テーブルミーティングvol.9 パラ レル サイト関連企画
皆さん、こんにちは。藤本です。

現在「パラ レル サイト ー高倉吉規」が開催中です。これは、《スタジオ開放プログラム》といって、日本人アーティスト支援の一環として、レジデンスプログラム実施時期以外にアーティストに対してスタジオを開放する事業です。このプログラムで、高倉さんは油絵制作に取り組んでいます。

本日はその関連企画として、テーブルミーティングvol.9を開催しました。
スタジオの公開とあわせて、これまでの制作活動についてお話しいただきました。トークゲストとして、アーティストの草川誠さんもお呼びしました。その様子をお伝えします。

さて、トークの準備スタートです。旧知の仲のお二人は終始にこやかです。
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ちなみに、写真手前が高倉氏。奥が草川氏です。手前に広がる油絵の道具ですが…制作上、とても理にかなった配置や、一見ごちゃっと見えるのに、これまた制作上、ある意味かなり整頓された小綺麗な状態ともいえます。なんともリアルです。
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こういった些細なことでも、絵を描かない人が見たら新鮮であったり、絵を描く人にとっては「うんうん。」という共感があったり…。制作の現場で、制作途中のものも含め、生の作品を感じながら会話できるよう、スタジオ内でテーブルミーティングを開くことになったのです。

スタジオ内にはポートフォリオもたくさんありますよ。
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さて、チーフの朝重から紹介があり、トークが始まりました。
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何と、高倉さんが大学受験の頃に描いたデッサンをご持参。さすがにお上手です。そして少し懐かしい感情が胸をくすぐるような…
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自身の絵画制作の歴史を紹介してくれるようです。現在、短期で、東京藝術大学の講師を務める高倉さん。教え子さんも何人かいらしていたので、自分たちよりも若い頃の先生の作品はかなり興味深かったのではないでしょうか。
その後、話は学生時代の初個展や、その出来に納得がいかなくて何と半年後に同じギャラリーに即予約を入れたことなど、若く、精力的な制作人生を語っていただきました。これからアーティストを目指す若者にとっては、非常に実践的な知識になったと思います。
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そして、話は昨年文化庁海外研修制度研修員として1年間滞在したレバノン共和国での制作について。
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北から東にかけてシリアと、南にイスラエルと隣接し、ヨルダンも近くに位置しています。安定しない政治状況が日常と化した地域で、(定期的に街中で爆発があったり、建物に銃弾の跡が残っていたり。)作品をつくることについて考え続け、スタジオに通い作品を描き続けた日々だったそうです。
現在の高倉さんの作品はいわゆる抽象絵画というものに分類されますが、その話を聞いた後、作品を非常に具象絵画に近しいものとして捉えている自分がおりました。
そこに描かれたものが、高倉さんが確かに掴んでいた、感情とは違う、日常の具体的な事象の塊のように見えたのです。

トークの後は、質問が次々に飛び交い、テーブルミーティングらしいオープンディスカッションの場となりました。制作のことについて、絵について、話に登場した“ドローイング”という行為(話せば長くなるので割愛)の概念について、レバノンについて…
書ききれませんが、会場にいる全員が積極的になれる場をこれからも設定していけたらと思える良い会でした。


最後の写真は、イベントの少し前の時期、制作中の高倉さんの背中です。
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by arcus4moriya | 2014-07-19 23:03 | 地域とアート | Comments(0)
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