11/12 キッズツアー@OPEN STUDIOS
皆さん、こんにちは。藤本です!
今回はオープンスタジオ期間中の土曜日に2回開催したキッズツアー@OPEN STUDIOS 第1回目の様子をご紹介します。
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対象は小・中学生です。この回は小学生が多かったです。それに加えて特別参加として、小学生以下の皆さんの参加と保護者さんの参加もあり、ツアーはにぎやかに始まりました。
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アーティストの自己紹介が終わり、
ガン・シオン・キン[マレーシア]のスタジオから見学です。
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ガンはyarimoriyaというマイクロ・ビデオ・エッセイに取り組みました。
子どもたちには最初にワークシートを渡しますが、まずは制作の説明より先にスタジオの中をじっくりみてもらいます。
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ガンと一緒にインスタグラム上に公開しているyarimoriyaをタブレットを操作しながらみました。すべて1分以下の短い映像で、時には子どもたちが知っている風景や人が登場します。なぜなら、ガンが注目したのは、周辺エリアに住む一般の人々の仕事の様子、暮らし、楽しみなどだからです。
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制作の過程で話した、特別な選ばれし人を撮影したいというわけではなく、すべての人の人生の重みがイコールであることを伝えたいというガンの言葉が印象に残っています。
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映像以外にも、撮影のためのあらゆる道具の展示や、ガンの制作に対する姿勢がみてとれる文章などを自由に見学し、
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ワークシートの項目について時々考えて、自分の考えを書いてみます。
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最後に質問コーナー。皆の前だと恥ずかしくてなかなか質問出来ない子どもたち。
ツアー後に何人かが再びガンのスタジオに遊びに来て、通訳無しでガンと交流していました(驚)。
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次はエルネスト・バウティスタ[エルサルバドル]のスタジオへ移動です。
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小さい子どもたちは、暗い部屋に入るのがどうも怖いようで、みんなで揃ってゆっくり入りました。
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こちらでは、エルネストが取り組んいる「無限の記憶」という、記憶、夢、死と超越についての人々の話をもとに制作したドキュメンタリーフィルムプロジェクトについてと、エルサルバドルという国の状況について最小限の説明をし、時間をかけて映像をみました。子どもたちには少し難しい内容かもしれませんが、それでも挑戦です。
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以前に読んだ本の中で、子どもたちが大人との会話において、もしくは大人の話を聞く場面において、知らない言葉がたくさん出てきた場合に、それでもその言葉を前後の話の流れとあわせて理解しようとする力を持っている。というようなことが書いてありました。
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私たち大人の理解の仕方とは違う仕方で、彼らなりの物事を理解する術を持っている、ということについて書かれていました。
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それに関して私はもっと知識を蓄える必要がありますが、自分の体験に基づいて言えば、そういったことを実感したことは何度もあります。
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人生の深淵に触れるほど暗い内容も含めて、エルネストの考えていることと、子どもたちが経験したことのなさそうな感情だけれども、子どもたちの想像力とがどのように交差できたかは、正直きちんと読み取れませんでした。
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中には、ただただ「こわい」とだけ感じて終わった子もいるかもしれません。課題が残りました。
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そして、最後のスタジオです。イェン・ノー[韓国出身、オーストリア在住]は参加者と「Librarying」中です。
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イェンの取り組んでいる
“CAN WE TALK ABOUT MAVO?” マヴォについて話さない?
日本のダダ・ムーブメントのための、日本(現代)美術の位相の仮設プラットフォーム
は、大人にも説明するのが難しいプロジェクトです。非常によく考察され、丁寧に組み立てられたプロジェクトだけに、その複雑さをなかなか分解して伝えられないのです。史実に基づくだけではなく、イェンの頭の中であらゆる年代のあらゆる人物と出来事が独自の結合をみせるように、プロジェクトもゆっくり出来上がっていきました。そのなかのいくつかだけをピックアップすることはあまり意味をもちません。
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ただ、まず子どもたちにはスタジオに入る前に「ここがどんな場所か、何をするための場所か考えながらみてみてね。」ということだけを伝えて、スタジオを自由に見学してもらいました。
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スタジオ内にあるものをとくかく見つけた順に発表してもらい、一番たくさんあるものが「本」であるということから、イェンの「Librarying」という図書館のあり方を拡張させる取り組みについて話を繋げることができました。子どもたちの知っている図書室や図書館との違いについて発表してもらったときも盛り上がりをみせました。
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実は、本よりもペンの方がたくさんあるかもしれないという疑惑が浮上しましたが、これも物事をフラットに捉えることができる子どもならではの指摘だと感じました。
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英語のテキスト。
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子どもたちが聞いたことないであろう「MAVO」という集団の話。
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イェンの活動を機に守谷周辺の子どもたちがMAVOを知るというのは、不思議な現象ですね。私にも見たことも聞いたこともないものに出会うことがときどきありますが、その時にここにいる皆のように想像力を膨らませることが果たしてできているだろうか…と思いました。(すぐに検索してしまいますから…。)
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1時間の予定が1時間半になってしまったキッズツアーでした。
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皆様どうもありがとうございました。最後は少し疲れた様子の子どもたちが、親御さんに甘える様子もちらほら。
今日のことを大きくなって思い出してくれるといいな、と願うアーカススタジオスタッフなのでした。
 

撮影:加藤甫                                                                                                                                                                                                                                                                                                
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by arcus4moriya | 2016-11-12 14:00 | AIR | Comments(0)
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