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11/9 エルネストのインタビュー
エルネストは日本人がもつ死生観を知るために、プロジェクトを進めていますが、資料やニュースなどによって得られる情報だけでなく、守谷や調査の過程で直接出会った方々に、インタビューを行い、”生き甲斐”や”死”や”記憶”や”夢”などについて聞くことを通して、より身近で直接的な言葉を集めようとしています。

インタビューを行いたいとエルネストが挙げていた候補のなかでも、是非話を聞きたいと思っていたのは、8月末に訪問した神社とお寺に務める宮司と副住職でした。

訪問した際に、仏教と神道について強い興味を抱き、日本人がもつ宗教観や、人と自然との付き合いかた、自然への信仰や畏れがどのように伝えられて来たのか、死と生に直接関わっている副住職と宮司からのお話は不可欠だったようです。

インタビューには、下村宮司も下村副住職も快く引き受けてくださり、挨拶をすませた後、エルネストのスタジオへ移動して、お一人づつお話をお聞きしていきます。

まずは、浄土宗雲天寺の副住職、下村順一さんにお話をお聞きします。
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浄土宗における仏教の教えからまずはお聞きし、浄土宗仏教における死や生、または死後の世界についてお話をお聞きします。また、僧侶としての人の苦しみをわかちあい、助け合うというお仕事についてもお話頂きます。
話が進むにつれて、副住職の夢のお話や生き甲斐など、個人的なお話もお伺いしていきました。
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副住職のお話のなかで、エルネストにとって、とても印象的だったのは、「生き甲斐とは、楽しいことや嬉しいことのみならず、苦しいことや悲しいことも人の生き甲斐の糧となる」ということでした。
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次に、八坂神社の宮司、下村良弘さんにお話を伺いました。
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宮司には、まず神道や神社の役割についてお教え頂きました。神道とは日本人の節目節目を大切する生き方を表したものであり、また神社とは地域の和をつくり、日本人が集団として生きるために集まっていた場所であるとのことです。昔から、日本人は自然を敬い、畏怖し、自然と共に生きるために、神社を建て自然を神として、奉るために節目毎に”まつり”を行ってきたとのことです。
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宮司が死についてお話してくださった中に、エルネストが特に印象つよかったのは、「人は二度死ぬと言われている。最初は心臓がとまったとき。二回目は忘れられてしまったときだ。」という言葉でした。
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副住職も宮司もどちらもですが、祖先・先祖を敬い、大切にすること感謝することと共に教えを伝え、今を生きることが大事でる。とエルネストに伝えてくれました。

今日のインタビューで少し、日本人の死生観の一端がかいま見えたようなエルネストでした。
両下村さま、お二人ともどうもありがとうございました。















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by arcus4moriya | 2016-11-09 12:00 | AIR_2016
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