だいちの星座プロジェクト ー レクチャー@ARCUS Studioの巻
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2月8日(日)はアーカスプロジェクトの拠点、アーカススタジオのある "もりや学びの里 体育館" で実施した「だいちの星座プロジェクト-つくば座・もりや座」レクチャー・ワークショップ編です。寒い中150名近くのチームメンバーが揃いました。
小さなお子様から小中学校の科学部、専門学校生や大学生、大人のみなさんも勢揃い。つくば座チームともりや座チームが一堂に会し、「電波反射機(=Corner Reflector/コーナーリフレクタ : CR)」を実際に作る日です。昨日のJAXA筑波宇宙センターに参加できなかったメンバーにもわかるように、そして昨日参加したリーダーはおさらいを。ということで朝から全員気合いでレクチャーを受けます。アーカススタッフも気合いを入れてJAXAさんからの貴重な展示物を設営しました。
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星座ができるまでのステップを確認。どんな行程を進むのかな?午後のワークショップで「星」になる装置ができるんです。
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昨日のレクチャーと全く同じかおもいきや....そうじゃないんです。TXの守谷駅からスタート。鈴木先生と大木さんによる、より詳しいレクチャーです。これはニコニコ生放送でも生中継されましたのであとで記録動画をご覧下さい。(末尾を参照)
鈴木先生は画家でもあります。油絵を描いて、金沢では油画科で教鞭を執っています。JAXA地球観測研究センターの開発員、大木さんはTX快速では、ほぼお隣の「つくば駅」より最寄りの超広大な施設、筑波宇宙センターから来て頂きました。
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大木さんによれば、人工衛星が最初に観測する画像(左端)はこんなに荒いのだそうです。いろいろ解析をして、ようやくみんなが見られるような画像にするのだそうです。
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そして宇宙のお仕事とはいえども、地上の仕事がたくさんあるんだとか。この形を覚えておいて下さいね。
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あんな画像やこんな画像。普段見ることのないような貴重な資料画像を参考に「宇宙」をイメージするものを共有していきましたね。宇宙兄弟、銀河鉄道999、機動戦士ガンダム...から今では地球から400kmの場所で生活できるようになったISS国際宇宙ステーションなど。1902年に公開された映画『月世界旅行』も参考に。メリエスが絵具をつけたフィルムの地球は黄色かったという話。地球が青いとわかるまで、ずっと月のように「黄色い」と認識されていたのは驚きです。
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『月世界旅行』から66年後、ついに人類が月にいき宇宙飛行士が地球を記録に残します。その交信記録:ビル・アンダース(大木さん)とボーマンさん(鈴木先生)の会話は、動画でお楽しみください。
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宇宙飛行士が科学の力で月まできて見たものをミッションにない中で、フィルムで撮ろうとした=その美しさを伝えようとした、という行為が大変重要なエピソードである事を先生は説いています。
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その後1978年の人類で初めて地球の全景を撮った「ザ・ブルー・マーブル」や、古代から残るナスカの地上絵、現代の地上絵ではロバート・スミッソン/Robert Smithsonの「スパイラル・ジェティ / Spiral Jetty(1970)」、トム・ヴァンサン/Tom Van Santの「Reflections from earth(1981)」、ピエール・コントゥ/Pierre Comteの「Signature Terre」などなど。2001年にはスペースシャトルにいる毛利さんへ送る電波メッセージとして地上絵を送った実験もありました。芸術と宇宙との関係も学びます。そして現代へ。
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先生が出会った、最初の衛星テラよりももっと高い解像度で撮像できる観測衛星に出会います。初代・陸域観測技術衛星「だいち」の2種類ある観測方法のうち光学(カメラ↑)で撮った画像と「だいち2号」の観測できるレーダー(↓)で撮像した画像の違いも。合成開口レーダーのすごいところは、こうもりのように(音波ではないけれど)電波で撮ることができること。「レーダーは雨や雲をつきぬけていく」っていうことを学びました。
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これから作ろうとしている「星」は、街の「変化」を示したものが光になって現れます。人々が生活しているときに街の中で起こした「変化」が点となって星空のように輝いて見えるのです。
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JAXAが持っている本格的な電波反射機(画像左)は、富士山にあります。良ーく見ると透けて見えるのがわかりますか?網目であっても「面」で認識する人工衛星だいち2号に写り込むのに適しているのが「金網」だってことも、前日のレクチャーで学びました。そして改良を重ねたCR(画像右)はこんなに小さな1mまでコンパクトにできるようになりました。「こんな幅の編み目があっても...」のところ。
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さらに鈴木先生の研究によって、おりたたみ式で2.5Kgの軽量化になったのも画期的でした。
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筑波大生のお兄さん達に今日も人間リフレクタになってもらいました。キラキラしてるでしょ。背景の数値、わけわからないですよね。でも実際にポーズした形によって輝き方が異なるという分析がされたのですから大変興味深いです。筒状のポーズが一番写りやすいのだそう。
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寝てても角度さえあっていれば写るらしいんですけどね。なかなか難しいんだそうです。
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手引書にもどこで撮像するのがいいのか書いてあります。どんなポーズをするかはみんな次第です。
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つくば座は2月21日、もりや座は3月7日のいずれも午前11時36分に真方位99°、磁方位106°の方向から撮像されます。
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さあ、撮像する日時は決まっています。おさらいは終了。昨日のデモンストレーションもふまえて、午後はCRを作る準備にとりかかります。JAXA・筑波大・金沢美術工芸大のお兄さんお姉さんが全20チームの製作をリードします。
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わからないことがあったらこの背中の青い文字のお兄さんに聞くのが一番です!
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今回「星の材料」を全て協賛してくださったのは、守谷のDIYの聖地、株式会社ジョイフル本田さん。ご協力ありがとうございました!
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レクチャー内容のみならずワークショップ中にも「背中が青い文字のお兄さん」な大木さんが、特別にニコ生視聴者の皆さんに「だいち2号」の性能についても詳しく解説してくれていました。これはワークショップ参加者のみなさんも見られなかったはずですから、どうぞ次の「製作ワークショップ編」をお楽しみに。


「だいちの星座プロジェクト -つくば座・もりや座」 レクチャー編
@アーカススタジオ(もりや学びの里体育館)

「だいちの星座プロジェクト -つくば座・もりや座」 ワークショップ編に、つづく


動画:NVS
写真:加藤甫
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by arcus4moriya | 2015-02-08 10:21 | だいちの星座 | Comments(0)
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