HIBINO SPECIAL からの報告によると
本日2月21日 茨城県上空に納豆菌が発生しました。 大豆が乗客の藁で出来たひこうきを作成して 空をめざし 空で納豆に。 《出発のご案内》 茨城空港 DEPEARTURE TIME 2015/02/21 PM5:00 ARIVAL TIME 空で納豆になったら・・・帰ってくる。 皆さん、どうもこんにちは!藤本です。 本日2月21日、HIBINO HOSPITAL vol.65を開催しました。上に記したのは日比野克彦氏が今回のワークショップの導入で参加者に渡したテキストの一部です。 なんと会場は茨城空港です。 1999年から始まったHIBINO HOSPITAL。これまでに64回の創造的なワークショップが行われてきましたが、空港での開催は初めての試みです。 しかも、制作する場所は「国際線チェックインカウンター前」。ロビーやショップ前などの空きスペースではない、というところがすごいではありませんか。メインエントランスからとても近い理想的な場所です。国際線の運行が終了した後に使わせていただきました。 ヒビノホスピタルにおいては、もはや伝統ともいえますが、ワークショップのタイトルは当日現場で明かされます。つまり参加者は、何をするのかほぼヒントもない状態で参加申し込みをし、会場へやってきてくれるのです。これってよく考えたらすごいことです。アーティスト日比野克彦氏の吸引力の凄みを感じます。 そして、今回のタイトルは「納豆ひこうき」。 制作の前に、会議室で日比野氏からワークショップのイントロダクションがありました。毎回制作の前にしっかりとこういった時間を設けることは重要だと改めて感じました。 取り出してみせたのは、普通の「藁納豆」。これを眺めて、日比野さんは語りだします。 「これって...何かに見えるよね?これに何かがついたら、飛びそうだよね。」 最初に渡された文章を読み上げながら、日比野さんはおもむろにその藁納豆を掲げます。 しかし、[茨城=納豆=藁=飛行機...]という単純なイメージのみによるアイディアではなさそうです。 移動して、いよいよ制作開始です。 藁・たこ紐・針金を使って、自分なりの納豆ひこうきを作ります。 見学も自由です。 藁の扱いはなかなか難しかったようですが、皆さん、飛行機の形状の再現に苦労しながらも、オリジナリティを発揮しています。 大豆が乗客です。 こちらでは、納豆ひこうきを飛ばすための準備が着々と行われています。 作り終わった人は、まず自分の作った納豆ひこうきと同じくらいの重量のものを会場で探します。交渉が成立したら、針金の両端に吊るして、バランスを確認。 さらに、4個、8個、16個とバランスを調整しながら繰り返します。 そしていよいよ、空港の天井から吊るす作業に入ります。 遠くから見ると、本当に納豆のような納豆ひこうき 近くで見ると、それぞれの思い描く飛行機の形をした納豆ひこうき 完成後、日比野氏のまとめがあり、参加者の皆さんと記念撮影をしてプログラムは終了。たくさんの参加者の方々が後片付けまで手伝ってくださいました。 参加者の皆さんが帰ったあと、日比野氏は長い時間をかけてモビールのバランスの微調整や、細部の修正を丁寧にされていました。それはスタッフと関係者しか知らない、アーティスト日比野克彦氏の姿でした。 ご参加くださった皆様、ご協力くださった茨城空港の皆様、本当にありがとうございました。
by arcus4moriya
| 2015-02-21 21:47
| HIBINO HOSPITAL
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