2016年のオープンラジオ夏の陣!
今年はPokémon GOが席巻する夏!夏らしい暑さになってきましたね。皆さんこの夏、いかがおすごしですか?石井です。今年もやってまいりました、微弱電波で放送するオープンラジオ。
(世相を表すお面も、アナ雪のアナは隅に追いやられてピカチュウが堂々のセンター!)
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夕方5時半で歩行者天国になる守谷の下町、旧294号街道は平将門の作った守谷城という"いわれ"で守谷城址の残る、古くからある通り。
また一方では、かの岡倉天心が藝大から排斥され、築いた日本美術院(いわゆる芸術家のマネージメント機関)を五浦に移し、天心は海外展開して茨城を後にしたのち、紆余曲折あって弟子の横山大観(水戸出身で茨城名誉県民)や下村観山らが廃れかけた美術院を再興させようと、五浦(いづら)にスタジオ移転の決意をする際に、助言を請うて立ち寄ったのが"守谷の斎藤さんち"だったらしい...というのは、五浦六角堂と守谷のつながりとして地元では知る人ぞ知る、な話。(興味深い研究資料(p.306)もぜひご参照を。日本美術院の五浦移転に関する一考察:岡倉覚三のネットワーク構築と野口勝一の役割/清水恵美子氏)
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"斎藤さん"とは、斎藤隆三さんという守谷の史学者・文学博士のこと。兄の斎藤斐とともに岡倉天心没後の日本美術院を再興支援・運営したという地域の芸術家支援の血統を知ると、アーカスプロジェクトよりも110年も前にあったその存在に、浅からぬ因縁を感じずにはいられません。そんな日本美術史の一端をになう、ゆかりある人物史もフラッシュバックするような、普段は静かな町並みの八坂神社界隈の商店街は、この日だけはたいへんにぎやかになります。

いつもお世話になっているリカレント☆ねっと事務所さんの軒先で、18時からお囃子をBGMに生放送。オープンラジオは誰でも発言参加できる即興ラジオ番組です。88.0MHzのFM微弱電波はおよそ周囲100m範囲以内の「発言・表現の自由」。さっそく男子に声をかける朝重(ともしげ)さん。
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去年も立ち寄ってくれた3人組は、もうオープンラジオの常連のようですね。ちょっと大人っぽくなったかな?男子は部活、勉強の話。
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守谷の八坂神社に集まる人の数は、一年で最も多いと毎年思います。続々と駅の方からあふれる人の波、波、波。そんな中でかわいらしい浴衣姿の子たちにインタビュー。次は女子学生。
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女子は恋バナ。藤本さんは女子から話を聞き出すのが上手なんです。そんなこと話しちゃうの?というような話も、微弱電波にのせて彼女たちがインタビューに答えていきます。夏休みの思い出や、この夏何をしたい?目標は、将来の夢は?など、彼女たちのハキハキとしたトーク。ここではお披露目できないような話も微弱電波の範囲内なら無礼講(笑)。
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守谷で子どもミュージカルを習っているという子には、その美声で一曲、歌ってもらいました。おもわずお囃子そっちのけで、鳥肌が立ちました。浴衣で即興ミュージカル。歌い終えると周りから拍手が!そんなこともできるのがオープンラジオ。8/8(月)に守谷市市民交流プラザで体験ワークショップがあるそうですよ!
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ふらっと先に訪れたこの方と藤本さんの科学的な話の伏線ができつつの...と、盛り上がると山車がやってきてお囃子にかき消されます(笑)。だんだん前の人通りがはげしくなってきました。後半、行き交う山車や御神輿の合いの手に持っていかれながらも、トークは続きます。
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日も沈み、この秋、KENPOKU ART2016茨城県北芸術祭に参加される、鈴木浩之さん(右)と大木真人さん(左)の登場。
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2015年にアーカスの地域プログラムで「つくば座・もりや座」を作ったのも記憶に新しいと思います。いつもはつくばと金沢におられるお二人がこの守谷の下町にいるのは「もりや座」ぶり。最先端の科学技術と身近な道具でアナログな仕組みを用いて表現する=人工衛星で地上絵を描く「だいちの星座」プロジェクトの、初の海外(地球内)展開、モンゴルで実施した撮像実験で現地のテレビに生中継された話や、そしていよいよ来週8月11日(祝・山の日)に人工衛星「だいち2号」が観測・撮像する、茨城県の北部6市町(六角堂のある北茨城市はじめ高萩市、日立市、大子町、常陸大宮市、常陸太田市)「いばらきけんぽく座」についてもお話を伺いました。
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そんなサイエンスな話をしている間もにぎやかに山車が通過します。
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行き交う人は山車を見たり、祭りのさなかにラジオで科学番組やってる?と覗き込んできたり。電波繋がりで人工衛星の話を聞いていますが、そのギャップがまた楽しいのがオープンラジオ。もちろん、アーカスプロジェクトが今挑戦している、クラウドファンディングREADYFORのプロジェクト紹介『茨城県守谷市に芸術分野の資料書物が揃う図書サロンをオープン!』も忘れずにアピール。皆さんの芸術支援への支援が力になります!そしてこんな出で立ちで(手作り法被持参)放送しておりました。(お祭り女もまずはコスチュームから!ってことで某芸術大学の藝祭ハッピを引っ張り出してくるのも、“表現の自由”。)
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お囃子にあわせて踊るこの踊り子さんたち、私にとってはキレッキレの和製マイケル・ジャクソンにさえ見えてきます。お面の表情とその繊細で滑稽な舞いに、ついこちらも笑顔になります。
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この八坂神社例大祭祇園際は、北総三大祇園祭としてその名を知られており、昨年、守谷市指定の無形民俗文化財に認定されました。毎年、連綿と引き継がれて各町内会の山車が旧道を行き来し、地元の無病息災を祈る祭りは、新しく守谷に越してきた市民にも新天地での初めての夏祭りとして新鮮に映るのではないでしょうか。八坂神社に祀られている「素戔鳴尊」の、『蘇民将来子孫也』のいわれについても、旅人を迎え入れる守谷の”人となり”、ではなく”街となり”がわかります。(詳しくは八坂神社のHPをご覧下さい)

ラジオ番組を終え、八坂神社の境内に向います。山車が順番に境内に向って舞い、そして勢い良くぐるぐると回ります。そのスピードは圧巻です。提灯のGのかかりっぷりをご覧下さい。
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原宿の竹下通りを超える人ごみの中で、一番盛り上がるクライマックスの瞬間でもありました。この伝統を守っていきたいですね。アーカスプロジェクトの活動もいつか無形の文化財になる日がくるでしょうか。また来年のオープンラジオ夏の陣も楽しみにしたいと思います。












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by arcus4moriya | 2016-07-30 15:57 | オープンラジオ | Comments(0)
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