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MEC vol.5 アートX+Y  トークイベント
ここ数日めっきり暖かくなってきましたね。
3月に入り、スタジオではいよいよ次のレジデンスプログラムの公募準備で
せわしく年度末を迎えています。

先週モリヤイーストキャストで開催されたアートX+Y(アンドY)展。ダイジェストでお伝えします。

2/23(土)にオープニングを迎え、和やかにスタートしました。
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毎回、MECで開催する出展者のイベントとは別に、アーカスプロジェクトからもゲストを迎え関連企画を提案するという仕組みを、ロッカールーム、オープンラジオと同様に行ってきました。
いつも団体がもつ特徴や個性とはかけ離れた分野で、かつどこかがつながると相乗効果を生み出すような、そんなゲストやイベントを用意してきました。

今回は地元近隣の作家さんが出展者。「郷土作家」と呼ぶのは私たちも何か違う、と思いました。
現在、守谷市民ギャラリーでも展示しているという地元ならではの作家さんがほとんどですが、実際は「郷土」だけではくくれない表現者の方でもあると今回のMECで再認識しました。
なぜなら現代を生きていて、この街に住んでいてもここで活動しているだけではないからです。
レジデンスもそもそも移動するアーティストたちを一定期間、一カ所にとどまり活動してもらうプログラムであり、アーティストは移動し続けています。どこで活動しようが世代が違っていようが、ジャンルや活動範囲が違っていても自己表現をするというパッションの違いはそうないとも思えるのでした。そして我々が関わっている現代美術の分野に対して、「?」クエスチョンをおきながらも、アーカスの活動を身近に感じながら興味をもってくださっている方々でもあるのです。

そんな展示作家に対して、私たちが提案した関連企画はトークイベント。
『表現すること、食べていくこと、そして生活すること〜生業〜』
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MAD City プロジェクト/まちづクリエイティブの寺井元一氏を迎えて、守谷とはまた違う場所・川向こうの千葉県松戸市で繰り広げられていることについてご紹介いただきました。
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浅野光彦さん作品をバックに。大勢が集まりました。松戸で寺井さんが携われている仕事のなかには多種多様な事柄があり、まずはMAD Cityプロジェクトとは市内でも500m圏内の、人と人がふれあう距離に注目したエリアでの活動なのだそうです。地域の方とふれあいながら新しい方々が集まると、何かが起きる。という例。
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そこから派生したのち、松戸アートラインプロジェクトは「暮らしの芸術都市」と銘打っているように、街を盛り上げることを目指した地域のアートプロジェクト、とよばれるものとして芸術家と認められない人も芸術家と名乗って幅広い人たちが参加するイベントとなった事例を紹介いただきました。
その仕組みの中には、あいている物件にアーティストが住み込み、なおかつ町内会の方々とも協力しつつ、組織関係を構築させ、街のことを考えるサミットのように常に話し合いながら、アーティストとどう歩み寄るか、を積み重ねてきたという地道な寺井さんの活動に皆が引き込まれたようでした。防犯活動をテーマにしたワークショップ「泥棒学校」を開催したり、公園の活用をしやすくする仕組みの中にアーティストを投入する事例など、親しみのわく様々な活動の仕組みがわかるお話でした。

そして後半では、アーティストが生業としていることに関してがっつり展示作家からも本音を聞く、そこから「では社会に対してどういう仕組みで関わっていくのか、その必要性があるのか?」といったようなテーマで話し合いました。
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作家からもどういう意気込みで制作をし、生活を成り立たせ、食べていっているのか、についてたくさんの経験を語っていただきました。どうやって生活してるの?そのまんまの質問をなげかけます。

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近隣で若手のアーティストたちがどうにか活動しながら食べていくことと同じように、ではその活動がどう社会の中でも反映されたり、よくいわれる「まちづくり」なるものに活用されていくのか。などと考えると次から次へと意見がとびかいます。確実にその表現力が必要となる時はやってくるのか?等など.....
16時終了だったのですが、1時間すぎても話題はつきず、その後も作品をじっくりご覧いただきつつ、モリヤイーストキャストvol.5は終了しました。最後に作品のご紹介。

平川鐵雄さん
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本田尚子さん
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木下博寧さん
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西岡民雄さん
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今泉尚樹さん
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楠本恵子さん
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青木伸一さん
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木下さん(奥)、朝倉洋子さん(手前)
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廣瀬創さん
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深尾良子さん
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みなさんお疲れさまでした!
by arcus4moriya | 2013-03-08 16:21 | 地域P_MEC_モリヤイーストキャスト
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