「だいちの星座プロジェクト-つくば座・もりや座-」          レクチャーその2@JAXAの巻
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遅ればせながら2月7日実施のJAXA筑波宇宙センターでのレクチャーその2に続きます。
(長くて遅くてすみません;;)

なぜ、鈴木先生は地球の外から自身を観てみたいと思ったのでしょう。
先生は「人工衛星テラ」が撮った画像が手に入れられることを知ります。

そこで、金沢に大きなドットをつくり、写り込んでみます。地上に広げた十数メートル幅のものすごく大きな黒いシートは、小さなドットとして衛星写真に写り込む事に成功しました。
成功すれば、次は「もっと見えやすくするにはどうしたらよいか。」
「この衛星よりも高解像度で写り込める衛星はないか...」ということで『陸域観測技術衛星だいち』を知ります。
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大木さんの解説によれば、それが日本の衛星であり、目標寿命5年の活動期間を有する衛星でした。
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「だいち」は世界最大級の地球観測衛星で観測画像をみると雲が写っています。光学でカメラと似た仕組み。もうひとつは「レーダー」も備えています。
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今回撮像してくれる「だいち2号」との違いは、より高い分解能をもつ「レーダー」。詳しくは「Lバンド合成開口レーダ」というのだそうです。同じ場所なのに全く見え方が違います。
なので雨の日も曇りの日も地球をお見通しなのです。
....とここまでは前回までのお話でした。


もう一度伝えておきます。『鈴木先生は大学では油絵の先生です。』
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先生と大木さんが「だいち」、もしくは「だいち2号」の電波を反射させて観測する仕組みを小さな模型を使った動画で教えてくれました。衛星から照射されるマイクロ波のレーーがあの3面の反射板に跳ね返り、また衛星に戻ってくるのです。これは「レー""ー」で示してくれています。とてもわかりやすい仕組みです。
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(後の感想にも「わかりやすかった」と多数記されていました。)
言葉で理解する以上に視覚的にみるとなるほど!とうなづけます。

それから、衛星から照射してくるレーダーに反射する為の装置、電波反射器の形、素材、サイズ、あらゆる角度から改良を重ねました。アーティストの底力を見せます。そして「だいち」で撮像した結果。
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こんな地上の星が見えるとは....!これから更に研究を!というところで。

初号機「だいち」は世界中を観測し続け、2011年(平成23年)5月12日(午前10時50分)に電力がなくなり運用が終わります。この「だいち」は東日本大震災のときに、東北の被災地の土壌を観測するという、大仕事をこなして運用を終えたのでした。
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そして、いわずもがな、「だいち」が運用されなくなったことで先生方の研究が一瞬断ち消えそうになります。
あれから3年。。。
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その後、打上げられたのは2014年5月24日、「だいち2号」でした。まだ記憶に新しいかと思います。大木さんが示しているのは、ロケットにのせて飛んでいく前の「だいち2号」。これを見学することができた種子島の小学生は、いわば
「戦闘機の製造工場に小学生がワッペンひとつで見学できちゃう感じ」と同等のものすごい貴重なことなのだとか。
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そんなこんなで今の電波反射器に至るまでのお話をきいて、衛星に写り込む仕組みを知って、ますますどうやってつくるのかな?という期待が深まります。
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先生と大木さんの共同研究の経過を聞いて、更に皆さんが今回のプロジェクトに加わるのです。
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そして最も改良された最新型が、明日みんなでつくるこちら。後半の部でどうやってできるのか実演します。
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もうひとつ、こんなものも。
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小学生も中学生もみんな真剣。でもこの人間リフレクターは、こんな感じ。
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翌日8日のもりや学びの里でもお披露目しますが、水道管パイプと金網、結束バンドなどでつくる「電波反射器(コーナーリフレクタ)」よりも更に簡易で写り込む事の出来る「人間リフレクタ」は、防寒用のアルミのポンチョを被ったものです。今回は筑波大の学生さんがパフォーミング。
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実験で単純に思い思いにしたこのポーズ。「どんなポーズがいちばん写り込むのか?」は、大木さんの手にかかると、文系にはとっても訳の分からない(笑)数学的な数値で示されて検証されていたりします。それと関係なくポージングしていた金沢美術工芸大の学生さんは、そうとも知らずにいわゆる「パフォーマー」と化していたのです。
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JAXAの鳩山でも実証されました。Hの字に写っているのが、人間リフレクタ。
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これだけ濃密な内容だったのに、あっという間だったレクチャーの最後に、鈴木先生と大木さんからの発表。今日の日の為に決定した内容がこちら。
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人工衛星だいち2号がやってくる時間もわかりました。
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ふー。レクチャーの部、無事終了。後半のデモンストレーションでは製作に大事なコツを教わります。金沢美術工芸大学と筑波大学のお兄さん・お姉さんが実演してくれました。
....が、長いので次に続く!!!

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さぁ、地球からは見えないけれどやってきます。だいち2号。楽しみですね。



写真:加藤 甫





*3月7日にもりや座の撮像があります。
人間リフレクタで人工衛星だいち2号に写りこんでみちゃおう!というイベントはもりや学びの里で100人限定で輝く計画です。「人間リフレクタで写ってみよう!」 ぜひ参加してみたい方はお申込みを!締切は2月28日です。
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by arcus4moriya | 2015-02-07 22:57 | だいちの星座 | Comments(0)
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