コンスタンティノス・タリオティスのスタジオ:OPEN STUDIOS 02
皆さん、こんにちは。藤本です。OPEN STUDIOS 02での各アーティストのスタジオの様子をご紹介します。
今回はコンスタンティノス。

1. アーティスト本人のステイトメント
2. ゲストキュレーターの西川美穂子氏のコメント
3. 子ども向けのイントロダクション

コンスタンティノス・タリオティス [キプロス]
Frank

1.
1916年から1922年までの6年間を日本で過ごしたアメリカ人建築家、フランク・ロイド・ライトの仕事と彼の過ごした日々に触発され、私はこのアメリカ人建築家の建築様式と風変わりな人生を追跡しています。
私はこの100日間の滞在を、現存するフランク・ロイド・ライトの建築を訪れ、撮影するとともに、彼の複雑な人間性を調べることに費やしました。彼の空間構成、内装や家具も含めた総合的なデザイン、矛盾の多い彼の人生の断片にとても魅了され、また彼の言葉、”無駄の排除と素材を自然のままに扱うことの美しさ”にあるように、日本文化を彼が熱愛していたことに着目することで、私は、ひとつのパビリオン/展示のための家を設計しています。
偉大なアメリカ人建築家の日本への愛情、その素晴らしさを実証するような、そんなライトの仕事、展示方法に基礎的な役割を果たした構造をもつ、パビリオンです。


2.
タリオティスはB級映画や近代建築を分析し、フィクショナルな空間が人間にもたらす心理的影響を考察しています。サスペンス映画の中では、人物の身振りや位置関係、ライティング、ズームアップやスローモーションなどの効果は、「何かが起きそうだ」と思わせる役割を果たします。また、多くのB級映画の悪役は豪奢な近代建築の中で建物もろとも爆破されてきました。つくりだされた空間によって私たちは容易に感情を動かされるのです。タリオティスは近代の人工的な空間概念についての分析をもとに、これまで映画の一場面を思わせる写真作品や、近代建築をめぐる本の編纂、建築的空間を持つインスタレーション、映画をつなげたフッテージ映像などを制作してきました。今回は、日本との関係が深い近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトについて、実際の建物を訪ね、資料にあたってリサーチしました。そして、ライト建築における日本的なるものを彼なりに収集し、架空の建築物をつくろうとしています。ミニチュア模型などの断片から、新しい物語の予感が見て取れるでしょう。

3.
コンスタンティノスは、フランク・ロイド・ライトに恋をしました。はなしたことも、会ったこともない相手です。フランクは、55年前に死んだアメリカ人の建築家。「自然」となかよしな家をつくるのがじょうずだったし、日本にもいくつかのたてものをつくっているし、建築にくわしいおとなたちは「フランクは日本文化に影響を受けている〜」と…。
そう、そんなコンスタンティノスが日本にやってきたのだから、もちろんフランクのつくったたてものをみに飛びまわりました。東京にも、あと、名古屋にも!

今、コンスタンティノスは、フランクがつくったたてものと、フランクが好きだった日本の家、そのほかのたくさんのたてものを、ぜーんぶ自分のあたまのなかにつめこんで…じぶんの好きな家をつくろうとしています。(建築家でもないのに!)
その一部をみてみよう。


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協力:
井上岳、大重雄暉、坂本朱音、学校法人自由学園明日館、田中勘太郎、浜本七夢、森純平
山中一郎(ワープステーション江戸/NHKエンタープライズ)


撮影:加藤甫
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by arcus4moriya | 2014-11-16 15:54 | AIR | Comments(0)
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