みなさんこんにちは、石井です。
今年、2017年度のアーカスプロジェクトが始まりました。3月末に新しい書棚も出来て、環境もがらっと変わりました。やっとサロンの棚の存在に慣れてきた5月です。 既にGWも明けて5月に突入にも関わらず、まだ落ち着かない感じではありますが、ぜひスタジオサロンにいらしてください。ご支援いただいた方々のお名前も公式HP上で紹介しています。棚ができるまでの様子もREADYFORのブログにて公開しています。ご協力いただき、有難うございました。 (写真:加藤甫) 今年度でついに100人を迎えることになるアーカスプロジェクトのAIR(アーティスト・イン・レジデンス)プログラムの公募も、4月20日に締め切りました。今年は、これまでの応募資料郵送のシステムをやめて、全てオンラインによる募集受付としました。 その理由には、 ・郵便屋さんや宅急便、海外速達宅配業者さんらが毎日まなびの里へ届けてくる膨大な封筒の数々...の配達量を軽減協力し ・守谷では厳重な可燃・不燃ゴミの仕分けがあるため、これらの応募封筒(梱包材と紙類)の分別作業はたいへんな量になるという危惧と ・送られた場合のDVDやメディアなどの保存が難しい。 という点が挙げられます。要するに環境に優しくしていきましょう、ということです。一昔前はスライドマウントと推薦書などで審査をはかる時代や、パスポートの写真サイズを2枚、最初に送りなさいという規定もあったりと、様々な応募規定の変遷を遂げてオープンコールが続きましたが、ついにここまで来ました。 昨年はもりだくさんの国際郵便の数々をお見せしたかと思いますが、海外から日本に郵送する手数料も、アーティストにとってはかなりの負担になります。 ほかにもこのご時世、なぜリンクじゃだめなのか、といったような応募者からの要望がここ数年の間にもいち意見としてありました。 アーカイブとして残していく方法も、こういった点ではデータ保存は画期的でありつつも、どこまでのデジタルデータを保存していくかが今後の課題になりそうです。 ..というわけで、アーカススタジオでは現在今年度の招聘作家を選出するため目下審査中です。 昨年まででアーカススタジオで活動してきたアーティストは97人を数えます。決して大きな数ではありませんが、着実に世界の国際舞台で活躍していくであろうアーティストがこの登竜門(ラテン語でアーカスとは門の意。)をくぐっています。審査員兼今年のゲストキュレーターの発表はまだ最終審査を終えるまでのお楽しみです。(...と、決してじらすつもりはないのですが) 2003年度に公募制を導入して15年目を迎えた今年、世界からアーカススタジオでのAIRプログラムに参加したいと届いた応募者数は御陰様で、なんと! 昨年の656件という記録を塗り替え、717組という数に達し、過去最多の応募件数を更新です。 今回もユニット、または複数のメンバーでの応募(ひと組として換算)が増えています。3組の枠に対して、これまでの応募者数推移はこちら。(*クリックすると当時の招聘アーティストが閲覧できます。) 2003年度:125名(37カ国・地域)のうち5名 2004年度:180名(45カ国・地域)のうち5名 2005年度:246名(48カ国・地域)のうち5名 2006年度:281名(51カ国・地域)のうち5名 2007年度:304名(60カ国・地域)のうち5名 2008年度:350名(63カ国・地域)のうち4名 2009年度:401名(57カ国・地域)のうち3名 2010年度:426名(70カ国・地域)のうち3名 2011年度:174名(55カ国・地域)のうち3名 ...東日本大震災の影響を多大にうけた年。 2012年度:337名(63カ国・地域)のうち3名 2013年度:344名(47カ国・地域)のうち3名 2014年度:640名(78カ国・地域)のうち3名 2015年度:599組(81カ国・地域)のうち3名 (個人公募からグループ応募も考慮し、組数で表示) 2016年度:656組(89カ国・地域)のうち3名 2017年度:717組(85カ国・地域)の中から、3組を選出予定。←今ココ。 ...ついに東日本大震災後、2012年度の応募者数の倍を越える数になり、競争率だけが上がっています。つくづく、拠点の拡充・拡大を切望したい限りです。これほど日本に来て活動したい作家がいても守谷に来られるのはたったの3組。たいへん頭を悩ませます。 今年の応募地域傾向はヨーロッパ圏に含まれる、ロシアの応募がたいへん多かったです。(恐らく昨年度はヨーロッパからの招聘がなかったからでは?と推察・分析できます)まだまだ膨大な審査資料を前にスタッフ一同、どんな作家を守谷に迎えるか検討中です。 この審査結果は7月上旬にお知らせできると思いますのでご期待ください。 アーカススタジオは心機一転、新たにスタッフを迎えて4人体制で事業実施します。また、守谷市の管轄もこれまでのアーカスを担当していた企画課から生涯学習課になるなど、ちょっとした変化を迎えた2017年度が始まりました。事業も新たにAIRプログラムで海外からのアーティストを迎えるだけでなく、日本人アーティストを海外派遣する事業にも着手します。日本人のアーティストにもAIRのチャンスです。詳細は夏の前頃には発表されると思います。 これまでと変わらず、皆々様のご協力をいただきながら今年もはりきってまいりますのでアーカスチームをどうぞ宜しくお願いいたします! (左より県庁事務局の大藪さん、外山有茉、朝重龍太、藤本裕美子、石井瑞穂) (遅すぎましたが今年の桜を....)
by arcus4moriya
| 2017-05-13 16:24
| AIR_2017
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