「だいちの星座プロジェクト-つくば座・もりや座-」          レクチャーその1@JAXAの巻
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みなさんこんにちは。石井です。
今回の「だいちの星座プロジェクト」実施にあたり募集していた20チームがつくば市と守谷市から出そろいました。たくさんのご応募ありがとうございました。今回のプログラムに参加するのは総勢130名近く。
アーカスプロジェクトでは2012年真夏に実施した「ノアのはこぶ絵」 /(動画はこちら)以来の宇宙芸術の地域プログラムですが、こんなに応募があるとは想定外で大変驚きでした。

今回のプログラムの概要は、こちらを参考に。

だいちの星座プロジェクトーつくば座・もりや座ー

お隣、つくば市といえばサイエンスシティとして有名な街。多くの科学者が様々な研究をしている頭脳都市でもあります。これまでなかった守谷とつくばの同時開催プログラムを、この場所で。
のぼりが邪魔ですか? JAXAといえば、これ。H2Aロケットが鎮座する、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターです。
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本日2月7日は、JAXA筑波宇宙センターの大会議室に集合。ここはアーカススタジオとはほど遠いレベルで厳格なセキュリティ管理施設であるのを今回参加者だけはわかったと思います。参加者は全員短い集合時間にも関わらずオンタイムで集まりましたね。きっとちょっとドキドキしたかもしれません。私も軽く緊張しました。今回の参加チームは小学校4年生からご年配の方まで様々な構成でできたチームメンバーがずらりと100余名。
これからスタートする「だいちの星座プロジェクト」に参加する皆さんが集まったのはここ↓!
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ドーーン。一度は皆見上げる、青いJAXAのロゴ。ここがたくさんの科学者や開発員の方々がロケットや衛星、宇宙と地球に関する様々なお仕事をされている場所(のはず。だと思う。なぜなら広大な敷地にいろんな棟があるので.....) 本日は大会議室のみですが、気軽に行ける展示ドームもありますし、一度は予約をして見学ツアーや公開日にいくことをお勧めします。
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つくば座チームともりや座チームの代表やメンバーが一堂に会し、実際に宇宙と芸術の関係、人工衛星について、特に「だいち2号」のしくみや、それが何に役立っているのか、その特性に基づきこれから私たちが挑戦しようとしていることについて、金沢美術工芸大学准教授でアーティストの鈴木浩之先生とJAXA地球観測研究センター開発員の大木真人さんにレクチャーしていただく時間と、

実際に衛星から写る為の装置「電波反射器(通称コーナーリフレクター)」について、その材料やつくり方についてのデモンストレーションを見る時間の二本立てで実施しました。
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初日前半に行われたレクチャーのテーマは、『人工衛星を利用して絵を描くことについて』。
進行は同じくJAXAの菅谷さん。今回のアーカスプロジェクトとの共催事業で大変お世話になった方のひとりです。JAXAはARCUS Studioと違うから(笑) 皆さんきちんとルールは守りましょう。会場内も入ってはいけないスペースに行ってはいけませんよ。あ、違う場所のスペースね。
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鈴木さんと大木さんの名コンビによるレクチャーが始まります。
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まずは金沢からいらした鈴木先生の自己紹介。実は金沢美大では油絵を教えている先生です。
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宇宙と芸術について、そして先生がアーティストとして実施してこられたこれまでのプロジェクトの経緯・どうしてそんなこと(!!)をするに至ったのか、から話していただきます。(先に感想を述べますが実に楽しいお話でした)
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皆、星とかISSとか一通り、"宇宙っぽい"イメージは共有できました。子どもの頃に影響を受けた漫画やアニメは今の子ども達も私たちの世代でもなにかグっとくるものがあります。宇宙を旅する機関車モノとか地球の平和のために宇宙で戦う戦士モノとか、戦艦とか。最近はリアルな話の宇宙兄弟など。どんな時代でも、この地球の外の世界=宇宙に興味を持つ人は世代を超えて憧れるものです。子ども達もグッとひきつけられているのでは?
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どんどんアニメの世界が現実になっている現代。一番わかりやすいのはホワイトベースならぬ、国際宇宙ステーションISSでしょう。
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大木さんからも詳しい解説をしていただきます。身近に感じられるようになった日本人宇宙飛行士の若田船長が見た世界や、初めて外から地球をとらえた画像など。そして鈴木先生が伝えたいことのひとつに、宇宙と芸術との密接な感覚のつながりがありました。
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これまで誰も知らなかった宇宙から見えた「地球の色」を知った瞬間のいきさつについて。どんなにミッションの限られた時間の中であっても観たら記録に残さずにいられなかった宇宙飛行士・ビル・アンダースさん。そのときカラーのフィルムにおさめた地球の色は、「その美しさを伝えたい」と思う芸術家の感覚と相通ずるものがあるということ。現代美術の作家にも俯瞰で見える地上絵のような作品、現代美術作家でも知られるロバート・スミッソンなど様々なアーティストによるランドアートがあることも紹介してくれました。
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そんな外の世界から地球を見るということ、先生の希望は....。
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大木さんがてがけている地球の観測と、鈴木先生の人工衛星を使って「写りたい」というクリエイティブな願望はやがて強力なタッグを組むことになります。
この研究に出てくる衛星が、今回のプロジェクトにも関連する衛星の初代。陸域観測技術衛星「だいち」。そして「だいち2号」。
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大木さんにその特性について説明してもらいます。皆さんも今まで気にも止めたこともなかったであろう人工衛星は、様々な目的で打上げられていて、皆さんの日常生活の中で当たり前のように天気予報がわかったり携帯のアプリのMAPが普通に見られたり、カーナビでどこでもいけたりするのは、人工衛星のおかげなのです。
その多種多様な衛星がある中でも今回の「だいち2号」は、キャッチフレーズに「大地にも精密検査が必要だ。」と謳っているように、地球の健康診断をするような衛星です。
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人工衛星だいち2号にはカメラがついてるのではなくて、レーダーで雲や悪天候をくぐり抜け、どんなところでも地球の様子をとらえることができます。(上の写真はこれまで雲をさえぎることの出来なかった光による衛星写真画像。下のレーダーでとらえた画像は同じ東京湾を示しています)その特性は、多岐にわたり機能しています。地球上の自然環境でおこっていること、自然災害を調べるためだったり人間の生活・防災に役立つ情報を、毎日15回地球をぐるぐる回りながら観測しているのです。海氷の流れや熱帯雨林アマゾンのジャングルが変化を見せている森林伐採の様子や、先日の御嶽山の噴火の様子まで、様々な「今の地球」を見ているのです。
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そんな特長をもった人工衛星だいち2号で、地球上にいる自分たちを地球外の視点から撮ってみたい、と考えた鈴木先生の様々な研究のプロセスと試行錯誤については....その2に続く。
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by arcus4moriya | 2015-02-07 10:22 | だいちの星座 | Comments(0)
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