アーカススタジオ、みずき野へ出張講演!


6月23日、月曜日。
守谷市内のみずき野地区にて、アーカスプロジェクトの紹介をさせていただきました。
アーカスと言っても、名前は聞いたことあるがなんのことやら知らない。という方は未だにたくさんいらっしゃいます。なので、出張プレゼンに伺いましたー!


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まずはチーフからのご挨拶。

そもそもアーカスってどんな意味なの?.....お約束のご質問いただきました。
ART x FOCUS の造語、そしてARCUSがラテン語で「門」を意味することから、
芸術活動の登竜門になるような場所に、という願いをこめて名付けられたそうな。
(それにしてもなかなか意味までは認知されないものです...;;;)
そして、なんで始まったの?
から始まります。(詳しくはHPをご覧ください。基本情報はこちらに。)
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(画像の悪さ、ご容赦ください)
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なるべく皆さんにわかりやすいように、カタカナのアーティスト・イン・レジデンスについて
お話させていただきました。日本語だったら、「芸術家滞在型文化事業」、とかになるのでしょうかねぇ..
(↓これは去年のロドリゴ(メキシコ)が人生の先輩にアンケートをとっている様子)
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アーティストが一定期間、守谷市に滞在し多様な形で地元の方と交流しながら、じっくり自分の制作について考えたり研究したりする時間と場所を提供しています。。。それは市民の支援によって実施されていること、早くから日本でこの事業を始めたアーカスプロジェクトは、プレ事業・パイロット事業を含めてではありますが、地道に続けて20年の老舗プロジェクトとなってきつつあり、世界中からアーティストがレジデンスをしに守谷へ行きたいと応募が増えていること、などなど...
守谷の端っこにそんな施設が20年近くあったことを知らなかった方もいたようでした。

中にはしょっぱなから
「アーティストが定住しなかったらその土地の文化は生まれないんじゃないか?」
というご意見も出ました。ま、とりあえずお話を聞いていただきましょうということで。

市民との関わり方を例に、いくつかとりあげてみました。海外から来て右も左もわからない外国人に市民の知っている情報を教えてあげたり。(これはみずき野の植物画作家さんと、自然について調査志望したシビレ・ノイマイヤー(独)との出会いの場面。)
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アーティストの作るものに市民が参加して制作の中に加わったり。
(↓これはウンジュ(韓国)が守谷に住む奥様方と会話を重ねながらドラマの脚本を作り、映像化したものです)
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時には街をよく知る市民から守谷の地理的情報を教わり、アーティストの撮りたい映像の為の「演技」に参加したり。(↓これはバスィール(パキスタン)の映像作品で、重たい木造のコンテナを小貝川河川敷で、運ぶ。という演技を市民参加により実現したときのものです。)
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....ほかにも、ここ近年だけでも、改造車?バイクに乗る人を探したり、タイヤを探したり、竹を探したり、ミツバチについて取材させてもらったり、壁画の作業を手伝ってもらったり、地元の歌を思い出してもらったり、料理のレシピを教わり、一緒に調理したり、フラダンスを踊ってもらったり...アーティストの望みは多岐に渡ります。



様々なアーティストのリサーチしたいことに合わせて、様々な守谷市民、もしくは近隣地域の皆さんがサポートしてくださっていることをご紹介させていただきました。ほかにも、おいしい店を紹介する、お茶の相手ついでに英会話をする、日本の文化を身近なところで紹介してみる、制作に必要な道具を一緒に調べてみる、どんなことでも関われるのです。

そこで、よく出てくるのは、そもそもなことなのですが。
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現代美術がわかってて楽しめる方はさておき、わからないから知ろうとする、なんだろうあの表現?と興味を示し、好奇心をもつことはいいことではないでしょうかと。初めからわかっていては何も面白くありません。
現代アートがわからなくても、守谷に住んでいる間に、アーティストのその人となり、が見えてくる。
そんな彼等が守谷を離れ、自国や、また次のステップへと進んだ後には、時間はかかりますが活躍をして国際展へ参加したり、自国で影響を与えるアーティストに成長したりと様々です。その土台、実験・経験をする場として、アーカススタジオがあります。


6月16日から、ロンドンのサイエンスミュージアムでゴミのコレクション展(といって良いのか?!)
「The Rubbish Collection」を9/14まで開催している、ジョシュア・ソファー(2008年度招聘・英国)から、
「アーカスで経た経験が今回の大規模な展示につながった。皆さんの御陰です。ありがとう!」
と喜びと感謝のメッセージが届きました。
ちなみにこちらが彼の記事が掲載された英国紙:ガーディアンです。Moriyaって書いてありますね。
2008年、守谷中央図書館で一週間に出たゴミを洗浄・分別し、ビジュアルアーカイブ化したものと、ゴミとして捨てられた雑誌や本で図書館を作りました。この発想から6年後、彼は博物館でひと月に出るゴミを回収し、巨大なコレクション展を開幕させました。

そして当時のサポーター(かたつむりさん)のブログにもその当時の様子がわかります。今もスタジオに残る白い棚はこうできたわけですね。こうやって市民のサポートがあってジョシュアの「ゴミの図書館/図書館のゴミ」が作られていったのがわかります。

時間はかかりますが、アーティストを支援し芸術活動の登竜門として誇りを持てる街なんですよ、と守谷のみならず茨城でも地道に伝え、このようなアーティストの活動を皆さんに知らせていくことが大事だと常々感じています。

そして、最初の質問にあった、「アーティストが住み着かなきゃ、文化は育たないのでは?」という問いに対し、チーフはこう答えるのでした。

地域の方と交流し、市民が普段気がつかないようなことに着目できるアーティストはそこに疑問を見つけ、別の視点で問題提起となるような「種」を蒔いていきます。それを育てるのは、その土地に根付いた市民で、それに気づけた市民が文化を育てるものなのではないでしょうか。」

.....う〜ん。深い。スタッフもチーフの話がわかりやすくて聴講者の一部になっておりました。

こういった形で守谷市内のほかの町内・地区でも少しずつ、守谷でアーカスプロジェクトが行ってきた活動についてご紹介する機会をいただけたらな、と思うのでした。ぜひ、他の地区の皆さんも、出張講演しますので気軽にお声がけくださいね〜!!!
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by arcus4moriya | 2014-06-23 16:34 | AIR | Comments(0)
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