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レジデントからのメッセージ Messages for 20th anniversary, from artists invited in the past
7月に入ってからあっというまに梅雨があけ、暑い日が続いています。
エアコンのない仮スタジオは皆、それぞれに工夫をしながら暑さ対策に励んでいます。
先週末のシンポジウムは御陰様で、無事に終了いたしました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
また、ツィッターなどでいろいろなご意見を寄せていただきました。ご感想ありがとうございます。

スタジオではアーティスト・イン・スクールチームとシンポジウムチームそれぞれ、この7月のイベントに向けて準備してきました。それぞれの記録については随時更新していきますのでお楽しみに。

さて、アーカスプロジェクトのAIRプログラム、過去に85名の招聘アーティストを招いて様々な形で守谷市を拠点に19年続いてきました。アーカスを離れた後、アーティストたちの中には世界中のAIRを渡り続けているアーティストもいれば、国際展や各地のギャラリーで活躍する方もいれば、自身のアートインスティテュートでプロジェクトを立ち上げたり、それぞれの環境で活動を続けているようです。

今度、20年目を迎えるアーカスプロジェクトに対し、OBアーティスト達からメッセージをいただきました。メッセージ、といっても、彼らはアーティストですから言葉だけではなく、ビジュアルイメージでのメッセージも多数あります。シンポジウム会場の側にて展示していましたが、気づかなかった方もいるかもしれません。
ここで少しずつご紹介したいと思います。

ちょっと最近まで賑やかだったトルコからは、昨年度招聘のオズギュルÖzgür Demirci(Turkey/ invited 2012)。『アーカスおめでとう!このチームの一員になれて良かったです。イスタンブールよりハグを!』
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同じく、2012年度のAIRを終えて帰国したときにラホールで撮影したというバスィールBasir Mahmood(Pakistan/2012)は、写真を送ってきました。彼自身の片方にアーカスが、そしてもう片方に地元の仲間がある、という意味が含められているのだそうです。
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今は解体されてなくなった、もりや学びの里のプールでペインティグをしていた2011年度のヴォイチェフWojciech Gilewicz(Poland/2011)。私たちも知らなかった、映像作品の中のひとコマです。
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同じく、2011年度「宇宙への灯籠流し」を行ったワイ・クエンWai Keung Hui(Hong Kong/2011)。
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続いて2010年度のソンミン・アンSong Ming Ang(Singapore/2010)より。
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アーカスのスポンサーそのものをアート作品に取り入れたデヴィッド&ケルダDavid Brazier (with Kelda Free)(Australia/2010)は帰国後に、こんな衣装を作ったのか?!...届いたメッセージポスターにスタッフ一同驚かされました。
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そしてジェイソン・コフキJason Kofke(US/2010)から暑い、いや、熱いメッセージが。
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2009年度ドレーン・ウーリッヒDoreen Uhlig(Germany/2009)。滞在時に行ったプロジェクトで親子の会話を撮影した頃の写真です。
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『アーカスチームの率直さと熱心さ、参加者と多数のボランティアがアーティスティックなコンセプトを現実化するサポートをしてくれたこと、それは私に永久的に深く印象に残る出来事でした。その過程と出会いが作り上げた芸術作品は私にとっての喜びです。 ドレーン・ウーリッヒ(2009)』

2008年度のカン・ヤチュKang Ya-chu(Taiwan/2008)。
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ゴミの図書館を作り上げたジョシュア・ソファーJoshua Sofaer(2008/UK)からも長文のメッセージ。
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同じく2008年度のポーリーン・オルトヘテンPaulien Oltheten(The Netherlands/2008)。
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『2011年、日本について作った本がオランダドキュメントアワードにおいて、オランダ写真賞を受賞しました。そのほとんどすべての写真は2008年度にアーカス滞在中に撮影したものです。とても喜ばしい、サクセスフルな滞在機会を与えてくれて、ほんとにありがとう! アーカスはいつも私の思い出のなかにあります。ポーリーン・オルトヘテン(2008)』

2007年はカッパを探していた椎名勇仁SHIINA, Takehito(Japan/2007)さんより。
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2006年度ティファニー・チュンTiffany Chung(US/2006)。当日は講演者として参加してくれました。
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2004年度の稲垣智子Tomoko Inagaki(Japan/2004)さんのメッセージは、よーーーく観ると人の群れが!
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同じく、ライケ・ルッターRikke Luther(Denmark/2004)より。
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2002年度のヴェンザVincensius "Venzha" Christiawan(Indonesia/2002)は、当時(11年前)のワークショップに参加した子どもを探しているようです。
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2001年度招聘のタクシナ・ピピトゥクルTuksina Pipitkul(Thailand/2001)。豆腐で布団を作る、といって油揚げで布団を実際に作っていた通称ハルちゃんはシンプルに。
『すばらしい瞬間、印象的な体験でした。アーカスラブ!』
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1999年度、さとう りさRisa Sato(Japan/1999)さんは、海外から。
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同期のアルン・クマールH.G. Arunkumar H.G.(India/1999)からも。
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それから、こちらも同期のリリアン・ブルジョワLilian Bourgeat(France/1999)。....牡蠣でしょうか?!
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『私の国、フランスでは、旅は心を広くする、とよく言われます。私にとってこのトーキョーへの旅は、私の作品でいうなればスケールを変えてしまったといえます。たくさん旅をしましたが、日本は私の人生で最も重要な衝撃を残しています。    リリアン・ブルジョワ(1999)』

1997年度のヨハン・フリンツァーJochen Flinzer(Germany/1997)は昨年、スタジオにも再訪問してくれました。
そのタイトルも『Jochen Flinzer without ARCUS/Jochen Flinzer with ARCUS(アーカス前・アーカス後)』だそうです。
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そして最後に同じく、1997年度のテレジータ・フェルナンデスTeresita Fernández(US/1997)。
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それぞれの言葉にスタッフもジーンと来るものがありました。これも歴代のディレクターやスタッフの皆さんが繋いできたアーカスの歴史を物語っていると思います。シンポジウム会場でも、スタッフのみならず当時学生だったインターンスタッフや、昔の地域プログラムに参加してくださった方々など、懐かしい顔ぶれがそろっていたようです。
長くなりましたが、次回はコアとなる「アートと地域を考える」シンポジウムの様子をご紹介します。
by arcus4moriya | 2013-07-06 16:30 | AIR
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