「ここ そこ ひとりごと」 8月27日
夏休みも終わりに近づき、さまざまな人たちが学びの里を訪れていたある土曜日、守谷在住アーティストのイノウエミさん、武久さんのお二人が、開かれた教室のなか、一日中「ひとりごと」のように音を出すという実験をされていました。 日常のもの、昔使っていたもの、元からそこにあったものなどをが置かれた空間。 そこにあるものがその日常の機能や歴史から切り離されて存在している感覚。その空間に入る時の、すこしばかりの戸惑い。 ふたりは音を出し、その状態を持続することによって、その時間と空間やそこにあるものの認識や関係性を新たに発見しようとする。そこを通り過ぎ、しばし留まる人々。来場者は同様にそこに在るもので好きなように音を出す、何かを手にとってみる、あるいはただ佇み、それぞれに違った感覚に対応し、発見をする。 パフォーマンスであり、制作そのものでもある。その空間と時間に自由に参加する者を必要としながらも、独立した関係性を保つち存在する「ひとりごと」。一日で変化する日の光りも、時より入り込む風も、その日の出来事は、ふたりの行為に影響を与え、またふたりが発見したものでもあったようです。 ふたりのこれからの活動にこの一日がどのような意味をもつか、楽しみです。 以下はイノウエミさんの感想です。 “「もりや学びの里」の一角で、音出しをしました。 そこでは、様々な目的の人がやってきて、各々の土曜日を過ごしていました。 蝉の音がして、外で遊ぶ子どもの声がして、合唱サークルの発声練習がきこえ… 一日の中で、音と人がいれかわりつつ同居している様子は、まるで大きな公園のようでした。 夕方くらくなったとき、管理人さんが廊下の電気をつけてくれて、教室が明るくなったことが印象的でした。 音出しは、夜、外の校庭で盛り上がり行くキャンプファイヤーに引き寄せられて、収束しました。” イノウエ 取手でも制作をされているイノウエさん、井野アーティストヴィレッジでのオープンスタジオに参加されています。 イノウエさんHP 井野アーティストヴィレッジオープンスタジオ2011 今や季節も芸術の秋となりレジデントアーティストの活動で連日賑わうアーカススタジオ、一年を通じて芸術が生まれる場所として在るよう、スタジオ開放プログラム進化させて行きます。 (KH)
by arcus4moriya
| 2011-10-16 19:49
| ロッカールーム
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