などの下ごしらえの仕方を一通り見た後...
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筑波大のお兄さんがサポートしながら製作がスタート!
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切ります。
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切ります。
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計ります。
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切ります。
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そろえます。
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塗ります。
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たたきます。
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たたきます。
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そろえます。
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またたたきます。
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貼ります。
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養生します。
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「日」の字が3つ。
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張ります。
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張ります。
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カオス。体育館でDIYは壮観。
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結束します。
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チームの結束も大事。
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イレギュラーなミニリフレクターを作っているのは....わが街の守谷市役所チーム!ニコ生のコメントでも多くの反響がありました。余った材料のパーツでも何でも作り込んじゃうこのチーム。
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しかも早い!なんでしょう、他のチームがまだ網を張ってる頃に既に完成しているこの余裕(笑。
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一方で、鈴木先生と大木さんはニコ生視聴者に向けて「だいち2号」の性能について解説をしてくださっていました。
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↓奥のほうに「だいち2号」の模型も展示してあったのを、ご存知ですか?大木さんがとてもとても詳しく、模型を使って性能や仕組み、こまかなパーツの諸元まで教えて下さっていますのでぜひとも動画をご覧ください。だいち2号がよくわかります!
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                                      ↑写真:JAXA
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                                      ↑写真:ARCUS

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今回最多数メンバーの松前台小のみんなは3チームにわかれて3つのCRを作っていました。(自費で余分に用意してきたとのこと!)ほとんど子どもたちだけで製作しているというたくましいチーム。着々と製作しているのかなあと思いきや.....「お兄さぁーん!」
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どうした?どうした?
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結束バンドの止め方?...みんなガチですね。この眼差し。なんて微笑ましい光景でしょう。
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こちらは金沢美大のお姉さんが男子中学生をアシスト。さぁ、金網をどんどん張って3つの「日」の字が完成したら組み合わせます。
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張り具合もチェック。
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組み立てたら、今度は折りたためられるようにチェック。
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さぁ、完成です!ここからはチーム紹介。守谷市立御所ケ丘中学校チーム。
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守谷市産業地域協力会チーム。(後に郷州小学校で撮像します)
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morismチーム。
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守谷高校&つくば宇宙利用研究会チーム。
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つくば市役所チーム。
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守谷市役所チーム。
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守谷市立大井沢小学校チーム。
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つくば市立桜中学校チーム。
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守谷市立愛宕中学校チーム。
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筑波研究学園専門学校チーム。
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筑波大学「結プロジェクト」チーム。
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日本宇宙少年団つくば分団&JAXA筑波宇宙センター混合チーム。
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頑張りました、大所帯の守谷市立松前台小学校チーム。
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全員無事にCRを予定より早い時間で完成させました。
最後に質疑応答コーナー。いくつか小学生から。「人間リフレクタ何人分で(金網の)リフレクタ1個分の光の強さになるの?」人間リフレクタのポーズについて。「人間リフレクタをやる時の角度は気にしなくて良いの?」という質問には「丸太のようなポーズならどんな角度でも大丈夫」と。
では「人間に金網を直接巻きつけたらどうなの?」という、もっともな質問まで。
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山下さんから、ニコ生視聴者からの質問をだしてもらいます。ここにいる皆さんは昨日までに質問しつくしたので(笑)それほど疑問はない様子。ネット視聴者からは「撮影した画像はどのくらいで見られるのでしょうか?」。
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だいち2号の性能としてはその日のうちに速報画像が解析できる能力をもっていることは大木さんから説明されました。また、万が一震災がおきた場合はこの活動は中止になります。本来のだいち2号のミッションは災害があった場合緊急観測をして活躍しなければならないときでもあるのです。とも。
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方位磁針のセッティングもチェックして。撮像日にのぞみます。
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最後に鈴木先生から。
今回のつくば座・もりや座では、まだ私も知らない星座が皆さんによって作られます。この活動を通じて皆さんの授業やクラブ活動などの広がりを私たちに伝えてほしい。ぜひ感想を聞かせてもらい、より世の中に伝わりやすく広めていきたいです。』

そして大木さんも素敵なお話をしてくださいましたので一部抜粋。
『JAXAは"だいち2号"をはじめ、これまで様々な人工衛星を打上げていますが、なかなかそれが身近に感じられる事は少なかったのではないかと思います。Google earthは知らないうちに撮られていて誰でも見られる状態になっていますが、今回、これから私たちがやろうとしていることは、皆さんが積極的に"だいち2号の観測の中に写り込む=入っていく"ことなのです。宇宙と地球の間のつながりの中に直接入っていく、という活動を地域のみなさんと行えることはとても嬉しいです。宇宙を身近に感じられる活動、まずはこの活動を成功させたいと思っています。』


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最後に全員で記念撮影をしました、撮像日まで楽しみです。つくば座撮像日につづく。お疲れさまでした!

写真:加藤甫


                                              


この様子はNVSさんが当日生中継してくださった動画です。全国でのべ1000人以上の視聴者にご覧いただきました。こちらでは鈴木先生と大木さんによるニコ生視聴者向けのガイドもあります。どうぞご覧ください。


「だいちの星座プロジェクト - つくば座・もりや座」 製作ワークショップ編
@アーカススタジオ(もりや学びの里体育館)
動画:NVS                                             
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by arcus4moriya | 2015-02-08 12:24 | だいちの星座 | Comments(0)
だいちの星座プロジェクト ー レクチャー@ARCUS Studioの巻
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2月8日(日)はアーカスプロジェクトの拠点、アーカススタジオのある "もりや学びの里 体育館" で実施した「だいちの星座プロジェクト-つくば座・もりや座」レクチャー・ワークショップ編です。寒い中150名近くのチームメンバーが揃いました。
小さなお子様から小中学校の科学部、専門学校生や大学生、大人のみなさんも勢揃い。つくば座チームともりや座チームが一堂に会し、「電波反射機(=Corner Reflector/コーナーリフレクタ : CR)」を実際に作る日です。昨日のJAXA筑波宇宙センターに参加できなかったメンバーにもわかるように、そして昨日参加したリーダーはおさらいを。ということで朝から全員気合いでレクチャーを受けます。アーカススタッフも気合いを入れてJAXAさんからの貴重な展示物を設営しました。
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星座ができるまでのステップを確認。どんな行程を進むのかな?午後のワークショップで「星」になる装置ができるんです。
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昨日のレクチャーと全く同じかおもいきや....そうじゃないんです。TXの守谷駅からスタート。鈴木先生と大木さんによる、より詳しいレクチャーです。これはニコニコ生放送でも生中継されましたのであとで記録動画をご覧下さい。(末尾を参照)
鈴木先生は画家でもあります。油絵を描いて、金沢では油画科で教鞭を執っています。JAXA地球観測研究センターの開発員、大木さんはTX快速では、ほぼお隣の「つくば駅」より最寄りの超広大な施設、筑波宇宙センターから来て頂きました。
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大木さんによれば、人工衛星が最初に観測する画像(左端)はこんなに荒いのだそうです。いろいろ解析をして、ようやくみんなが見られるような画像にするのだそうです。
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そして宇宙のお仕事とはいえども、地上の仕事がたくさんあるんだとか。この形を覚えておいて下さいね。
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あんな画像やこんな画像。普段見ることのないような貴重な資料画像を参考に「宇宙」をイメージするものを共有していきましたね。宇宙兄弟、銀河鉄道999、機動戦士ガンダム...から今では地球から400kmの場所で生活できるようになったISS国際宇宙ステーションなど。1902年に公開された映画『月世界旅行』も参考に。メリエスが絵具をつけたフィルムの地球は黄色かったという話。地球が青いとわかるまで、ずっと月のように「黄色い」と認識されていたのは驚きです。
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『月世界旅行』から66年後、ついに人類が月にいき宇宙飛行士が地球を記録に残します。その交信記録:ビル・アンダース(大木さん)とボーマンさん(鈴木先生)の会話は、動画でお楽しみください。
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宇宙飛行士が科学の力で月まできて見たものをミッションにない中で、フィルムで撮ろうとした=その美しさを伝えようとした、という行為が大変重要なエピソードである事を先生は説いています。
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その後1978年の人類で初めて地球の全景を撮った「ザ・ブルー・マーブル」や、古代から残るナスカの地上絵、現代の地上絵ではロバート・スミッソン/Robert Smithsonの「スパイラル・ジェティ / Spiral Jetty(1970)」、トム・ヴァンサン/Tom Van Santの「Reflections from earth(1981)」、ピエール・コントゥ/Pierre Comteの「Signature Terre」などなど。2001年にはスペースシャトルにいる毛利さんへ送る電波メッセージとして地上絵を送った実験もありました。芸術と宇宙との関係も学びます。そして現代へ。
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先生が出会った、最初の衛星テラよりももっと高い解像度で撮像できる観測衛星に出会います。初代・陸域観測技術衛星「だいち」の2種類ある観測方法のうち光学(カメラ↑)で撮った画像と「だいち2号」の観測できるレーダー(↓)で撮像した画像の違いも。合成開口レーダーのすごいところは、こうもりのように(音波ではないけれど)電波で撮ることができること。「レーダーは雨や雲をつきぬけていく」っていうことを学びました。
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これから作ろうとしている「星」は、街の「変化」を示したものが光になって現れます。人々が生活しているときに街の中で起こした「変化」が点となって星空のように輝いて見えるのです。
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JAXAが持っている本格的な電波反射機(画像左)は、富士山にあります。良ーく見ると透けて見えるのがわかりますか?網目であっても「面」で認識する人工衛星だいち2号に写り込むのに適しているのが「金網」だってことも、前日のレクチャーで学びました。そして改良を重ねたCR(画像右)はこんなに小さな1mまでコンパクトにできるようになりました。「こんな幅の編み目があっても...」のところ。
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さらに鈴木先生の研究によって、おりたたみ式で2.5Kgの軽量化になったのも画期的でした。
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筑波大生のお兄さん達に今日も人間リフレクタになってもらいました。キラキラしてるでしょ。背景の数値、わけわからないですよね。でも実際にポーズした形によって輝き方が異なるという分析がされたのですから大変興味深いです。筒状のポーズが一番写りやすいのだそう。
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寝てても角度さえあっていれば写るらしいんですけどね。なかなか難しいんだそうです。
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手引書にもどこで撮像するのがいいのか書いてあります。どんなポーズをするかはみんな次第です。
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つくば座は2月21日、もりや座は3月7日のいずれも午前11時36分に真方位99°、磁方位106°の方向から撮像されます。
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さあ、撮像する日時は決まっています。おさらいは終了。昨日のデモンストレーションもふまえて、午後はCRを作る準備にとりかかります。JAXA・筑波大・金沢美術工芸大のお兄さんお姉さんが全20チームの製作をリードします。
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わからないことがあったらこの背中の青い文字のお兄さんに聞くのが一番です!
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今回「星の材料」を全て協賛してくださったのは、守谷のDIYの聖地、株式会社ジョイフル本田さん。ご協力ありがとうございました!
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レクチャー内容のみならずワークショップ中にも「背中が青い文字のお兄さん」な大木さんが、特別にニコ生視聴者の皆さんに「だいち2号」の性能についても詳しく解説してくれていました。これはワークショップ参加者のみなさんも見られなかったはずですから、どうぞ次の「製作ワークショップ編」をお楽しみに。


「だいちの星座プロジェクト -つくば座・もりや座」 レクチャー編
@アーカススタジオ(もりや学びの里体育館)

「だいちの星座プロジェクト -つくば座・もりや座」 ワークショップ編に、つづく


動画:NVS
写真:加藤甫
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by arcus4moriya | 2015-02-08 10:21 | だいちの星座 | Comments(0)
だいちの星座プロジェクトー質疑応答@JAXAの巻
もう先週「もりや座」撮像終わったのに、、、(苦笑。 3月に入った現在よりこんにちは、石井です。遅ればせながら2月7日を振り返りましてご報告!ひとつひとつコツコツといきます。

レクチャー、デモンストレーションと終えて、最後に参加者の方々からの質疑応答の時間を設けました。鈴木先生と大木さんが素朴な疑問も難しそうな疑問も答えます。普段聞けないような事ですし未知の世界にチャレンジしようとしている100名の参加者のみなさんにはなんでも答えます。
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つくばの撮像範囲と守谷の撮像範囲も確認して、実際どの位置まで写るのかも各チームは確認します。
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「つくば座」と「もりや座」を作るエントリーメンバーのみなさんからは、より詳しい「だいち2号」の特長や、撮像される時のコツについての質問が続々と出てきました。(翌日の守谷での質問コーナーよりかなり多くの質問がでましたね)
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大人のみならず小中学生のみんなも活発に質問をします。美術の授業だったらこんなに質問でたかしら?と感心するほど。
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初めてこういった実験にのぞむ参加者もいれば、もともと宇宙利用に興味のある方もいて私も出てくる質問に興味津々でした。
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リフレクターをおいて、衛星が来る角度を説明する大木さん。角度はこんな感じ?リフレクターの前に立ってはだめとか、どのくらいの間隔で置くとより強い光として反射するか、とか。
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思いのほか、子ども達の質問が多く....「いい質問ですね」と鈴木先生。
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菅谷さんもはしりまわります。
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疑問をもつことはいいことですね。なんで金属なのか、とか、なんでこの3面なのかとかそれ以外に光るものはあるのか、建物の屋上だったらより(衛星との距離が)近いんじゃないの?とか地面と水面ではどっちが反射しやすいのか等.....様々な疑問に答えていただきました。
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これで明日は実際に「星」となる装置をみんなが作る訳ですから、積極的に仕組みを知ろうとするうちにあっという間に時間が過ぎていきました。今日のレクチャーとデモをしっかり頭に入れておけば明日はうまくいくでしょう!
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実際のリフレクターをお手本に、明日は守谷のアーカススタジオでみなさんの手で作ります。長時間お疲れさまでした!
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おまけ

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この日は偶然(!)鈴木先生の誕生日でした。恒例の仕込み好きなアーカス組は、JAXAの皆さんも巻きこんで(笑)、プロジェクトの成功を祈りつつ、ARCUSとJAXAによる今回のだいちの星座プロジェクトスタッフ全員でサプライズを。これも良い思い出です。今日から3月7日の撮像日までの約一ヶ月間、よろしくお願いします!
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ちょっとALOS-2にどこか似てるかな?(金色に輝いているところですかね (^^)





写真:加藤甫
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by arcus4moriya | 2015-02-07 23:37 | だいちの星座 | Comments(0)
「だいちの星座プロジェクト -つくば座・もりや座-」         デモンストレーション@JAXAの巻
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                                     写真:JAXA

こんにちは、石井です。さてさて、まだ初日だというのに3巻目。後半は、いよいよ「星」となる魅惑の装置、「電波反射器:コーナーリフレクター」のつくり方を実演してもらう時間です。
ワークショップ当日に慌てないように、各チームの代表にはつくり方をここで詳しく理解してもらい、明日はチームリーダーとして指導できるようマスターしていただきます。
大公開!『星のレシピ』。当日、参加者全員に配られた鈴木先生の手引書は、こちらから。

身近にあるもので構成されているリフレクタの材料はすべて、ここから!
守谷でDIYといえば、これまで海外からアーカスに滞在してきた、名だたる歴代アーティスト達も愛してやまない素材の王国、ジョイフル本田さんの協賛です。ありがとうございます。
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大木さんが掲げているこれ。漢字の「日」の字になっている反射板を3枚つくります。
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まず、鈴木先生から材料の下ごしらえについて。金網の切り方、水道用塩ビパイプの切り方、金網の切り口の処理などをビデオで。
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小学生は4年生からの参加。切るのは先生にやってもらおうね。
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金沢美工大と筑波大の大学生のお兄さん・お姉さんたちがお手本をみせてくれます。
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これらの切り方・貼り方・組み立て方は「だいちの星座」チャンネルのYouTubeでもあがっています。
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水道用塩ビパイプを切るこのカッターだけは、大人でも工夫が必要です。ガチャン、ガチャン、と数回に噛ませながら切り離します。
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金切りばさみも、ここでは素手で切っていますが、当日は軍手着用で。
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きれいに切れました。目合#20の亀甲金網です。これはビニール等のコーティングがされていると反応しません。
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切り口を丁寧に「銀色の」ガムテで覆います。ここは先生のこだわりらしい....「シルバーのテープ」。
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実際にビデオで映し出しながら細かい部分もわかるようにプロジェクションしています。
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カットしたパイプに「塩ビパイプ用接着剤」を塗ります。
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木槌、もしくはこのようなゴム製トンカチでT字L字のジョイントパイプを軽くたたき固定。反対側を付ける時は一度床面にあてて、両脇が平行であることを確認しないと、ジョイントパイプの向きが歪んで「日」の字にできません。
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塩ビパイプで「日」の字ができたところで、910mmx910mmにカットした金網をとりつけます。
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対になる両端を張りながら、結束バンドで固定します。あ。この商品バーコードははがしておきましょう。このバーコードのデータさえも、だいち2号のレーダでは反応を示すんだとか?!
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今日の100名が明日の仲間たちに教えます。今日学んでおくと、明日簡単です。
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ここでさらに「金網とパイプをうまく張るためのコツ」が伝授されます。結束バンドでシルバーのガムテープを貼った金網の端からパイプとを結ぶ最も適した位置。細かいでしょう?手作りで、より精度の高い星を作る為の大事なコツです。
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実際に会場の前方に集まり、「金網の張り具合」を触ってチェック。たわまないように、はじくとピンとはねるくらいの突っ張り具合で。
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結束バンドをとめた後の端切れも、きちんとあとで処分して、リフレクタを持つときに指を傷つけないために、調整します。ものづくりは丁寧な仕事が大事。
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灰色と銀色な「日」反射板の完成。素材は地味でもキラキラ美しく見えるのはなぜでしょう..。
(あ。バーコードはがさなきゃ)
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次はいよいよ3面をつなげます。「日日」の下部にもう一枚の「日」
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反射板同士をつなげるのは200mmの結束バンドで。ちなみに結束バンドの色はどちらかといえば白色か透明が好ましいそうです
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協力し合いながら面同士を固定します。
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これは折りたたみ式にできるので、一度3面そろったリフレクタの完成を見せた後....
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たたみます。
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パタン、パタンと一面分で重さ約2.5Kgのハンディタイプに。
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お持ち帰りいただけます。
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最後に撮像日に設営するときの再演。どのようにつなげていくか。当日手際良く、丁寧にスムーズに組み立てられるように。
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完成です。エッジもそろえて、後は指定の方角に向かって正しく配置すれば、うまくだいち2号に反射してもらって「星」のできあがり☆

金沢美術工芸大学、筑波大学のみなさん、ありがとうございました!
いよいよ明日がアーカススタジオで製作の本番です。続く!
...とその前に、質疑応答編はこちら!


写真:加藤甫
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by arcus4moriya | 2015-02-07 23:00 | だいちの星座 | Comments(0)
「だいちの星座プロジェクト-つくば座・もりや座-」          レクチャーその2@JAXAの巻
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遅ればせながら2月7日実施のJAXA筑波宇宙センターでのレクチャーその2に続きます。
(長くて遅くてすみません;;)

なぜ、鈴木先生は地球の外から自身を観てみたいと思ったのでしょう。
先生は「人工衛星テラ」が撮った画像が手に入れられることを知ります。

そこで、金沢に大きなドットをつくり、写り込んでみます。地上に広げた十数メートル幅のものすごく大きな黒いシートは、小さなドットとして衛星写真に写り込む事に成功しました。
成功すれば、次は「もっと見えやすくするにはどうしたらよいか。」
「この衛星よりも高解像度で写り込める衛星はないか...」ということで『陸域観測技術衛星だいち』を知ります。
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大木さんの解説によれば、それが日本の衛星であり、目標寿命5年の活動期間を有する衛星でした。
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「だいち」は世界最大級の地球観測衛星で観測画像をみると雲が写っています。光学でカメラと似た仕組み。もうひとつは「レーダー」も備えています。
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今回撮像してくれる「だいち2号」との違いは、より高い分解能をもつ「レーダー」。詳しくは「Lバンド合成開口レーダ」というのだそうです。同じ場所なのに全く見え方が違います。
なので雨の日も曇りの日も地球をお見通しなのです。
....とここまでは前回までのお話でした。


もう一度伝えておきます。『鈴木先生は大学では油絵の先生です。』
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先生と大木さんが「だいち」、もしくは「だいち2号」の電波を反射させて観測する仕組みを小さな模型を使った動画で教えてくれました。衛星から照射されるマイクロ波のレーーがあの3面の反射板に跳ね返り、また衛星に戻ってくるのです。これは「レー""ー」で示してくれています。とてもわかりやすい仕組みです。
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(後の感想にも「わかりやすかった」と多数記されていました。)
言葉で理解する以上に視覚的にみるとなるほど!とうなづけます。

それから、衛星から照射してくるレーダーに反射する為の装置、電波反射器の形、素材、サイズ、あらゆる角度から改良を重ねました。アーティストの底力を見せます。そして「だいち」で撮像した結果。
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こんな地上の星が見えるとは....!これから更に研究を!というところで。

初号機「だいち」は世界中を観測し続け、2011年(平成23年)5月12日(午前10時50分)に電力がなくなり運用が終わります。この「だいち」は東日本大震災のときに、東北の被災地の土壌を観測するという、大仕事をこなして運用を終えたのでした。
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そして、いわずもがな、「だいち」が運用されなくなったことで先生方の研究が一瞬断ち消えそうになります。
あれから3年。。。
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その後、打上げられたのは2014年5月24日、「だいち2号」でした。まだ記憶に新しいかと思います。大木さんが示しているのは、ロケットにのせて飛んでいく前の「だいち2号」。これを見学することができた種子島の小学生は、いわば
「戦闘機の製造工場に小学生がワッペンひとつで見学できちゃう感じ」と同等のものすごい貴重なことなのだとか。
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そんなこんなで今の電波反射器に至るまでのお話をきいて、衛星に写り込む仕組みを知って、ますますどうやってつくるのかな?という期待が深まります。
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先生と大木さんの共同研究の経過を聞いて、更に皆さんが今回のプロジェクトに加わるのです。
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そして最も改良された最新型が、明日みんなでつくるこちら。後半の部でどうやってできるのか実演します。
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もうひとつ、こんなものも。
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小学生も中学生もみんな真剣。でもこの人間リフレクターは、こんな感じ。
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翌日8日のもりや学びの里でもお披露目しますが、水道管パイプと金網、結束バンドなどでつくる「電波反射器(コーナーリフレクタ)」よりも更に簡易で写り込む事の出来る「人間リフレクタ」は、防寒用のアルミのポンチョを被ったものです。今回は筑波大の学生さんがパフォーミング。
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実験で単純に思い思いにしたこのポーズ。「どんなポーズがいちばん写り込むのか?」は、大木さんの手にかかると、文系にはとっても訳の分からない(笑)数学的な数値で示されて検証されていたりします。それと関係なくポージングしていた金沢美術工芸大の学生さんは、そうとも知らずにいわゆる「パフォーマー」と化していたのです。
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JAXAの鳩山でも実証されました。Hの字に写っているのが、人間リフレクタ。
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これだけ濃密な内容だったのに、あっという間だったレクチャーの最後に、鈴木先生と大木さんからの発表。今日の日の為に決定した内容がこちら。
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人工衛星だいち2号がやってくる時間もわかりました。
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ふー。レクチャーの部、無事終了。後半のデモンストレーションでは製作に大事なコツを教わります。金沢美術工芸大学と筑波大学のお兄さん・お姉さんが実演してくれました。
....が、長いので次に続く!!!

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さぁ、地球からは見えないけれどやってきます。だいち2号。楽しみですね。



写真:加藤 甫





*3月7日にもりや座の撮像があります。
人間リフレクタで人工衛星だいち2号に写りこんでみちゃおう!というイベントはもりや学びの里で100人限定で輝く計画です。「人間リフレクタで写ってみよう!」 ぜひ参加してみたい方はお申込みを!締切は2月28日です。
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by arcus4moriya | 2015-02-07 22:57 | だいちの星座 | Comments(0)


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